第4章第8話〜魔人インフェルノによる狂劇〜
疾風斬で攻撃を仕掛けてみるも手応えがなく、すぐに奴の火柱が襲ってきたため回避をする、途端に奴は炎で槍を作り出し、接近戦に持ち込まれ刀で応戦する。
「ほらどうした、押されているよ?」
刺突の連撃に刀で流すことしかできず、流しきれずに数ヶ所切り傷まで作られてしまう。誰がどう見るにも押されてしまっている。
「所詮は貴様もこの程度か、実につまらないな」
槍の突き出すスピードが速くかといって力も弱くなく一突き一突き重くかつ正確に急所を狙っている。弾こうにも力で負けているため距離を取ることもできない。
『ホーミング・ソード』
一か八か無理矢理光の剣を展開し射出させ、距離を取る事には成功したが既に光の剣12本全てが薙ぎ払われてしまっている。
「距離ができたからって油断したらダメだよ」
『究極奥義・グングニル』
刃の炎の勢いが増し巨大な高出力エネルギーを放たれる。間一髪ギリギリで交わし後ろの壁に激突し穴の空いた壁からは4つ隣の部屋まで貫通している、あれを見たら嫌でもわかる、防ごうが防げまいが当たったら一撃で死ぬ。背筋に冷たい空気が流れ緊張感が走る。
それに後ろにいる咲と五十嵐はまだ回復できていない、この2人を守りながらの戦闘はかなり厳しい。いっそのこと時を止めるべきか…だが時止めには消費するマナが非常に多い上に最大で40秒程度、その上に一度時を停止したら次の時の停止に数分のインターバルが発生する。連続で時を止めることはできない今、下手に時を止めるべきではない。
「なにか考えているみたいだけど、無駄だよ、私は既に君の剣技を全て見抜いた、君の刀は私には当たらないわ」
「…チッ」
軽く舌打ちをするがそれで状況が変わるわけでもない、そして奴は再び俺と斬り合いに転じる。
(…!こいつ…!)
先程とは全然違う、俺のスピードを遥かに上回っており肉が削れていく、自己回復をしながり斬り合っているが回復も防御も間に合わない。
「言ったでしょ?私は君の剣技を完全に見抜いたって。君の攻撃する時の癖、防御する時の癖、その細かい癖をじっくり見て攻め手を変えることで少しずつ削り殺すことができる。」
「てめぇ…!」
(ハッタリじゃなかった!)
『極炎刃』
斬り上げるが奴は簡単に避け、着地を狙うように槍先を突き出す構えを取る。
『氷落斬』
落下しながら刃を下に向けると奴は構えを辞めてバックステップで下がる。俺は着地すると同時にランチェスターを取り出して撃つ。
「銃の腕もそこそこだね、でも当たらないわ」
(これならどうだ)
『リフレクトショット』
しかし銃口は奴のすぐ真横に向いておりその方角に撃ち込み銃弾は外れてしまった。
「焦って狙いが定まっていないのじゃないか?」
「それで良いんだよ」
「何…?」
途端に奴の背後からドンっ!と音が鳴る。リフレクトショットは壁に当たった銃弾を一度だけ反射させる跳弾を利用した技だ。故に意識外からの攻撃が決まった。
「でももう理解したから通用しないわよ」
「これならどうだ!」
『火焔龍嗎の舞』
一瞬にして奴の懐を侵略した。
「無駄だと言っているんだよ」
『フレイムスピア』
連撃技である火焔龍嗎の舞すら簡単に全て受け止めらてしまった。
「だったらこれで!」
『最終奥義・豪炎白虎』
(この一撃に賭けるしかない!)
奴は槍で受け止めぶつかりあい火花が散り爆発が起こり周辺に煙が上がる。俺は爆風で少しばかり下がり構えを解かない。この最終奥義で倒せていれば御の字であるが…
「…中々に良い威力の技だったけど、それでも私を殺すことはできないわ」
現実は非常に過酷であった。
テンポが悪うなってきてますがちゃんと書いているよ




