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MEGEofLUVORATORY  作者: はーるんぱ
北東戦争編

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第2章第11話〜vsゴブリン×3〜

『フェイク・チェンジ』

忍が唱えた瞬間私の前に2体の槍持ちゴブリンが現れる、私は即座に大盾を構えて防御の体制に入る。それにしても本当に危ないタイミングで変わりやがったなあの野郎…あと少しで私真っ二つだったんだけど…まぁ文句は後でいいか。

「さっさと倒してこいよ、2人とも。」

〜忍視点〜

「ほんっとにギリギリのタイミングで変わったね忍くん…」

俺は自身と一定の範囲内の仲間の位置を入れ替える フェイク・チェンジ を使用して俺と守山の位置を入れ替えた、ギリギリで変わるのは事前に伝えてはいたのだが何かいけなかったのだろうか…?まぁそれは良いとして俺と樋口は弓使いの背後を取っているためこれを後ろから奇襲し攻勢に出て一気に討ち取る算段だ。俺は気配を極限にまで薄くする サイレント を使用これで俺にあの弓使いはギリギリまで気づかないため背後を取りそのまま背後から袈裟斬りをした。

因みにサイレントは一度バレたらすぐに視認されてしまうためもうこの戦闘では使えない、だが。

「とぉりゃぁ!」

上から樋口が思いっきり弓使いの頭をフレイルで殴った。金属と金属がぶつかる鈍い音が聞こえる。

弓使いは弓を捨て棍棒に持ち替えた、ここまでは俺が偵察した情報通りだ。

「接近戦になります、気をつけて。」

「了解!」

俺は六角を一本投げ奴の気をそらし、その合間に距離を潰す。

「はぁ!」

逆袈裟に捉えた斬撃は防具によって阻まれる、奴はその隙を狙って棍棒を俺の頭上に振り下ろしてくる。

「させない!」

樋口がフレイルで棍棒と叩き合い、その合間に俺は距離を取る、成程防御はそれなりに硬いか…しかしあの防具の耐久度はそこまでだ、さっきの斬撃で防具にヒビが大きく入っていた。なら打ち込んで壊すまで。

俺は樋口と叩き合っている奴の横を取り刺突を繰り出す。しかしこれはフェイントだ、俺は距離を取った。当然奴はこれに目を奪われて樋口に対する防御の体制がわずかながらではあるが遅れる。振り切った樋口のフレイルは奴との力勝負に勝ち切り腹あたりの防具を粉々に砕いた。いや威力えぐっ怖っ。

「かぁぁぁぁぁぁ!」

ゴブリンは痛みによる雄叫びをあげ樋口を振り払い距離を取る。ならば…

「俺の射程内だよっ」

十字手裏剣と六角を2本ずつ投げ追撃をする、それに奴が下がった方にはもう一つトラップがある。

「んぎぃ!?」

そう事前に撒いていたまきびし…それも毒付きのまきびしが撒かれてんだよ!それを踏んだ事によって奴は毒状態になった。ここで一気に討ち取る。

「樋口さん!」

「オーケー!」

『グロリアス・クエイク』

樋口さんが奴に乱撃を打ち込み大ダメージを与えた上に怯んだ。俺は奴の首の間合いまで入った。

「ここで…首を斬る!」

『暗黒斬』

俺は奴の首を横に刎ね、奴の首は落ちた。

〜咲視点〜

結衣と忍はどうなっているのだろうか…私はなんとか大盾で敵の猛攻を耐えているがだいぶキツい、勿論ちょくちょくダメージを与えているのではあるがそれでも微妙なダメージしか出せれないのだ。それ故に向こうの状況など見ている暇などないのである。

「流石にキツすぎるってこれ…!」

「「咲!(守山!)」」

2人の声が聞こえてきた、恐らく弓使いは討ち取ったのだろう、ならば多少は楽になるはずだ!

「はぁ!」

「せいっ!」

結衣と忍が背後から急襲し打撃と斬撃を2体のゴブリン兵に喰らわした。

「これで3対2だ。」

私がそう言うと2人が私のそばに立ちそれぞれ武器をゴブリンに向ける。ここから反撃開始の狼煙が上がった。





…はずだった。

そろそろ2章を終わらせにいきます

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