第2章第4話〜対人と初任務〜
文章が終わってる気がする
私と結衣は道場の更衣室で運動服に着替え、互いの得物を持ち対峙する。
「それじゃ、俺がそこまでと言うまでか、どちらかが戦闘不能間近になったら終了とするから、それまでは一対一で戦ってくれ。」
林さんはそう言うと、始め!と声を上げた。
結衣が私に向かってフレイルを振り下ろす、私はそれを左手の大盾で防ぎ、私は結衣に接近するとたんぽ槍を結衣に向けて振り下ろすも結衣には当たらず、空を切るのみであった。
「ほぉ…」
(2人とも思ってるよりやるじゃないか)
「もらった!」
結衣は私の背後に周りフレイルを横に振る、私は寸でのところでたんぽをフレイル先と身体の間に挟み、防いだがたんぽにフレイルの鎖が絡まり、引き寄せられる。
「…!」
私は引き寄せられた勢いを利用して大盾を結衣にぶつけると、結衣はフレイルから手を離して仰向けに倒れた。
「そこまで!」
林さんが静止の声を出したため、私と結衣は互いに武器を降ろす。
「どうだった?実戦ではマナを使いながら戦うからさらに疲れると思う。」
またしても知らない単語が出てきた。
「マナっていうのはいわば技を使うために必要なエネルギーな事をさす、携帯で例えるなら、充電を100%を前提として、消費量が少ないものほど減る速度は遅いけど長持ちする、逆に消費量が大きいものほど速度は早いけどすぐに充電切れをする、それを威力とかに当てはめるってとこかな。」
「人によってマナの量って変わるんですか?」
私は疑問に思ったことを林さんに聞いた。
「基本の量はみんな同じぐらいか多少の差があるぐらいかな、回復速度もみんな基本的に同じだね。」
すると林さんは続けて喋る。
「これから本格的に妖怪を狩っていってもらう、そうだな…夕張市の住宅街にEランク妖怪の情報が出ているからその妖怪を倒して来て、準備含めて期限は1週間以内で、Eランクだからマナの云々は気にしなくても倒せるから気をつけて。」
入隊して初の任務…私と結衣は互いに顔を見合わして頷く、林さんが私達に片耳ワイヤレスイヤホンみたいな形をした物を渡す。
「それは小型通信機、電源をオンにすればこっちの声がそっちに聞こえるし、そっちの音はこっちに聞こえる、左耳に付けてマイクを口になるべく近づけて使ってくれ。」
私達は言われた通り左耳に通信機を取り付けマイクを口元にまで持ってくる。
「交通費とかはこっちで負担するから気にせず行ってくれ、それと何かあればすぐに無理せずSOSを出して、良いね?」
「分かりました。」
「了解です。」
そして私達は準備を整えて夕張市へ初任務をしに向かっていったのだった。
咲と結衣が用意のために帰宅をした後…
「親方様、突然の御電話申し訳ございません、ただちに報告したいことがありまして。」
林は電話越しに会話をする、その顔は険しく、難しい顔であった。
「一昨日俺が殺したあの妖怪…実は跡地現場に向かうと俺や新人の子達ではない別の者のマナの残穢を感じ取りましたので、念の為にと思いご連絡させていただきました。」
林はそのまま電話越しの相手に喋り続ける。
「俺の見立てだと、近年北海道に妖怪が増加しているのは単なるハンター不足だけではなく、茨木童子のように何者かが裏で画策している感じがします…はい…分かりました…ではまた何かあれば…」
そう言い林は電話を終えた。
小説って書くの難しいね




