第1章1話〜始まり〜
よろしくお願いします
とある村にて
(なんで…こんなことに…?)
幼き子供には分からないような出来事が今、目の前に起こっている。帰るはずの家が燃え、動かない両親が目の前にいる。『まさ…と…』
名前を呼んでいるのは間違いなく母だと、幼き子供…渡辺勝斗は理解する理解するも声が出ない。『よか…た…生きてたの…ね…これ…持っ…ていって…お母さんの…形見…』
そう言い母から一つのお守りを渡される。『生き…て…ね…』
そう言い母から力が抜けた、勝斗の瞳から涙が流れる
『母…さん…嫌だよ…死なないで…なんで…』
涙を流し嘆いても母の目は開かない、途端後ろから
『おいそこの坊主、そこで何をしている。…そうかそうゆうことか』声の主を見ると大体25〜30歳位の刀を背負っている男がいた。
どうやら倒れている遺体が勝斗の母親だと理解したそうだ。
『坊主、行く宛が無いならうちに来るか?そこで色々話してやっても良いし、何も知らず施設や親戚の所に行ったって良いぞ』と声を掛ける。
『おじさん…何か知ってるの…?俺…こんなことした奴ら許せないから教えてよ…』と勝斗は男を睨みつける。(ほぉ…幼い子供にしては良い覇気が見えるし莫大なマナがあるな…こいつぁ連れて帰って話して鍛え上げたほうがいいな)『よし、小僧ついて来い』男はそう言い歩き出した。勝斗もその後ろをついて行く
少しして…
『よし、小僧今から話すことは他の人には言っちゃあいけないぞ良いな?』男はそう聞く。勝斗は強く頷く
『まずお前の村を焼いて家族を殺したのは鬼炎団ちゅう組織だ。平安時代、源頼光とその四天王が酒呑童子という鬼を討ち取ったんだがその部下である茨木童子という鬼が再び組織したらしい。そんでその鬼炎団の奴らは人に復讐をするようになったんだ。因みに現在の鬼炎団にはその茨木童子を崇高している化け物…俺らは総じて妖怪って呼んでいる奴らで構成されている。ま、よーわ殺人鬼カルト集団人外バージョンができたもんだと思ってくれれば良い。俺はそれに対抗する組織ネオ・プリズムのハンターの1人だ。組織って言ってもこの前の奇襲で俺と現当主とそのご家族以外は全滅してしまったんだがな…話はこれで終わりだがもう少しだけ聞いてくれ』そして男は口を開こうとするがその前に勝斗が口を開く『おじさん…俺許せないよ…村を…親を殺したそいつらが…また何処かで誰かを陥れているって考えたら…!』怒りに溢れる顔のまま男に告げる
『お願いします、俺を弟子にしてください!』
男はその言葉を聞きニヤリと笑い
『俺は優しくねぇぞ?それでも良いんか?』
『あぁ!』と声をあげる
なら…っと男が声をだす。
『今からお前は俺の弟子だ、俺の事は師匠と呼びな、早速この周りを日が暮れるまで走って来い!』と言う。『はい!師匠!』と勝斗は返事をし走って行った。
2年後…勝斗は中学校の門前にいた、なぜ門前なのかと言うと師匠に
『勝斗、今日は入学式なんだってな一応義務教育だし中学生なんだから行ってこい、普通に振る舞えばええんや、その間俺はお前の刀作っておくからよ。』と言われたからだ。
『緊張するよ〜…』勝斗は落ち着かない様子で門をくぐり自分の教室に入って行った。
教室内にて
(怖いぃぃぃぃ!なんか凄い見られてるよぉ!え!?俺なんかしましたか!?)となんとか真顔を保ちながら勝斗は席に座っていた。
〜数時間後〜
(つ…疲れた…修行より全然疲れるんだけど…)
ほぼグロッキー状態で勝斗が学校から出て来る。
と同時だった、遠くの方から叫び声が聞こえたのは『!?』勝斗は声のした方へ走っていく。
『ふーん…』1人の男がついてきているとは知らずに…
声のする方へ向かうとグロテスクなこの世のものではない生物が子供を襲おうとしていた。
『…っ!』グロテスクな生物は瞬時に妖怪だと勝斗は理解する、理解はするも打つ手がなくその場に留まるしかなかった。グロテスクな妖怪はこちらに気づくも攻撃してこず子供に攻撃をしかけようとした。
『チッ…』瞬間、勝斗が庇い間一髪で免れ、その手を引いて走っていった。数キロは走っただろうか?もう追ってきてはいなかった、否最初から追ってきていなかったのだ子供に家に真っ直ぐ帰るように諭した勝斗は現場に戻って行った。現場に戻るとなんとあろうことか自分と同年代ぐらいの少年が槍を持って妖怪と対峙しているではないか。
『え?』と勝斗が声に出すと槍を持った少年がこちらを向く。『ありゃ、戻ってきちゃったか』と言葉を発すると同時に妖怪が右手を上にあげ少年に降り掛かろうとした。
一旦ここまで駄作でも読んでくれてありがとうございます。是非よろしければ感想や意見、質問をお待ちしております