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MEGEofLUVORATORY  作者: はーるんぱ
妖精戦争編

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第1章第9話〜vs赤鬼〜

大分丁寧に書いてみたんだけどどうですかね?

「ぐぁぁ!」

赤鬼が林と清岡の2人を目掛けて金棒を横にフルスイングする。

「危なっ!」

「うぉぉ」

2人は間一髪金棒を躱し攻勢に出る、清岡が機関銃で赤鬼の動きを抑制しその間に林が前に出て赤鬼の懐へ入る。

「そぉらよ!」

『氷河突!』

林の槍が赤鬼の腹に突き技の氷河突を喰らわすも想像以上に皮膚が硬く弾かれてしまいカウンターの横薙ぎを喰らう。

(…こんな硬いのを一太刀で斬った勝斗はやっぱすげえなぁ俺の槍じゃ全然斬れない)

「林!下がれ!」

清岡が赤鬼に向かって手榴弾を投擲する、その間に林は赤鬼と距離を取る。

「がぁぁぁ!」

手榴弾は赤鬼にヒット(避けてる林も少し被弾した)、大きなダメージを与えたと清岡はみた、しかし…

「ぐるるる…おぉぉぉぉお!」

赤鬼は雄叫びを上げ、2人に突進をする。

「まずったか!」

『プロテクト・ウォール!』

清岡は反射的に自身と林の目の前に土の壁 プロテクト・ウォールを展開する、赤鬼は止まらず突進を続け2人に向かってくる。

「清岡!避けるぞ!」

『イージス・テレポート!』

清岡は林の手を取り自身と林を少し先の位置へ移動させた、赤鬼は2人のいた位置へ突っ込み土の壁をいとも簡単に破壊した、その瞬間だった。

「掛かったな!」

清岡が手元のスイッチを押した途端突如赤鬼のいる位置が爆発したのであった。

「林がこっちに来た時に地雷を設置したんだよ!最も壁であいつは見えてなかったけどな」

「清岡、油断するなよまだ倒れてない。」

林はそう言い槍を構える。

「うがぁぁぁ!」

(余り爆撃が効いてないように見えるな…あの硬い皮膚のせいか、マナで固くしているかの2択だな…そもそも論あいつの皮膚が硬いのをマナで強化しているのだとしたら自然と1択になるし納得もいく…となると)

「清岡…」

「どした?林?」

清岡は林を横目で見る、その表情は少し楽しそうだった、自然と林の顔にも笑みが溢れる。

「これ終わったら、ラーメン食いに行こうぜ」

「勿論あいつらの奢りでな?」

そう言い2人は笑い出す。

(一瞬でいい…一瞬だけでも刺されば!)

「清岡!」

「はいよぉ!全弾発射ぁ!」

清岡が機関銃を赤鬼に撃ちまくる、赤鬼は再び金棒で防御姿勢をとりその弾幕を逃れようとする。

「これでダメなら!死ぬだけだぁ!」

『百連槍・改!』

林が槍で高く飛び、赤鬼の頭上に落ちながら槍を振い何度も何度も赤鬼に刃を突き刺す。

「おぉぉぉぉぉ!」

一瞬ほんの一瞬赤鬼の頭部に林の槍が突き刺さった、その時だった。

「あぁぁぁぁぁぁ!」

赤鬼が暴れ林を振り下ろし地面に強く叩き落とした、振り下ろした衝撃によって林の槍は折れてしまった。

「林!大丈夫か!」

「あぁ…大丈夫、なんとか受け身は取った。」

(大分今の振り落としはキツいな…)

林が血を拭っている間赤鬼の目は2人を捉えていた、そして突進の構えを取る。

「清岡、あと何個爆弾持ってる?」

「多く見積もっても後5個ぐらいが限界かなぁ」

「十分、じゃあ…逃げるぞ!」

そう言い、2人は来た道を走っていく、赤鬼は2人を追いかける。

「清岡!1個目投げろ!」

「ほらよ!」

赤鬼に爆弾が命中するも止まらず追いかけてくる。

「清岡!2個投げろ!」

「ほらよ!ついでにこれもどーぞ!」

雷激電流!(ボルト・クラッカー)

2つの爆弾と清岡の雷魔法が炸裂し、赤鬼は一瞬止まり動きが鈍る。

「林!アイツ麻痺したぞ!」

「でかい!でかい!よっしゃこのまんま逃げるぞ!」

2人はそのまま逃走する、赤鬼は身体が痺れながらも追いかけ続け、とうとう行き止まりになってしまった

「まっずいなぁ…行き止まりか…」

「キツいなぁ…追い詰められてきたぞ」

「ぐるるぉ…」

赤鬼は大分疲弊していた爆弾3つと雷魔法をモロに喰らいその上で麻痺になったのだ、しかしこれまでよという風に金棒を振り上げる…すると林が口を開いた。

「そろそろ効く頃合いだなぁ、赤鬼さんや?」

その途端赤鬼の動きが止まり苦しみ始めた。

「あの時お前の頭に目掛けて打った百連槍…実は槍の先端に毒を塗ってたんだよそれも人間とか小型の生き物なら即死するレベルの毒をな」

そういいながら林は赤鬼に近づく。

「俺は勝斗のようにお前と正々堂々と正面で戦える程強くない…だから卑怯だけどこんな手を使った。」

林がピストルを抜き、ほぼ瀕死の赤鬼に銃口を向ける

「もう少し強くなってからお前と正々堂々正面から再戦して勝ちたかったよ」

林は赤鬼の頭に向けて10発…全弾撃ちこんだ、赤鬼の息が遂に途絶えた。

「…さてどうしようかってあれ…?」

「林!?」

赤鬼を倒した安堵からか林がその場に倒れる。

「ありゃー…少しダメージ受けすぎたなぁ勝斗がいなきゃ回復してくれる人いねーんだよなぁ…」

「林、ここで安静にしときな俺が周りを見てるから」

「そうさせて貰うわ…すまんな…」

清岡は近場の壁に寄りかかるように林を座らせる。

(幸いあのカウンターも少し被弾したあの爆撃も致命傷ではないな…でももう槍がないからピストルしか…ピストルの弾もない…まぁ後はあいつらに任せるか…)

そう言い林は目を瞑った。

その後二条城内部にて林颯太・清岡颯太の2人によって赤鬼を撃破した(された)報告は両陣営に伝えられた。


ーーネオ・プリズム本部評定の間ーー

「なんと…林くんと清岡くんが2人掛かりで…」

源光一はその報告を聞き驚いていた時だった。

「よぉ…久しぶりですな親方」

「…久しぶりですね(みつる)

「俺の弟子が死地に向かったって聞いたからなぁ…俺も助太刀に行こうかと思ったんだがどうかい?」

「…助太刀は無用かと思いますが、そうですね向かうことを許可します、それと恐らく負傷しているであろう林颯太、清岡颯太の回収をお願いします。」

「おうよ!久し振りにSランクレジェンドハンターが1人!坂田充が行ってくるぜ!」

そう言い渡辺の師匠ーもとい坂田充は2本の愛刀を持って出て行った。


ーー二条城本丸ーー

「そうですかそうですか赤鬼がやられたと…まぁ恐らくその討ち取った者らは戦闘不能に近い状態でしょうその者らは放っておきなさい。」

そう言いNo.7は不敵な笑みを浮かべる。

「茨木はどのぐらい足止めするのでしょうか…見ものですね…ふふふ」

己の大剣の柄に触れながら呟いていた。



ーー二条城内ーー

林と清岡に赤鬼を任せて進んでいた渡辺らはこの報告を遥から無線で聴き士気が上がっていた。

「林くん…!やっぱり君は凄いよ…!」

「颯太…やるじゃねえか」

「俺らも先を急ごう」

渡辺らが二の丸に侵入しようとした時だった。

「…そんなに急がれてどうしたのですか…忌まわしき渡辺の血筋共…?」

目の前に繋ぎ目の鬼…茨木童子が現れたのだ。

「…」

渡辺は茨木を睨みつけ背中の刀に手を掛けようとした時だった。

「…勝斗、お前は先に行け」

なんと小林が勝斗にそう言ったのだ。

「田村、山本、構えろこいつは油断したらすぐに死ぬぞ大阪で見たから分かる。」

「了解…勝斗、行きなお前はあいつに因縁があるんだろ?だったらその因縁に蹴り付けてきな」

田村は渡辺にそう声を掛ける。

「…ごめん!」

渡辺がそう言い走り出す、当然茨木はそれを許すはずもなく追撃する。

「…逃がさない…死ね…!…!?」

振り下ろした腕が渡辺に届くことはなかった、なぜなら横から山本が正拳突きを仕掛けてきたからだ、確定クリティカルの山本の攻撃により、茨木は少し吹き飛ぶ。

「やらせるわけねーだろが、それにお前にあいつを殺れる訳ねーだろ。」

「…よかろう…ならば貴様らから殺してやる…」

小林、田村、山本…3人のAランクが茨木童子に立ち向かう。


ー死んでも通さない、固く誓ってー


次は茨木童子戦、お楽しみに

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