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MEGEofLUVORATORY  作者: はーるんぱ
妖精戦争編

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第1章第8話〜開戦!妖精戦争〜

第1章最後の戦い開戦です!

ーーネオ・プリズム本部最上階評定の間ーー

「光一様」

「どうしましたか?」

ネオ・プリズム現当主源光一の元に1人の伝令が届く。

「実は鬼炎団のアジトの場所を掴みました、場所は京都二条城!」

「二条城?最近工事があって昔の城のようにになったあの二条城ですか?」

「はい!奴等は多くの金を使い、二条城を改修工事を行い、実用性のある城に変えそこを本拠地にしている模様です。」

「…成る程だとしたら急に二条城に工事が入ったのも理由が付きますしそこに人が入ってはいけない理由も理解できますね。」

光一は伝令を評定の間から下がっても良いと命じ、下がらせた後渡辺の部隊に召集をかけた。


ーー数時間後…ーー

評定の間に林颯太、小林雄也、今村遥、田村歩、山本弘、森本雄二、清岡颯太、渡辺勝斗の8人が集まる。

光一が口を開く。

「先程伝令がありました、鬼炎団のアジトが見つかったようです場所は京都二条城、貴方達には先遣部隊として二条城に向い制圧して欲しいのです。」

先遣部隊…それはもっとも被害が出て、壊滅する可能性がある役目だ。無論反対意見も多いはずであるそれは光一も覚悟していたしかし…

「分かりました…謹んでお受けいたします。」

なんと部隊長である林がそれを受け入れたのだ。

光一は驚きの目をするもすぐに普段の落ち着きを取り戻し、言葉を紡ぐ。

「酷なことは分かっています…ですので己の命大事に戦ってください…お願いします…」

こうして渡辺達は京都に行くための準備をするため一旦アジトに帰り会議を始めるのであった。


ーー林達のアジトーー

「これより京都二条城に向かうための会議を始める、

行くメンツは俺、雄也、田村、勝斗、弘、清岡の6人、森本、遥の2人はここで姫様等の世話とここを守ることと遙はオペレーター。そして俺たち向かうハンターは敵の大将を倒すこと、良いな。」

林がそう声をあげる。

「敵のリーダーは茨木童子、そしてその下に赤鬼がいることが分かっている…当然他の妖怪もいるだろうな」

小林がそう呟いた時だった、

「あらあら、わざわざ作戦なんか立ててるのですか?随分と慎重なのですね。」

声が聞こえ、渡辺たちは声の方を見ると黒く長い髪に黒いコートに身を包み、長めの仄暗く赤いロングスカートを着用し、背中に大剣を持った同じくらいの年齢であろう少女がいた、当然全員武器を手に取り構える

「おやおや別に今は争いに来たわけでは無いのですよ?落ち着きましょうよ」

「いきなり現れて落ち着いて話すような輩がどこにいる…」

山本が少女を睨みつけながら応対する。

「そうですねでは名乗りましょうか私の名前はNo.7です。」

「随分と珍しい名前だな?」

「えぇえぇ…そうでしょう何せ私はDr.バイケルの支配下そして…」

No.7が渡辺の方を見て薄く笑う

「茨木童子を復活させ、そこの渡辺勝斗の村を燃やすよう鬼炎団に命じた張本人ですから」

「…!」

(こいつが…俺の村を…家族を!)

刀を握る手に、怒りで強く握る。

「勝斗、気持ちは分かるが挑発には乗るな…」

清岡が渡辺を制す。

「あらら、挑発に乗ってくれないのですか?つまらないですねぇ…まぁ良いでしょう私は二条城…本丸にいますのでそこまで来れたら相手になって差し上げましょうか…それでは皆様…ごきげんよう…」

そう言い残しNo.7は消えていき、そして各々は戦いの準備を初め、京都二条城に向かうのであった。


ーー夜の京都 二条城前ーー

門前に渡辺、林、小林、清岡、山本、田村の6人が佇んでいた。

「どうする?開かないよ?」

「…清岡、やっちゃえ」

林がそう言い清岡は何かを門前に設置する。

「じゃ、みんな下がってー」

清岡が下がり、渡辺らも下がると。

「爆破♡」ポチッ

なんと清岡がボタンを押した途端門が吹っ飛んだのだ

(えぇぇぇぇぇ!?吹き飛ばしやがったよこの人!?しかも林くん許可しちゃってるし!?なんだったら何体か妖怪の断末魔聞こえた気がするけど!?)

「っしゃ、行くぞ!」

特に渡辺以外は気にすることなく爆破した門から入って行った。

(あ、日常的にやってるのねこの人たち)

と、勝手に納得したのであった。


ーー二条城本丸ーー

「おやおや…まさか門を爆破するなんて随分と破天荒なのですね…」

「No.7様…」

「茨木、お前は持ち場につきなさい。恐らくすぐくると思うわよ。」

「はっ…」


ーー二条城内ーー

『疾風斬!』

『超電槍!』

『ブレイクノック!』

『光岳斬り!』

渡辺、林、山本、田村の4人で前に来る妖怪を片付け、後方から。

『幻影スナイプ』

炎砲弾(フレイム・バレット)

小林のライフル狙撃と清岡の魔法によって相手の後方を減らしていき、進んでいくと目の前にあの時の赤鬼が片腕を無くした状態で現れたのだ。

「ここで赤鬼がくるか!」

「…勝斗、弘、田村、雄也、お前らは先に行きな俺と清岡でここは抑えてみせる」

「…林くん…清岡くん…」

渡辺は心配そうに林と清岡を見つめる。

「なーに大阪の時のより強くなってるのは分かってるさ、でもここで足止めを喰らってるわけにもいかない、大丈夫絶対に死なないよう立ち回るさ。」

「…任せたよ」

そう言い渡辺達は林と清岡を置いて先に行く、赤鬼は行かせまいと金棒を振るうが、無数の銃弾が赤鬼にヒットする、清岡が機関銃で撃ったのだ。林が槍を構える。

(覚悟を決めな、林颯太…)

「あんたの相手は俺と林じゃい!」

(正直、すごい怖いさ…俺はCランクで最近上がったばっか)

「ぐるる…がぁぁぁぁぁ!」

(それに相手はSランク…勝斗1人や田村、小林、山本、そしてAランク2人追加でやっと対等になるレベル…でも…)

「さぁ!大阪の時の仮を返してやろうじゃねぇか!」

ここで弱腰巻いて逃げるなんて…

「掛かって来いやぁ!」

あいつらにいつまでも肩並べれねぇよ!


ー無謀な戦しかしそれは仲間と己の為にー


次回は林・清岡vs赤鬼を書きます。

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