1章2話 祭りへGO
「師匠〜もう体休めたので修行しましょうよぉ〜」
僕は額の汗を拭いながら師匠に伝えた。
「アキト…私が休憩と言ってから今どのくらい経ったかわかるか?」
あれ?師匠の顔が呆れているようなぁ?
「えっとぉ30分くらいですかね?」
「……アキト……惜しいなぁ正解は30秒だ!!」
あちゃぁー桁の間違いかぁ。
「普通アキトくらいの年齢なら逆に早く休憩しましょうならわかるがほんとに…アキトはどうしたそんなに修行バカなんだ……」
「そりゃあ!もちろん師匠より早く強くなるためです!」
「それはわかったから…うーん…そうだなぁ…今日はいっそのこともう休みにして村に降りるか!」
「えー…まぁわかりました!僕はいつもみたいにここで修行してるので村に行ってきてください」
あれ?でもついこないだ師匠村に買い物行ってなかったかなぁ?買い忘れでもしたのかな?
「違うぞ!今日はアキトも村に降りるんだ!今日は確か村で祭りがあるからな!」
「えー……嫌………」
いや待てよ!これって…師匠とお祭りに行くってことかぁ…お祭りと師匠…これって前師匠が言ってたお祭りデートなのでは!
「仕方ないですね!師匠!師匠の故郷に伝わる浴衣を着てくれるのなら!行きますよ!」
師匠の浴衣!師匠の浴衣〜!
「はぁ…何バカなこと言ってんだ?もちろん目立たないようにローブに決まってんだろ?」
はい!行く意味無くなったー!
「ならいきません!」
「いいからついてこい!」
嫌だ嫌だー……師匠その目は怖いです…
「ごめんなさい…行きましょう…」
まぁ浴衣でなくても祭りデートではあるだろうしいいか!