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rainbow〜悪魔大開戦〜  作者: 記井一幸
9/9

悪魔の鳥居 ベリト戦

ガーゴイルをあっさり倒された所を見せられたインプが恐怖心から仲間を呼んできた。

次に戦うのは翔だが、ガーゴイル戦で何も出来なかったのに倒せるのか?


『ベリト様!』

『なんだ?騒がしい。』

『実はガーゴイルが虹色の戦士に倒されました!』

『虹色の戦士?』

『七色のオーラを出した7人に人間です!』

『昔、聞いたことがあったなぁ。』

『どうか、お力を貸していただきたいのです!』

『虹色の戦士を倒せば一気にマーラは上がる。』

『はぁ。』

『俺と、お前の2人で倒してやろう!』

『な…な…。』

『よし、行くぞ!』

『は、はい!』


逃げた悪魔の声は外に漏れていた。

2体の悪魔は興奮しているようだった。


『貴様らが虹色の戦士だな?』

『えっ?!』

『俺はベリト!400マーラだ!貴様らじゃ倒せねぇよ!』


突然、現れた2体の悪魔は俺を指さしていた。


『俺たち2人が、貴様らを倒してやる!』

『何?!』


俺は感情的になってしまった。


『一番、オーラが弱いテメェからだ!』


偉そうな悪魔だけが俺に向かってきた。


『おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!』


強く重いパンチが俺の胸板に当たる。


『どうした!どうした!』

『ん?』

『怖くて動けねぇか?』

『ん?』

『ひゃはははは』


俺の体はビクともしない。

俺の体は、どうしたんだろう?痛くないのだ。


『トドメだ雑魚!』

『はぁ!』


俺は悪魔が振りかぶって出来た隙に右のボディフックを決めた。


『ぐおぉぉ…。』

『やらぁぁぁぁ!!!』


前に体勢を崩した悪魔に左の膝蹴りを合わせた。


『ぐあっ!』


バタン!!


悪魔は仰向けに大の字で倒れた。


『くっ…そ…。』

『翔!トドメをさせ!』


小早川さんが叫んだ。

俺は、その声に反応して思い切りジャンプして足を空中で縮めた。


『う…。』

『完全なる踏み付け(パーフェクトフットスタンプ)!』


ドスーーン!!!


物凄い音がした。俺は悪魔のお腹の上に乗る瞬間に足を思い切り伸ばして踏み付けた。


ひゅーーーー


灰になった悪魔は突風とともに消えた。


『ベ…ベリト様!!』

『よし!次は、お前だ!』

『ひっ…!!』


俺は、さっき逃げた悪魔を睨み付けながら言うと、また逃げて行った。

それを見ると気が抜けて、急に身体中に痛みを感じて力も抜けた。


『翔!』


みんなが慌てて近寄ってくれた。


『翔、強くなったな!』

『はい…。』

『今日は、ここら辺で一泊しよう。』

『は…い…。』


俺は小早川さんの腕の中で気を失うように寝てしまった。


ガーゴイルの倍の強さを持つベリト。

ベリト戦で圧倒的な強さで勝った翔だが体はガタガタだった。

翔たちは野宿をして休むことにした。


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