悪魔の鳥居、最初のバトル
悪魔の鳥居を通り抜けると早速、最初の悪魔が登場。
名前はガーゴイル。200マーラだ。
小早川は翔に戦えと命じるが倒せるのか?
『ついたぞ!』
小早川さんが車を停めて全員が車を降りた。
ザッザッザッ
黒いオーラを纏った人が2人が現れた。
『おい、お前ら人間が何の用だ?』
『!!!』
俺は言葉を無くした。悪魔は普通の人と変わらない外見をしていたのだ。
『お前らを倒しに来た!』
『きゃはははは!』
小早川さんが言うと悪魔はバカにするように笑った。
『じゃあ俺が返り討ちにしてやるよ!今までの人間のように死ぬんだな!』
『今は俺の弟子が闘う!翔、出番だ!』
『えっ?!』
小早川さんは俺を指名してきた。
『翔!どうした?!』
『怖いです!』
『お前の両親を殺した仲間だぞ!』
『きゃはははは!』
悪魔は手を叩いて笑った。
『そんな腰抜けじゃ俺には勝てねぇよ!』
『翔、やってみろ!』
『このガーゴイル様が、いたぶってやるよ!』
ガーゴイルは凄いジャンプして俺の顔を蹴ってきた。
『おら!』
ドスドスドスドス
倒れた俺の腹を蹴って来た。
『うがっ!うがっ!』
ドスドスドスドス
『きゃはははは!よええな!』
『うがっ!うがっ!』
『そろそろ楽にしてやろう!』
『はぁ…。はぁ…。はぁ…。』
『まずは、お前からだ!』
ニヤリと笑いながら右手を掲げて狙いをつけた。
『あばよ。』
倒れてる俺を見下ろしながら手を振り下ろした瞬間。
ピュン!!
『ぐお…!』
『悪いな?』
『!!!』
俺を助けてくれたのは風岡さんだった。
『うぅっっ…!』
『翔、こいつもらうぞ!』
『は、はい!』
悪魔の胸には炎で燃えた腕が刺さっていた。
『よぉし!交渉成立!』
『や、やめろ…。』
『火鳥!』
ぶうぉん!
突き刺した腕から火の鳥が出て来た。その勢いで悪魔の体が腕から落ちた。悪魔は仰向けで大の字で倒れた。
『はぁ…。はぁ…。』
鳥は大きく羽ばたいて天高く飛び立っていった。
俺は鳥の姿を見上げていた。
『火鳥スプラッシュ!』
鳥は丸くなり、くるくる回りながら落ちて来た。
ヒューン
ドスーン!!
悪魔に当たる前に翼を広げて潰していた。
物凄い音と振動が響き渡った。
悪魔を見るとオーラが消えて焦げていた。
ひゅーーーー。
強い風が吹くと灰になった悪魔の体は消えていった。
唖然としていると風岡さんが近付いてきた。
立ち上がって風岡さんの前に立つと俺は殴られた。
『お前、小早川さんが言っていた事を忘れたのか!やらなきゃ、やられるんだよ!』
『!!!』
『悪魔を倒せないと亡くなった、お前の両親も楽にならねぇぞ!』
『は、はい!』
『次は、お前が戦って倒すんだぞ!』
『はい!』
風岡さんに怒られたけど、取り敢えず最初の悪魔のガーゴイルは倒せた。次は、どんな奴なのか怖がりながら、もう一体の奴と睨み合った。
次は俺だ!
気合いを入れると、もう一体の悪魔は奥に消えていった。
次は、どんな奴が相手なのか休憩して先に進む事にした。
翔は恐怖心から自らの手でガーゴイルを倒せなかった。
翔の窮地に助けたのは風岡だった。
風岡の圧倒的な力の前に敗れたガーゴイルだが、翔は風岡に怒られる。
風岡から次は翔が倒せと言われながら先へ進む事にした。こんな調子で次の悪魔を翔は倒せるのか?