表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
rainbow〜悪魔大開戦〜  作者: 記井一幸
6/9

決着

小早川は翔に最後の修行として真っ暗な部屋で刀を持ってバトル。

勝ち目のない翔は、どうやって小早川を倒すのか。

『はぁ…はぁ…。やめて下さい!』

『悪魔に殺されるなら俺が殺してやる!』


ピュッ


『うわっ!!』


左腕を斬りつけられた。

血がポタポタ落ちる。

小早川さんは本気だ!


闇雲やみくも


もくもくもく。

俺の周りに柔らかい何かが広がった。


『はぁぁ!』


俺は、しゃがんだが髪を斬られた。


『翔!能力を使わなきゃ勝てんぞ!』

『ち、ちくしょぉぉ!』


俺の右手が明るくなった。


明拳めいけん


俺の右ストレートが刀を持った小早川さんに当たった。


ザザザザ。


小早川さんは堪えた。


奥義闇打おうぎやみうち


俺を包んでいたのは雲の形をした闇だった。

そこから無数の拳が俺を襲う。


ズドドドドド!!!


『ぐ…ぐ…ぐ…!!』


ガードしても別の場所に攻撃が当たる。このままでは持たないが、どうしようも出来ない。


ズドドドドド!!!


『ぐはっ!!』


強力な一発が、みぞおちに決まった。呼吸が出来ない。


ズドドドドド!!!


『…。』


倒れる事も許されない、この技は奥義すぎる。

意識が飛びそうだ。みぞおちに決まってからガードが下がって来た。


ズドドドドド!!!


もうダメだ。

結局、太陽の力を出せずに死ぬんだ。

もう一発だけでも反撃してやる!

俺が全身に力を入れると全身が光って雲が弾けた。


『うおおおお!』


フラフラになりながら小早川さんに走って行った。

次第に体の痛みが引いていく。


『こーばーやーかーわー!!!』

『来い!!』

熱拳ねっけん!』


熱をまとった俺の右ストレートが小早川さんの胸にヒットした。


『ぐあああああ!!』


シュゥゥゥ。


ドスンンン


小早川さんは気を失って倒れた。俺も疲れから倒れてしまった。


『はぁ、はぁ、はぁ…。』


小早川さんは、うつ伏せのまま起きない。

殺してしまったのか不安になった。


『こ、小早川さん?』


体を揺すりながら名前を呼び続けた。


『小早川さん!』

『小早川さん!』

『小早川さん!』


涙が止まらない。小早川さんは起きない。


『うわぁぁぁ!!』


俺は上を見上げながら声を出して泣いてしまった、


ガチャン!


一人の女性が入ってきた。


『あらら〜。』

『えっ?あなたは?』

『私は桐野江きりのえ 七海ななみ。よろしくね!』

『はい…。』

『これは貴方がやったの?』

『はい…。』

『あなたは強いのね。』


桐野江さんは少し笑いながら小早川さんの胸に手を置いた。


光合成こうごうせい。』


すると桐野江さんと小早川さんが緑色に光った。

少しすると小早川さんは起き上がった。


『桐野江、助かった。』

『いえいえ。』

『翔、お前は最高に強い!今の感じを忘れるなよ!』

『はい!』

『翔!お前の勝ちだ!修行は終わりだ!』

『はい!』


俺は嬉しくて泣いてしまった。


見事、小早川を倒した翔。

そこに現れたのは一人の女性。

この女性は何者なのか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ