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rainbow〜悪魔大開戦〜  作者: 記井一幸
2/9

目が覚めたら。。。

いきなり、悪魔の王様のサタンとバトルし、圧倒的な力の差で敗北した翔。

病院に運ばれた翔が出逢った主治医の先生が、まさかの…。

『翔!』

『翔!』


姉ちゃんの声で俺は目を覚ました。


『もう大丈夫でしょう。』

『ありがとうございます。』


姉ちゃんは誰かと話している。


『翔!もう大丈夫だって!良かったね!』


姉ちゃんは泣きながら言った。


『ここは?』

『病院だよ!何があったの?』

『わからない。玄関を開けたら目の前が真っ暗になって激痛が走って…。』


俺は何故か、姉ちゃんにサタンの話しをしてはいけないと思った。


コンコン

誰かが病室のドアをノックした。

すぅーってドアを開けて入って来たのは髪が肩まであるイケメンの白衣を着た男。

たぶん先生だろう。


『彼と2人にしてもらえませんか?』

『え?あ?はい。』

『ありがとうございます。』


姉ちゃんは病室を出て行ってしまった。


『翔くん!』

『あっ!はい!』

『今回は大変だったな?』

『はぁ。』


何かを知ってるのか、知らないのか疑問に思いながら返事をした。


『私は、この病院で働く医師の、鮫島さめしま やすしだ。よろしくな!』

『はい。宜しくお願いします。』

『急な話しで悪いが悪魔と闘ったんだろう?』

『えっ?』

『大丈夫だ!俺は仲間だ!詳しく話してくれ!』


俺は細かく靖さんに話しをした。


『そうか…。』

『俺は何も出来なくて悔しいです。』


ベッドを叩きながら俺は悔しがった。


『無理もない。翔が闘ったサタンは最強の悪魔だ!』

『最強の悪魔?』

『そうだ!悪魔のボスだ!』

『悪魔のボス…。』

『何か言われたのか?』

『神の居場所を聞かれました。』

『答えたのか?』

『いや。居場所を知らなかったので答えてないです。』

『それは良かった。もし答えてたら殺されていたかもな?』

『え?』

『俺たちは悪魔を倒すためにいるからな。答えていたら邪魔をされたくないから殺されていただろうな。』

『・・・。』

『そして、また居場所を聞きに翔の前に現れるだろうな。』


俺は言葉を無くしてしまった。

でも、やはり夢ではないんだ!と確信もした。


『鮫島さん…。』

『どうした?』

『俺に悪魔を倒せますかね?』

『今のままでは無理だな。』

『どうしたら…。』

『もう一度、夢で逢った師匠に逢え!』

『えっ?』

『ん?なんだ?』

『師匠って誰ですか?』

『言ってなかったのか、この人だ!』


手渡された写真には、夢の中で俺と喧嘩をした、あの男性が映っていた。


『この人は?』

小早川こばやかわ じゅんだ。』

『小早川さんと逢うには、また夢を見るしかないんですか?』

『いや、ここから東に10キロほど、先に行った寺で住職をしている。』

『住職。』

『ただ…。』

『ただ、なんですか?』

『めっちゃ怖いし強いぞ。逢うなら覚悟する事だな。』

『・・・。』


心の中で絶対、嫌だと思いながらも受け入れなきゃいけないと言う自分がいた。


『邪魔したな。取り敢えず明日、退院して良いぞ!』

『えっ?』

『ただ意識を失ってただけだからな。異常もないし大丈夫だろ。』

『鮫島さん、ありがとうございます!』

『気にしなくて良いぞ!』

『はい!』

『取り敢えず明日、師匠に逢って来いよ!』

『はい!』


つい、勢いで返事をしてしまったが、もっと、いろいろ知りたい自分がいた。

でも、正直に姉ちゃんに言って信じてもらえるか不安だ。

目が覚めたら病院に運ばれていた翔。

主治医の先生から聞かされた話で、悪魔がいる事、悪魔を倒さなきゃいけない事を確信した。

目を覚ました翔は次回、夢で喧嘩をした小早川と逢う事に。

怖いし強いと言われた翔は恐怖心しか得なかった。

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