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noir(凛月編)

noirの凛月編です!!酷いです!!すみません!!

キーンコーンカーンコーン


今日も地獄だった……なんで僕は子供に好かれるのだろう……安易な考えで教師にならなきゃ良かった……


せんせーここ分からないんだけど!

『ん?どこがわからないの?』


───────


『はぁ……もう無理……帰ろ……』


僕はそう思い、帰ろうとした。その時。


ピロン


ん?誰だ……ん?蒔穏さん?


【凛月今から予定あるか?なかったら家に来て欲しい。子供の扱いには慣れてないんだ。】


蒔穏さんとはとあるネットサイトで知り合った。僕の趣味はシューティングゲーム。蒔穏さんも好きで意気投合した。初めて会った時はとっても不思議な人で……

おっといけないいけない。えーと【子供の扱いに慣れていない】……?隠し子でもいるのか?あの歳で?そんなことあっていいのか……?とにかく早く行かなきゃ……


────────────────


「遅くに悪いな」

『いえ、蒔穏さんの頼みですから』


何度も思うが蒔穏さんは顔がいい。とてもいい。少し前【CodeØ】という2人組ユニットが流行った。その片方の【QueenMoon】というもうそれはそれは可愛い子にそっくり。僕あの子大好き。だけど、急に消えた伝説のユニット……なんで消えてしまったのだろう……


「おい、何ぼーっとしてるんだ」

『あぁ、ごめんなさい。お邪魔します』


蒔穏さん?その人誰?

「あぁ、お前の家庭教師だ」

家庭教師?僕いらないよ。勉強したくないもん。

「音人になるにはそれなりの教養も必要なんだ。」

そ……そーなんだ……初耳……

「ということだ、凛月。頼んだ。報酬は出す。」

『は?』

ちょっと蒔穏さん!!!……行っちゃった。

『あ……えーと。君、名前は?』

僕、小鳥遊渉です。中一です。

『蒔穏さんとはどのような関係で?』

蒔穏さんは僕の恩人です。最初はいらない助けをされたと思いましたが、今思えばあの時助けてくれたおかげで自分の生きる意味を見いだせていて……蒔穏さんには感謝しかないです!今みたいに雑な部分はありますが……

『あ……そっか……よかった……』

まさか、蒔穏さんの子供とか思ってたんですか?

『いや……まぁ……うん。』

そんなわけないじゃないですか……人間付き合い悪いですし

「誰が人間付き合いが悪いって????」

ごめんなさーーーい!!!

『蒔穏さん、耳いいですね。』

ほんと地獄耳なんだから……

『蒔穏さん、今なにやってるんですか?』

さぁ……でも【音人】がなんとかこんとかって言ってました。

『ん?音人?』

蒔穏さん、今音人のグループを作ってるみたいで……僕誘われてグループに入ったんです。

『へぇ、それは凄いね。』

……で、僕家庭教師いらないんですけど。

『うん、今の会話でわかったけど、勉強必要な感じはしないね』

僕今まで勉強しかしてこなかったから、飽きちゃった。中三までの内容バッチリだし。

『予習すごいね……でも、勉強って言っても君が中学校で学んだもの以外にもあるんだよ。渉くんはどんな教科が得意なのかな?』

基本なんでもできるけど……数学が好きかな。

『そっか……じゃあステップアップとして、高校の数学教えようかな!』

え!ほんと?

『もちろん!まずはね……』


──────────────


なるほど!すごい面白い!!

『渉くんは理解が早いね……』

高校早く行きたいな……学年飛ばせる制度作ればいいのに……

「そういうセカイをつくるのも渉の役目じゃないか」

蒔穏さん。

「お疲れ様、何やってたのかなー……げっ……」

どうしたの?

「いや……なんでもない……ただ数式の列をみて気持ち悪くなっただけさ……」

『蒔穏さん数学苦手なんですか?』

「僕は、数式は脳内で答えを出す派だから……あまり手を動かしたくないんだ……」

うわぁ……天才だ……

「天才じゃない、ほら、渉。もう寝る時間。」

うわ、もう12時過ぎてる……おやすみ蒔穏さん。凛月さん。

『おやすみ』


『物覚えの早い子ですね』

「まぁな、僕が見込んだだけある。」

『そうですね……』

「渉の専属の家庭教師になったお前に報酬だ。受け取れ」

『……ん?チップ?』

「僕達のグループの事を知ってしまったのだろう?」

『え?』

「話は聞いていたぞ。渉が喋っていたな。」

『あぁ、音人がなんとか……』

「ということだ、今日からお前を僕のグループにいれる。」

『え!?』

「ちょうど1人足りなくて困っていたんだ。そーだな……ペン出せペン。」

『は、はぁ……』

「そしたらそのペンにチップを埋め込め」

『へ』

「ほら、早く」

『そう言われても』

「好きだったんだろ?CodeØ。なら知ってるよな?そのチップの開発者がQueenMoonってことくらい」

『ま、まぁ。ファンでしたから。』

「……ほら早く。僕はここで待ってる。」


確かあの時彼女は───────


私たちが開発しましたこのチップ。自分の思いを埋め込むことができます。心の中で思ってください。今自分が吐き出したいこと。この【セカイ】を変えていきたいこと。そうして【セカイ】を形作ることができます。まだ、試験的に私たちが使ってますが、将来的には、皆様の手に届く形にしていきたいと───────


そうか、思え……思うんだ自分……どんな世界にしたいか……自分は……


「……僕が見込んだだけあるな」

『……何か言いました?』

「おっと、怖い怖い。いいんじゃないか。お前の思い。ちゃんと埋め込まれた。」

『これ……結構体力使いますね。』

「そうだろ。これで、規定人数は揃った……」

『はぁ。』

「もう遅いから泊まってけ。明日から作戦会議だ。」

『わ、分かりました……』

「そこの部屋空いてるから使え。おやすみ。」

『おやすみなさい』


───────────


「QueenMoonの望んでるセカイを創りたい……ねぇ……なんて憐れな人間なんだろう。もう、お前の中の『QueenMoon』は居ないのに。」

CodeØなんですかね。気になりますね……

今回も拙い文章で申し訳ございません(謝罪)

上達できるよう頑張ります!


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