「マシュマロを焼こう」
「マシュマロを焼こう。
こんがり焼かれたマシュマロの表面と
とろ~りとした中身との組み合わせ
最 is 高
ついでに家も焼こう。
ゴウゴウと燃え盛る家の外観と
ジョロ~リとし出すであろう"中"との組み合わせ
最 is 強」
「いや無理。
家を焼いたらアカン。
家を焼くのは犯罪である。
放火魔として捕まる。
これ死罪に処されるケースが多いからやらん。」
「なぜ焼かない?
マシュマロを焼くついでに
家を焼く。
どこがおかしい?
マシュマロを焼いても捕まらないのに
なぜ家を焼くと捕まる?
再 why 考」
「単に犯罪やからや。
マシュマロを焼いても罪には問われん。
ただ家を焼いたら、法で罰せられる。
そういう決まりやからや。」
「ならば問うぞ。
マシュマロを焼いても罪に問われないのなら
仮にもし、家を焼いても罪に問われないような
そういった決まりがあるのなら
家を焼いても、罰せられないということだな?
再 why 考」
「まぁ・・・だろうな。
家を焼いても罪に問われない決まりというか...
家を焼いたら罪に問うという決まりが"ない"のであれば
まぁ、罰せられないだろう。
でもさ、倫理ってあるやん?
論理をも超越した、倫理ってヤツや。
リンリー倫理ロンリー。ごめん何でもない。
きっと法律で罰せられることが仮になくなったとしても
俺は倫理的な信条で絶対に焼かん。
マシュマロは焼いても家は絶対に焼かん。」
「え、"やかん"?あなた、家がやかんなの?・・・まぁいいや。
にしてもこのタイミングで倫理で押し通すなんてさ。
ホント・・・リンリー倫理ロンリー論理ぃ~。
さっきのお前の物真似をしてやった。ウケるだろ。笑え。
それはさておき、どうしても家を焼きたいのであるならば
家を焼いても罪にならない場所に行けということだな?
回 please 答」
「・・・まぁそうなるな。
だが、エエんか?
家を焼いても罪にならない場所って、相当おっかないぞ。
たぶんお前も焼かれかねないぞ。
法にしても何にしても、ルールがないとな、無秩序になるんや。
自由と無秩序は同じであっても、違うぞ。
家を焼く自由があるということは、それなりの秩序はないということや。
それも覚悟せなアカンぞ。」
「いいさいいさ。
マシュマロも家も、焼いたヤツは等しく放火魔なのによ
家を焼いたヤツだけ罰せられるなんてさ、おかしいだろ?
俺はマシュマロも家も焼いていい所へ行く。
もしその流れで俺が焼かれるのなら、本望だ。
じゃあな相棒。マシュマロだけ焼いてろよ。」
「もう勝手にしてくれ。
こっちもせいぜいしたわ。
ただ一言だけ言うわ。焼いても焼かれるなよ。
ほな気ぃつけや。」
―――2021年現在、マシュマロの後に家も焼こうとして旅立ったカレは
センチ●リー21の正社員となっているという。




