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レースフォーキュアに参加

 病院通いが終わり、やっとのんびりできる。 家に居る時は日本から送ってもらったビデオを見て過ごした。息子は毎日学校へ行っている。 せっかく通えている学校だけど、色が白い息子は今度は虐めにあっていた。

本土とは反対の差別で肌が白いといじめられる。 こんな楽園のようなハワイだが、学校は荒んでいた。 今度こそと思っていたのに本当にがっかりした。少しでも改善されるように体調に良い日はボランティアに行くことにした。

ハワイは高級な地区と貧しい地区にはっきりと分かれている。 貧しい地区には犯罪もとても多い。バケーションで遊びに行くハワイとは全く違う一面を住んでみて見ることになる。


 ある日、レースフォーキュアの1マイルウオーキングに参加した。

5時に起き、ワイキキの会場へ。参加費を払いTシャツと帽子を受け取る。

Tシャツは患者はピンク色。サポートする人は白いシャツだ。 ゼッケンに色々な思いが書いてある。 (母のために)(大事な友だちのために)読んでいるうちに目頭が熱くなる。

驚いたことにものすごい人数のピンクのシャツの女性がいた。 これだけの人が皆乳がんと闘ったのだ。 そしてその何倍もの白いシャツの人。 これだけの人が気にかけサポートしてくれている。 サバイバーの会の人達も来ていた。もちろんピンクのシャツだ。立ち話をする。


 こんなにも沢山の人。 私はちっとも1人じゃなかった。 そしてピンクのシャツを着て歩く私はものすごく特別な気持ちがした。

両側には白いシャツの夫と息子が一緒に歩いてくれている。


 この日、私ははじめて(元乳がん患者)から(サバイバー)になった。


挿絵(By みてみん)


 イガグリ頭に直接帽子をかぶる。 ゴールをして、首にレイをかけてもらい、サバイバー全員で写真を撮った。

はじめてがんと戦った自分を誇りに思えることが出来た。



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