22/37
サロンでウイッグを外す
7月のはじめにキャリーとアラモアナの近くにあるサロンにウイッグを買いに行く。 このサロンのオーナーも元癌患者で安くウイッグを提供してくれてカットもしてくれる。 その場で髪をそる人と、もう髪がない人が対象になる。
まだ髪が抜けていないキャリーはウイッグを選ぶだけにした。 私はその場でウイッグを外したのだが1本も髪の毛が生えていない頭を見て、キャリーはとてもショックを受けていた。彼女が選んだブロンドのショートのウイッグを胸に抱えたまま目をそらしていた。
この数日後電話をするとキャリーは子供のように泣いていた。髪がごっそりと抜けたのだという。 長い髪を切らなかったので、ビジュアル的にもショックだっただろうと思った。
かわいそうだけど、乗り越えるしかないのだ。 抗がん剤をするなら髪の毛は抜けるのだから。
彼女はこの後同じサロンで髪をそり、ショートのブロンドウイッグを買った。
だが、気に入らす新しいウイッグを買い、そのブロンドウイッグをもらった。そしてまた気に入らずに2つももらった。私は気に入ってかぶっていたので当時の私は毎日ブロンドだった。
一緒にウイッグオンラインサイトも見た。長くきれいなブロンドの髪の毛が自慢だったキャリーにはどんなウイッグにも満足できなかったのだった。




