テンプレ
色々と、ストーリーを考えてるのに、なかなか文章に出来なくて辛いです。
今回は2話に入りました。出来れば、毎日投稿を続けたいものなので頑張ります。
「よ~よ~、ここ坊主みたいなガキが遊びに来る場所じゃね~ぞ」
「そうだぜ。ガキはガキらしく、ママのおっぱいでも吸いに帰りな。ギャハハ」
す
こういう手合いは毎回だが、面倒なんだよな。自分達が上って事を主張したいだけのゴミクズ野郎なんだからな。
「女の方は、俺達で可愛がってやるよ」
「終わったら、返してやるから安心しな」
「その頃には壊れて、まともな反応が無いかもしれんがな」
僕の心は、このグズどもの殺し方しか考えてなかった。
舞亜も嫌そうな顔をしてるので、コイツらを殺しても文句は出ない。
「お兄ちゃんっ」
舞亜の声の出し方が怒りが込もってる。僕は舞亜の方を見て、舞亜は頷いた。
舞亜からの許可も出たので、コイツらを潰す。
「黙れカスが」
「あ、?」
僕は予想より冷淡な声を出して、男達の方に歩いた。
「お前達みたいなグズが妹に近付くな!」
「んだと!!」
「調子に乗るなよ、ガキが!!」
「死ねや!!」
男達3人は、それぞれ片手剣、短剣、斧を抜き、こちらに掛かってきた。僕は、その時、《思考加速》と《並行思考》を使った。
その結果、僕の認識で世界が遅くなった。それぞれの動きが分かる、一番近い、短剣使いから膝蹴りを食らわし、動きを鈍くした後、短剣を奪い、それを斧を持っている奴の手に正確に投げた。
斧を持っていた奴が手に刺さった短剣の痛みで斧を落としてるのを見たあと、短剣を持っていた奴に回し蹴りを頭に決めた。STR 220で蹴ったから、脳震盪は起こしているだろう。
短剣使いを倒し、次に片手剣使いの方を見て、すぐさま顔面を殴り、動きを阻害した。
斧を持っていた奴に刺さっている短剣を抜き、太股に降り下ろした。刺した時に、短剣を回し傷口を拡げて、さらに深くに刺した。
斧使いが痛みで悲鳴をあげている内に片手剣使いの方に向かい、腹を殴り呻いた所で奴の片手剣を奪い、奴の右手首を切り落とした。
「ぎぃやぁぁぁぁぁ!!!」
男が絶叫をあげているが、僕は、そのまま片手剣を男の首に近づけ、こう言った。
「お前らに、とやかく言われる筋合いは無い。これ以上、僕達の邪魔をするなら・・・殺すよ」
男は手首から血を垂れ流しながら、血の気が失せた顔を縦に振っていた。そこで、ギルドの職員が現れた。
「ギルドは介入しないんじゃないのか?」
僕は《鑑定》を使い、目を見開いた。そいつのステータスが普通の奴じゃなかったからだ。
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『ギリアム・サイレン』42歳 性別 男
レベル72
HP: 1050/ 1050
MP: 930/ 930
STR:93
VIT: 98
INT: 126
RES: 110
DEX: 68
AGI: 64
LUK: 30
スキル
《炎魔法》Lv5
《水魔法》Lv3
《重力魔法》Lv6
《雷魔法》Lv2
《付与魔法》Lv2
《召喚魔法》Lv1
《魔力操作》Lv5
ユニークスキル
《真実紙作成》
《魔力開放》
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明らかに、他の奴とは実力からして違う。今の僕では、スキルによる不意討ちで勝てるくらいの差がある。
(実践経験の差で負けるな。今は!だけどな)
「済まないね。さすがにギルドの中で流血沙汰は止めに入るよ。無力な職員達がいるからね」
ギリアム・サイレンは、当然のように言ってきた。クズどもを叩きのめして少しは溜飲が下がり、冷静に会話するくらいには落ち着いていた。
「こっちは、武器を向けられたんだ。それなりに、何か無いのか?ついでに言って、こっちは武器の類いを持ってないしな」
ギリアム・サイレンは目を見開いて、こっちを見たが、すぐに表情を戻し、話しかけてきた。
「それは大変でしたね。ですが、それくらいなら冒険者に、とっては普通なので、そちらの準備不足になりますよ」
「あっそ」
「ふ~ん」
僕も舞亜も素っ気なく返事をした。期待はしていなかったが、
「ただ、彼らの持ち物に関してはご自由にどうぞ」
「いらねーよ、こんな粗悪品」
《鑑定》で武器の性能を見たが、酷いもんだぞ、これは……
名 なし
クラス 粗悪品
種類 片手剣
武器は名、クラス、種類の3つで表示される。
名は作製者もしくは所有者が付けたら付く。
クラス、これは武器のレベルみたいなものである。下から、粗悪品、一般品、良質品、一級品、希少品、国宝級、精霊級、伝説級、神級となり、基本的に一般品が多いが一級品も少ないが世に出ている。
種類は、武器の種類である。
武器は希少品と国宝級にはスキルが付与され、伝説級からは固有能力があるらしい。
状態、武器現在の状態を表す。手入れにより、状態は変化する。
ヒビが入ってるのは僕が無理矢理使ったからだろうが、それ以前に武器として使う気になれないのが本音だ。短剣と斧も同じくらいだったしな
「やはり、分かるんですか?」
「見れば、大体な」
僕は話しをしながら、こいつのスキルを確認していた。《魔力開放》は、ちょっと厄介そうだからな。
「そうですか。ならば、1つだけ質問に答えますよ」
正直に答えるかは、ともかくとして、質問してもいいのなら聞きたいことがあったんだ。さすがに、これを受付嬢に聞いて、知ってるかは謎だしな。
だけど、こいつと会って、ほとんど確信しているが
「なら、冒険者の登録時に魔法の欄があったが、嘘を書かれたら、どうするんだ?」
ギリアムは少し眉を上げた。だが、それだけで表情は動かさなかった。
「それは、私のスキルの効果ですよ。約束ですから答えますよ。私の所持するユニークスキルの《真実紙作成》ですよ。効果は紙を用意して、付与魔法を込めれば完成ですよ。詳しくは話しませんよ」
そこまで馬鹿ではないか。だが、聞きたい事柄は聞けたから良しとしよう。
「こっちも、そこまで興味がある訳じゃない。そろそろ行かせてもらっていいか?」
「早くゆっくりしたいしね」
「それは、すみません。もう、結構ですよ」
これで話し合いは終わり、僕達は今日泊まる宿を探しに、外に出た。
「宿を借りて早いところ寝たいな」
「その前に、ステータス確認するんでしょ」
舞亜が忘れていた事を思い出させてくれた。
「あ~、そうだな。確認したいスキルが何個かあるしな」
僕たちは会話をしながら宿を探して歩き、良さげな宿を見つけ、そこに泊まることにした。
宿の扉を開けると、内装は普通で清掃が、しっかりとしてるのが分かった。
「お客さんかい。いらっしゃい」
四十代の人が、そこに居た。
「宿を借りに来たんですが、空いてますか?」
「空いてるよ。一人部屋か、それとも、二人部屋か?」
「一人部、「二人部屋一つ」」
舞亜が僕の声に被せて、先に言った。僕は舞亜の方を見て、舞亜は舌を出していた、わざとだと理解させられる。
「何泊だ。ちなみに一泊二人部屋だと、銀貨1枚だぞ。飯は昼だけだからな、別料金で1人銅貨20枚だ」
「五泊でお願いします。昼もお願いします」
「そうか。銀貨7枚だ」
僕は銀貨7枚を渡した。
「毎度、丁度だな。これが部屋の鍵だ。階段上がって、すぐ右の部屋だ」
「どうも」
「ふふ」
僕は軽くお辞儀をした、舞亜は楽しそうに笑っていた。
「やっと休めるな」
「そうね」
今日は色々あって、疲れが溜まっているみたいだが、僕と舞亜は互いに、ステータスを見た。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
楽しめましたか?自分では面白く書いてるつもりなんで、楽しんでくれたら幸いです。
次の投稿は、また、明日の予定なのでお願いします