その7
写真を下駄箱に勝手に入れてきた人から、一度もコンタクトはされていない。
ジャージで登校してきていた人も制服が少し汚れてしまっただけだからと言って、今は普通に制服姿だ。
これから先の進路が決まっていないというのはあまり宜しいことではないのかもしれないが、私はこれで良いのだ。
両親が使いきれないくらいの財産を持っていたり、宝くじでいきなり大金が当たるなんてことはないけれど、今、私自身がやりたいことはない。
まともな会社に入っても、やる気のない自分ではすぐに止めてしまうか会社に迷惑をかけてしまうくらいが関の山だ。
私は私のやりたいことをやって生きていく。
今までも、これからも。
この前もらった写真は、とても気に入ったので大切に保管しよう。
名前の知らない誰かに感謝です。
女視点です。
全7話。読んでくださりありがとうございました。
こんなの書いてないで連載中の奴をさっさと書けよと思っている方、済みません。勝手に頭の中に浮かんできて、勝手に手が動いて書いてしまったんです。
これからも、私の書いた小説(?)で、面白いのがあれば、暇つぶしにでも読んでいってくださると嬉しいです。