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その2

 私が卒業したのは今ではそう珍しくもない中高一貫の学校で、小学校と同じように、高校の編入生以外は顔ぶれの全く変わらないような6年間を過ごした。


 高三になると、みんな進路を決めてしまっていて、「次は会社の二次試験だ~」とか「志望大学受かった」だの「やっと内定取れた~」だの学校行事とは全く違った形で盛り上がりのある一年を過ごした。


 そんな中で私は進路のなかなか決まらない困ったちゃんで、よく進路指導室だとか担任の平井のところに呼び出されたりもした。


 そんなこんなで周りの人がうらやましくてイライラしている中で、また担任の平井に呼び出された。「お前以外にも、もう一人だけまだまだ進路の決まってない奴が居るんだがな、もう困ってるんだよ俺は」とただ平井が愚痴りたいだけだった。


 その進路の決まっていないもう一人に対して、心の片方では安心しながらも、もう片方ではそいつより早く進路を決めてやると、勝手に敵認定していた。


男視点です。

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