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ゆいこのトライアングルレッスン

ゆいこのトライアングルレッスンB〜ドキドキはディナーのあとで〜

作者: 佐藤そら
掲載日:2025/09/26

トライアングルレッスンウィーク!

最終日!!

 今日はレストランでディナー!

 ひろしとたくみが、誕生日会を開いてくれた。


「これも美味しー! 2人ともホントありがとう!」


「ゆいこのためなら、これくらい当たり前だ」


 ひろしがわたしを見て微笑んだ。


「こういう時は、高級なものが食べられるからなぁー」


 たくみは、食事に夢中なようだ。



 突然、店内の照明が消えた。


「えっ、なになに!? まさか、停電!?」


 焦っていると、バースデーソングが流れ、ケーキがわたしのもとへ運ばれてきた。


「ええっ!? わ、わたし!?」


「ほらほら、ろうそく!」


 たくみに言われるがまま、わたしはろうそくの火を吹き消した。

 店内から拍手が起こる。


「あ、ありがとうございます!」


「これは、俺から」


 ひろしはわたしにプレゼントをくれた。


「これって!」


「ゆいこが気になるって言ってたミステリー小説。まぁ、俺はゆいこも気になるけど……」


「へっ!?」


 今なんて!?

 店内の雑音にかき消され、ひろしの言葉をうまく聞き取れなかった。


「俺からはこれ!」


 続けて、たくみからもプレゼントを貰う。


「マグカップ……ん? 2つ!?」


「ゆいこと俺で、お揃いだぜ?」


「えっ!?」


「俺が遊びに行った時は、それで頼むわ!」


 それは、2つのカップを並べると、ハートの形になるペアマグカップだった。


「お揃いか、やってくれるな」


 ひろしがボソッと呟いた。


 待って! これって、そういうこと!?

 急激に顔が熱くなった。



 ディナーを終え、わたし達は家路につく。

 ひろしが、不意に口をひらいた。


「なぁ、ゆいこ、付き合ってくれないか?」


「へっ……!?」


「コンビニ、寄ろうと思って」


「コ、コンビニ……?」


 びっくりしたぁ!

 わたしったら、何動揺しちゃってんのよ! もう!

 心臓がバクバクして、落ち着かなかった。


「俺も行こー! アイスでも食べるかぁ?」


 わたし達は3人でコンビニに寄り、アイスを食べた。


「9月でも、まだまだあちーなぁ。ほれ!」


「ひゃっ!!」


 アイスで冷えたたくみの両手が、わたしの頬に触れる。


「ちょっとぉー! 冷たいってばー!」


「ゆいこは、やっぱ可愛いなぁ」


 たくみは上機嫌だった。



 お腹を満たし、体も冷やしたわたし達は、夜道を並んで歩いた。


「ゆいこ、知ってるか? 人間は手を繋ぐために二足歩行になったんだぜ!」


「えっ? そうなの?」


「たくみがテキトーなこと言ってるだけだ」


「えっ? そうなの?」


「どっちでもいいだろ? おかげで繋げるんだから!」


 そう言うと、たくみはわたしの手を握った。


「それもそうか」


 ひろしはわたしの反対の手を握った。


 街灯に照らされてできた影は、繋がれた3人を映す。

 いつか、どちらかの手を、離さなければならないのだろうか……。


 ねえ、もう少しの間、わがままでもいい?

トライアングルレッスンウィーク!

ありがとうございました。

これからも、日々修業、素敵な作品を書けるように精進致します。


明日はおまけ、『夏だ!ワッショイ!なろラジ演日!』の、幻のお品書き。

興味がある方は見てやってください。

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― 新着の感想 ―
レッスンウィークお疲れさまでした。 「たくみがテキトーに言ってるだけ」と言いつつも便乗して手をつなぐひろしがカワイイです。 やっぱり3人でいるのがほっとしますね。 もう少しの間、わがまま言って、いいと…
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