第9話 スタンド・バイ・オレ?
今回は主人公がアメを食べて成長する回です。
いよいよ列車の時間、駅にそろそろ入ってくる!
てかこの世界の列車って汽車って感じなんだな、
「剣とかってやっぱそのまま持って乗る?」
「いや、没収される」
中で襲われたら終わりじゃない!?
弓を精製するように出せるオレと拳でそのまま殴るレグルスだけしか、ま、レグルスいるから大丈夫か!
その後汽車に乗るとなんか高級感あった!
それはそっか、1番いい席だし、ありがとう、セレーネ
またレグルスがつけで贅沢した!
「天使、そのチェリー、食べないのか?がっつくようだが俺の好物なんだ、」ん?
「ああ」もしかして!?
「ありがとう」さすがにな、チェリー舌の上で転がさないよな、けどちょっと見たかったかも、
「お姉さん、知ってる?線路沿いに死体があるんだよ?」
「そうなのか?けどわたしは死体なら間に合ってる」
そりゃそうだ、この前300体見たばかり、
「そんなぁ、お姉さん騎士でしょ?」
「そうだが、、それがどうしたいんだい?」
「てことは強いんでしょ?一緒に探そうよ!おまけに探せば2000ゴールド貰えるんだって!」
なんだって、2000ゴールド?いい思い出がない
「そうなのか?それはいいな」レグルス?
「でしょ?お兄さんも一緒に探す?」
「ああ、」なるほど、また何か考えがあるんだな
「オレも一緒に行きたい!」オレも一応
「えぇ、けどお兄さんまで参加したら1人500ゴールドずつになっちゃうよ、」お兄さん?なんで分かるんだ
「だめか?」
「いいよ!」
ファルクは寝てるの起こすのもあれだし、この前の傷もあるから休んでてくれ、
「わたしは死体は間に合って、」
「お姉さんが見たのは水死体でしょ?」
なんで水死体って知ってるんだ?
「天使、まだ泳がせろ」レグルスが直接脳内に喋る
「線路沿いということは車窓からみるのか?」
「違うよ、騎士のお姉さん、列車の中に、4つ」
「全部見つけて2000?それとも一体で?」
「どうなんだろう、そのうち一体が最重要って聞いたよ、」
なるほど4って数、おそらくオレたち4人、いや天使は生け捕りってのが条件だったはず、残りの1人は誰だ?そしてこの子供が刺客の一人で間違いなさそうだ、弓を構えて、
「あらまぁ、勘のいいこと」
なにッ!?謎の光ッ!先手を打たれてしまったか、
やばいじゃあないか(迫真)、
ここは、、地下鉄!?
「ミサキさん、初めまして、」オレの苗字?まさか戻れたのか、母なる地球!?
ガタンゴトンと懐かしいような揺れを感じる、毎日乗ってたな、電車、遅刻しそうになってたまたま急行乗れて安心したり、
「癒術師のカリーナです」いや余裕で異世界だ、
「私、アリスの士官学校の同期で、列車で合流する予定で、けど今はそれよりやらないといけないことがあります」
てかそもそもカタカナ表記の時点で怪しいよな、そこには淡いミント色のふわっとした髪の毛のシスター服の女性がいた、
あのク、いや、子供に対してそんなこと言ったら大人気ない、早熟ベイビーだったのか、そんな感じはしなかったんだけどな、
そしてこのカリーナさんがターゲットの4人目みたい、とにかく今はどうやったらここから抜け出せるのか探さないと、
「この空間、まるで脳内にあった記憶を出してきたような、攻撃がくるはず、構えないと、」
「ミサキさん、その必要はありません、」まさか、カリーナさんも、
「こんにちは、」さっきの子供、早く弓を、
「いえ、待ってください、確かに刺客ではあるのですが、この子の身柄は私が保証します!」癒術師のカリーナさん?会って2分くらいだよ、、?
「この空間は君のスキル?」けど悪意はなさそうだし
「うん、ミサキお兄さん、僕のスキルです、触れた人を時間が流れない空間に飛ばせます」拙いけど敬語もちゃんと使えるんだ、しかもそういえばお兄さんってちゃんと分かってるし、うん、きっと信用できる、
「お姉さんにいわれたとおりに、お兄さんの仲間が危ないです、これをとどけに」ありがとうといいながらそれを受け取る、それは水色の包み紙に包まれたアメ!?
「ミラクルなアメです、食べた人のレベルを制限はあるけど1あげるシンプルな性能です」
「そんなふしぎなアメがあるんだな、」なんか視線がいっせいにこっちに、
「とにかくそれを食べてください」
了解、食べるか、
「…」
「…」
あ、出た、ホログラム、レベル10!新スキル来たってことかな、なにこれ?ルシファーの祝福?名前かっこいい!これ期待していいやつだ!けどこのオチ何回かやってる気が、
近接モードを獲得?え、普通に良くない?
近接モードの追加効果、攻撃力が、どれくらい上がるんだ?70%?おお!
いや、うそ、マイナス70%だ、毎回オレはこういうオチを向かえるんだな、
「どうですか?今得たスキルで敵と戦ってください、今回は下手すれば全滅します、、敵は列車内にいます、そして爆薬を仕掛けていたりする、ここまでが得た情報です」
「やるしかないのか、」
そうやって小さな子供はスキルを解除した、
そして再び列車の中へ舞台は移った、
全くこの状況の意味が分からないけど、
きっとこの新しいスキルが役に立つのかな?
またもや刺客に主人公助ける枠来ちゃったけど、今回は一応まだいろいろ事情あるからセーフって勝手に思ってました、、アメもさすがに百個くらい食べれば最強とかになっちゃうので設定考えます、今回も最後まで読んでくれてありがとうございます!