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第6話 金の節制(ゴールデン・テンパランス)

今回は主人公視点です、割合ダメージ結構好き

オレは久しぶりにふかふかのベッドで起きた

あと久しぶりに主人公してる!

「ユウキ、おはよう!」


「ユウヒ、おはよう」


「おはよう、そういや昨日、寝てる時に妙な視線を感じたんだよな」

それはさておき、野宿じゃなくて普通のベットだとやっぱり寝起きがいい!


「そうか、確かに昨日の夜からこの男がいた、」


アリシアが指さすそこを見ると、


「うわぁぁぁー!!」


「どうした、」彼は無表情に言うが、


そこには少し褐色の金髪の男がいた、認めたくはないが高身長、、少なくとも180cmはあるぞ!!


「いやいや、どうしたじゃなくて!」


「なるほど、悪夢でもみたか、」


「いや朝起きて目の前に嫉妬するほど身長高いやついたらビビるわ!」


「そう、なのか、なんかすまない」


「コウキ、彼はレグルスと言い、仲間になるそうだ、」

多分あって何分かのこの人の名前は覚えてて、なんでオレの名前だけは覚えてくれないんだ!しかも文面だったら一瞬あってるように見えるし!


「そうだ、俺はレグルス、上位悪魔だ」


「オレ天使だけど大丈夫なの?」


「それは問題があるのか?」


「ないならいいんだけど」


こうして新しい仲間が加わった


ボートに乗ってここからは船旅だ、

しばらく陸と刺客から離れて安心できるな、


「レグルスって金持ちなんだな」


なんとレグルスが良さげなクルーズ船を貸し切った


「いや?俺はセレーネにつけておいただけだ」


「セレーネって?勝手に使われてかわいそうだぜ」


いやその通りだ、ファルクくん


「いや金がない俺が払うより、金があるセレーネが払ったほうが合理的だ」


バケモノ論理かよ!?


まあけどいいか!オレたちは得してる訳だしな!

刺客とかの心配も無いクルーズ船、最高だ!


「あと11人か」


アリシアが呟く


「刺客の話か?あと8人だ、元々13人というのは正しい、だが昨晩3人消えたも同然、よって8だ」


レグルスが裏から片付けてくれたのか?

全員そうやって片付けばいいんだけど


「まぁ陸から離れて刺客の脅威もないし、しばらくのんびりできるな、」


とりあえずこの船の上で金持ち気分を楽しもう!


食べ物のメニュー表っと


パスタ?ピザ?


この世界にもあるのか!?すごい偶然


「君の世界と同じところから来た者がいると考える方が自然だ、関連性のない二つの場所で全く同じ料理ができることはまずない(多分)」


おぉ、頭良い!


てか思考読めるのか?


「そう、と考えてくれてもかまわない、あとさっきの発言だが、フラグだ」


「どれのこと?」


「陸から離れて刺客の脅威がない、本当にそう思うか?」


てことはまさか?


「そんなこと言うから船が今グラッと揺れた気が??」いや気のせいだよな!


「刺客は必ずしも亜人とは限らないだろう?」


船のデッキに上がり海を見るとやはり巨大な何かがいた


「これやばくない?こんなのに船殴られたら沈没だ!」短い人生だった、いや天使生!?

てかアリシアとファルクなにやってんだよ!?


そしたらレグルスは軍服の帽子を直しながら喋り始める

「七つの大罪、知ってるか?この世界にはそれに対応した七つの強力なスキルを持つ者がいる」


「なるほど?」これあれか?出てきた敵の強さをアピールするトーク、漫画とかであるある


「だがそれだけじゃない、その逆も然りだ、七つの美徳、知ってるか?」


「海の中のやつはそのスキルを持ってるってこと?」


「いいや、持ってるのは俺だ、節制、それが俺のスキル」


袖をまくりながら言ってなんか無駄にカッコつけてるぞ!


「テンパランス、この銃から放たれた弾丸は現在残った体力の4割の割合ダメージを与える、」


今度は銃を狙い始めたぞ、


「これじゃあいつには勝てない」


「え?」


3発の銃弾が発射された

「残り体力60、36、21.6%、見てのとおりテンパランスは打つ度に火力が下がる、あくまで割合だからだ、」


なるほどつまり最後の一撃は自分で削りに行く前提なのか、


「なら最後は殴るだけでいいんじゃないのか?」


「いや、殴れたならこのスキルを使わずとも一撃で済んでいる」


そんな強いのかよ!?つまりどいうことなんだ?


「俺は泳げない」


え、ガチで?


そう言いながらレグルスは3発追加で打ち込んだ

「天使、テンパランスで残り体力を4.6656%まで削った、あとは君が決着をつけるんだ」


え、ガチで?


「弓だ」


使えないぞ!?


「なるほどな、大丈夫だ、俺の言う通りにやるんだ、いいな」


「おっけー、任してくれ」


「執り弓の姿勢」


?まぁやるか


「足踏み」


足踏み?


「胴造り」



「弓構え」


??


「打起こし」


???


「弓の握り方を意識しろ、放った時に弦でケガをする」


お、おう


「引分け」


いつの間にか、レグルスが背後から手を伸ばし、肘や背筋をそっと修正していた。

距離がやたらと近い。というか、普通に後ろから抱きしめるくらいの距離だ。


「ちょ、近い……変な意味で緊張すんだけど……!」


「問題ない、俺は今弓にしか興味がない、あと距離感が分からない」


「それ問題しかないだろ!?」


「次は会だ」


耳元で言ってくんな!


「魔力をこめろ、次は離れだ」


魔力ってなんだよ!!離れってなんだよ!!弓術の射法八節の最後から2個目だよ!!!


「それでいい、離れだ」


沈む影の中心へ

放たれた矢は、音を立てずに一直線に飛ぶ


しんとした空気のなか、一拍遅れて、水柱が上がった


次の瞬間、水面が爆ぜ、生物の巨体が跳ねるように飛び出し、泡を立てて沈んだ


「よくやった、命中だ」


「クラーケン?なのか、」


というか弓使えたぞ!


「おめでとう、才能はそこにある、弓を使え」


テンポのいい3コンボ


てか日本弓術だろそれ、これ洋弓だぞ、


そしたらなんか頭の中でピロンピロンみたいな音がして、ホログラムが出てきた、


レベルアップした!?レベル5!?新スキル獲得!?


テンポのいい3コンボ再び


新スキルか、きっとレグルスのテンパランスみたいにぶっ壊れなのか!?さっきの七つの美徳の勤勉とか慈悲とかか?


《ディエス・ノン・モリエトゥル(この日、死なぬ者なし)》強そう!回復系か?効果は?


《勝ちが確定した時にBGMが流れる》



因果逆かよ!?スキル発動で勝つんじゃなくて、勝ってスキル発動かよ!?


そうしてオレの新しいスキルも



しょぼかった


刺客残り7人

割合ダメージ流石に強すぎるかなって思ったけど、これからだいたい再生持ちになるって考えると多分バランスとれてるかもしれない、今回も最後まで読んでくれてありがとうございます!

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