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第5話 その悪魔少女は恋をする

今回は新キャラ視点です、途中で出てくる2人ちょっと可哀想

さて、ごきげんよう、わたくしはセレーネ・エクスタシア、言うならば何百年も生きる大悪魔、今、わたくしはこう思われてるかもしれません、主人公のユウキくんを差し置いてわたくしが何をしているか、


それはズバリ、ユウキくんの観察、


そう、村から旅立ったその時からずっと


わたくしはそのためだけに思い上がりの激しい国家の連合の有象無象の刺客の1人に応募したの、いえ、もしかしたら今回の刺客の募集はそれだけじゃない、かもしれないわね


「アリシア、どんだけ歩くんだ、その湖の横の村ってどこ?オレはもうヘトヘト」


あらまぁ、疲れた顔も可愛いわね


「すまないユウマ、なんと地図が、逆だった、」


お茶目なところもあるのね


「な、なんだって!?俺ももうヘトヘトだぜ!」


あの獣人、わたくしの国の要注意リストに入ってるわ


何のリストでしたっけ、食い逃げ?とか?


まあそんなことはどうでもいいのですわ


そんなことを考えてるうちにユウキくん達は森をぬけ、もう湖の横の村、リヴェロータに着いたみたいね、


「もう遅いし、宿でも探すか?」


「そうだな、オレもそれに賛成」


「わたしも賛成だ」


そう、今日は宿に泊まるのね、ふふふ、入りやすいわね


「ターゲットを見つけた、ギロム!俺たちのかっこいい連携術を見せてやろう!今度こそリア充になるためにも己を磨くんだ!」


「そうっすね、グランツさん、彼女できたら一緒に料理とかしたいっすよね、」


細身な人間の男と、重斧を持ったくまの獣人、刺客ね


「はっはっは!そして賞金の2000ゴールド!俺たちの地元の孤児たちのために孤児院を作るんだ!2000ゴールドとお前の料理の腕、これなら子供たちもきっと幸せだ!」


「確かにそうかもっすね、これからの子供たちに俺たちみたいな辛い思いはさせられないっすね」


「ご機嫌よう」


「あ、あんたは?び、美人ですね、」


藪からスティックね


「そう?」


「そ、そうだよな!ギロム!」


「そ、そうっすね」


「あら、ありがとう」


「いやまてなんか見た事が、まさか俺たちと同じ刺客か?」


今それを知ったところで何になるのかしら


「な、なんでその短剣をかまえるんだ!?」


「グランツさん、俺たちも構えた方がいいっす」


無駄よ、いまいち興味が湧かないわね


「ど、どうして、」


「悦楽の魔王姫っす」


「燃え上がる2本の短剣を蛇の毒牙のように使う加虐趣味の上級悪魔貴族、俺も聞いたことがある、」


「なんか色々酷いわね、ネーミングセンスといい、」


「もうダメだ、と言うとでも思ったかい?本音を言えばめちゃくちゃ言いたい、だが戦う!」


「そうっすね、」


「ほら、なら抵抗してみなさいよ」


いいや、冗談、無駄よ


息があるか確認、大丈夫ね、


それにしても勇気というのか蛮勇というのか、やはり窮地に立たされた時の反応というのは面白いものね


ま、用事のついでに邪魔者を二人、たまにはユウキくんにも休息は必要よ


にしても加虐趣味って、とんだ言いがかりね


そしてその本当の用事、そろそろ来ると思うんだけど、


あら、早いわね、


「セレーネ、こいつらの息はちゃんとあるんだな?」


「もちろんあるわ、」


「それで頼みってなんなんだ?」


「レグルス、あんたにはユウキくんをサポートして欲しいのよ、あそこに足りないのは良い頭、あなたに適任、」


「そうか、」


「あ、うそあんたぬけてるわ、いろいろ」


「シンプルに失礼だな」


「ちゃんと笑顔でね、あなたは身長デカすぎて怖いから」


「そう、なのか、」


「あ、あと定期的にユウキくんの活動報告をするのよ」


さ、これで大丈夫、わたくしは家に帰るとするわ

もしかしたらまた今度会えるかもしれないわね

レグルスは秩序って意味らしいです、これから活躍してくれる、と思う、今回も最後まで読んでくれてありがとうございます

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