第38話 “色欲”のシャルロッテ①
焰璃「おはよう、いやおはようじゃないか、こんにちは」
…
焰璃「あ、起きた、こんにちは」
??
焰璃「あ、いや、おはようでいいんだ、おはよう」
「…あなたは?」
焰璃「あたしは焰璃、ここら辺の住民、君、名前は?」
「名前、?、藤野、藤野刹那、多分」
焰璃「多分?なるほど?セツナちゃんでいい?」
「はい、いいですよ」
焰璃「よろしい!素直な子は嫌いじゃないよ、君記憶喪失っぽいけど覚えてることあれば言ってちょ、もしかしたら身元が分かるかもよ?」
覚えてること?言ってちょ?言ってちょって言ってちょうだいの略?だょね、
ぼんやりとだけど頭の中に思い浮かぶ、、ここに飛ばされる、異世界?飛ばされる時に言われた言葉なのかな?
「“忍耐”、とうよ、あやの、みさき、みさきゆうき?」
焰璃「うん、ごめんやっぱ何も分からなかった、しばらくあたしと一緒に来ない?」
この世界で目覚めたばかりの私と焰璃様の交わした最初の会話、なんで今思い出すのだろう。
その焰璃様は、寝てる間に私とアリシアさんとカリーナさんをおいてどこかに行ってしまった。
私は分かる、あの人は多分1人で白燐の問題を解決しに行った。
こういう時、私には何も出来ない。少しでも焰璃様が抱えるものを私が減らしたいのに。
そういえばあの時覚えてた言葉がもうひとつあった、
その言葉が今、気がかりで仕方ない、
、、分からない
カリーナ、カリーナ・フェレライ
私はこの人の名前を目覚めた時点で認知してた、良く考えればユウキのことも、
カリーナ「…」
未知が1番怖い
✱✱✱
つくづくついてなさすぎる。
私はルイゼとシャルロッテと一緒に触らぬ神に祟りなしの“触らぬ神”の部分に触れてもないのに追っかけ回されてる。
明らかに人工的な異形生物、時々唸り声を上げながら追ってくる、私の目だてだと例の死体遊びが好きな葬儀屋、そいつの仕業じゃないかと思ってるのだが、無視して通り過ぎようと思ったら執拗に私たちを追ってくるのはなんなんだ。
「おいおいルイゼ“ル”何とかしてくれよ、あの適当に斬撃浴びせるやつ、あれで何とかならないのか?」
ルイゼ「こんな時までボクをバカにする余裕があるのかい“ヴァレティナ・ノワール”?」
説明しよう、こいつ冬国の王になる時にどうやらカッコつくからとかなんだか言ってルイゼって元々の名前に余計なルを最後につけたらしい、そうじゃなくても書き間違えたとか、どっちにしろ黒歴史だな
シャルロッテ「もうそれ充分やりましたから、っていうかその適当に斬撃のやつさっきからやってるっぽいのが尚更ヤバいわ」
シャルロッテの素が出てる
ルイゼ「そういえば!シャルロッテだって昨日ヴァレティナ、まさかそういう事か」
そういうことか、この異形生物、自己再生してるよな
シャルロッテ「なるほど、そういうことね、動きを固定する方面で考えた方が良さそうね」
完璧に作ってた敬語キャラ抜けたな、まあ私はこっちの方が好きだから安心しろ
「ルイゼ、お前大したスキルの割にあんま奪った能力の揃えがなくないか?」
ルイゼ「いや、その状況に1番適した能力しか使わないからそう見えるだけだね、今だって使えそうな能力が何もないのさ、」
シャルロッテに任せるか、
シャルロッテ「“ワルプルギス”、私の血液を逃げながら垂らしておいてよかったわね」
内心技名かっこいいとか自分で思ってそう、てかシャルロッテは“色欲”のスキルを持ってるわけで、そのスキルの内容が自身の血液を凝固させたり自由に扱うこと、技の見た目自体も派手でいい、ぶっちゃけその時点でかなりカッコつきはする。
拘束着みたいな物を纏った異形の生物、なんとびっくり、またもや唸り声を上げながら、シャルロッテが血液で作った棘を折って追ってきた。
「最高だな」
シャルロッテ「ええ、全くね」
「ルイゼ、血液型は?」
ルイゼ「AB、」
「シャルロッテ」
シャルロッテ「Bよ」
チッ、私も同じBだ、最悪シャルロッテが血液不足になったら私しか血を分けられないな、
「出来れば鉄分のサプリでも飲んで欲しいものだけど、」
シャルロッテ「血は大事に使うわ。心配は無用よ」
ルイゼ「作戦はこうしよう、シャルロッテの血を一気に配置、シャルロッテの“ワルプルギス”で血の棘が生成されたらそこにヴァレティナが熱を流す、そうすれば装甲の役割も果たしてるアレの拘束着を棘が溶かして貫ける、貫いたらボクが棘の先端を爆弾化、それで脆い内部から吹き飛ばす、どうだい?」
最善の策略だな、それでいこう
更新遅くなってすみません!ところで、重大な秘密みたいなの創作で作るとその時じゃなくても喋りたくなっちゃいますよね、マイクラとかでトラップ作っても自分からバラしちゃうタイプ、今回も最後まで読んでくれてありがとうございます!




