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第33話 組織の秘密を知っちゃう人

先程と比べ温度が体感20度くらい下がった、

そんな中理不尽な斬撃が私を襲う

私の腕が地面に落ちる


ルイゼル「このスキル、“理不尽な斬撃”は理不尽に斬撃を飛ばせるのさ、精密動作性は問題だけどね」


いやそのまんまかよ技名


「その銅の塊の中にいる限り傷が再生する私にそんな斬撃飛ばしたところで、」


ルイゼル「いいや、違うね、“ヴァレティナ”、この極寒の中で君の腕は再生しない」


腕が生え治らない?


ルイゼル「そして再生しないのはボクも同じ、」


「いやお前もかい」


ルイゼル「魔族には魔族を魔族とする物質がある、完璧に体が全てそれで構成される生まれながらの魔族もいれば、ボク達のように後からそれを摂取し、ヒトの細胞と結合して魔族に後天的になったタイプ、再生能力を持つのは後者のみだ」


「どこでそんな物語中盤で判明しそうな重要な情報みたいなのを知ったか知らんが、要は魔族の物質単体では再生は出来ず、ヒトの細胞と融合することでその能力を得る、そしてこの極寒の状態は私達の中のヒトの細胞部分を停止させる?ってことか」


ルイゼル「そういうことだね、で改めて考えて欲しい、傷口が君の銅の棘のおかげで塞がれているボクと、腕丸ごと無くなった君、どっちが先に失血で死ぬと思う?」


「傷口が“痛い”のも、普通この痛みはありえない」


ルイゼル「そう、ボク達型の魔族は極寒状態の元でヒトの細胞との結合で得られる能力全てを失う、痛覚への耐性も無論さ、」


ならこいつは銅の棘から傷口へ伝わる冷気の焼けるような痛みを耐えているのか?


「昔とは大違いだな」


ルイゼル「ボクには覚悟があるからね、」


の割には口数の減らないこと


「いい覚悟だ、ただこのまま時間経過で勝てると思うなよ、私も覚悟しようじゃないか、」


やるしかない


「お前が出てこざるを得ないようにしてやろう」


ホチキスで腕を繋ぎ合わせる、銅を生成出来るってのは案外便利だな、痛い、とても痛いが痛いだけだ、死ぬよりかはマシだ、なんて強がっても痛いもんは痛い


爆発音がした、


ルイゼル「アイアンメイデンとやらの外側だけを爆破した、トゲは体に刺さったままさ、」


「泣きそうな程に痛いんじゃあないか?能力を解かなくてもいいのか?」


ルイゼル「痛いさ、でも、あと少しで相手の喉元に食らいつける能力を、そんな理由で解除すると思うかい?」


「昔散々言われたな、目的が第一だと、痛みも傷の治療も命さえも全て後回し、そう言われたな」


ルイゼル「斬撃自体を爆弾にした、君に当たった時、切りながら爆発する、あとは、当たるか、それだけさ」


「バカが、その前にお前の体にたんまり弾丸をくれてやる」


✱✱✱


ありのまま今起こったことを話すぜ、

アストレインの気配に頼っていたオレ、

来れば何とかなるさ、

そう思った、

なぜなら白燐が言うに自由に操るスキルが埋まってるのはファルクの方、ならばファルクの方のスキルを解除すればいいわけだ、それが出来るのはアストレインだけ、オレのスキル無効化では無理がある


アストレインの気配は来た、

だが来たのは謎のおばあさんだった


老婆「ピンポーン、誰かいますか?」


セツナ・ユウマ・ルキナ・オレ・白燐「?」


老婆「冗談さ、早速だが、そこの金髪ロン毛男以外、とっととどっかに行きな、」


敵か味方か、どっちなんだよその言い方は、


ルキナ「でも兄さんが、!」


老婆「大丈夫さ、この金髪は殺さないさ、あんたの兄さんも死んじまうんだろう?」


味方なんだな?見方によっては、みかただけに



ごめん、


ユウマ「よくこの状況で頭の中でそんな寒いギャグ考えますね、」


老婆「あんた、レグルスは知ってるかね?」


オレに言ってるみたいだ、


「知ってるけど、」


老婆「なら良かった、ついに突き止めたんだ、」


白燐「色々ツッコミたいとこはあるけど、その気配、ついあの魔竜が来るものかと思ったけど、見たらわかるさ、無効化血清を打ったのか、なら君が突き止めたものっていうのは僕に不利益に働く、」


なんだよ無効化血清って、文脈的にそれを打てばアストレインの気配がするって事なのか?


老婆「悪いけどねぇ、私はあんたなんかより長く生きてんのよォ!自分の役割が、この初対面の若造達を逃がすためにあんたを足止めする事、触れちゃあならない真実を命懸けで見つけ、未来ある若者に託すこと、それが役割だって理解してんのよ、ここまで生きた、知恵と、経験でねッ!」


白燐「その役割のために死ねるってことかい?」


老婆「元々残り長くない寿命、」


白燐「死んだら知ったその真実はどう伝えるんだい?」


老婆「もう既に文面として書き記してあるさ、レグルスのやつならきっと見つけられる、」


この人はなんでこんなに覚悟が決まってんだ、なんでここまで見ず知らずのオレ達の為に命を張れるんだ、


老婆「ふっ、あんたたちを守るのはこの国を守ることだからだ、驚いたかい?私は思考が読めるんだ」


すごいなそれ、レグルスも似たようなことしてたけど


老婆「そして金髪、思考を読めるのはお前も例外じゃない、この国はお前たちの実験場じゃあない!」


白燐「余計厄介だ、殺してやる」


なんか、分からないけど雰囲気が変わったような、さっきまでの余裕がない、


老婆「感染者の死体の入った棺桶を担いで逃げな、若造ども、そしてレグルスにも一言だけ伝えておいてくれ、私は真実を突き止めたってな、」


ユウマ「あなたが誰かは分からない、けど私を置いて行けと同じような事を言われて、素直に行ける人なんてなかなか少ないですよ」


それは本当にそう、置いてったら絶対死ぬじゃんそれ


老婆「いいんだ、愛する国、それを守るのと君たちを今ここで守るのは直結しているのさ、さっきも言ったが私の残りの寿命なんてたかが知れてる、行くんだ」


ユウマ「もう大丈夫です、分かりました、必ず僕たちでこの死体は消毒します、このウイルスが再び流行ることは絶対にありません」


老婆「ありがとう」


ありがとう知らないおばあさん


外は夕暮れだった、

その人がどうなったのかは知らない、最後に聞こえたのは「その心、笑ったね!」という声だけだった、



おばあさんの知った真実はほぼ全部の伏線を回収できるやつなんで判明する時期はなるべく遅くしたい、結構間が空いてしまい申し訳ないです、最後まで読んでくれてありがとうございます!

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