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第18話 冬国の王

正直アリシアが強すぎる気がするけど設定的には丁度いいのかもしれない、そもそも一人で魔竜のとこ行くつもりだったし、ちなみに魔竜は竜の姿に戻るともっと強くなります

アリシア「お前の負けだアストレイン、セリフィスは倒すのに2話かかったが、お前は1話で終わるか、さぁ、わたしに協力しろ、」


アリシアは静かに言った。


アストレイン「やかましい、大体ボスよりボス一個前の方が被害者を出したりするものだ、にしてもさっきのナイフのせいで再生したら逆に関節を固定されて動けなくなるとは、痛いな、こりゃとても痛い」


勝ってもファルクは両腕とも使えなくなった、ダメージの肩代わりって能力は、いや違う能力のせいじゃない、オレのためにファルクは、


ファルク「ユウキ、気にすんな、あくまで俺の妹のため、しかもあの時既に確信を持っていた、」


ファルクは魔竜のもとへ歩いていった


ファルク「お前のスキルは、ユウキのスキル無効化と違って、スキル無効化を無効化したスキル自体を無効化してスキルを無効化できるんだろ?最上位のスキル無効化というか、説明難しいな、」


ということは妹の病は誰かのスキルの影響なのか、スキルにスキル無効化を無効化するスキルを上乗せして、どれだけ悪意があるんだ、やったやつ


アストレイン「お前は、ファルクだな、ああできる、必ずお前の妹は元気になる、オレが保証しよう、なぜなら、、お前の腕についてだが天使でもお前の妹のせいでもない、オレのせいだ、オレが天使を攻撃したからとかそういうものではない、この状況は最初から仕組まれている、一つ一つこうなると想定してやってる」


どういうことだ?


アストレイン「お前たちはこのオレが理由もなくいきなり襲ってきた竜の姿すらしてない頭おかしい竜だと思ったのか?そんな訳ないだろう、オレは北の国の王に拗ねてここらの統治をサボって家に引きこもったことも悪いと罪悪感をもっているし、もとよりお前たちが来たら統治を手伝うつもりでいた、だが、それより大きい事柄がある、」


「…」


アストレイン「あ、人間の姿で上裸で真面目な話しても入ってこないか、ちょっと服を着てきたいからこのナイフを抜いてくれ」


「わかった」


オレは頑張ってナイフを抜いた、


アストレイン「よし、真面目な話をしよう、その天使に進化条件を満たしてもらうことが目的だった、オレもセリフィスも同じ目的だ、方針は違ったが、無論この説明で天使も獣人も納得し得ないだろう、だが、なんとしてもやらなくちゃあならなかった、」


まだオレの腕が無くなったという話ならシンプルで、オレは自分でアストレインを許せた、だがオレの進化かなにかの為にファルクの腕がなくなったなら話は別だ、いったいだれがお前を許せばいいんだ、


だがそんな感じで思考を整理する暇は与えられなかった、考えてみればこの旅はそんなことの連続だった


???「最上位のスキル無力化スキル、このボクが貰うのに相応しいスキルだね」


そこにはネイビーのマントを羽織った水色の長髪の女性がいた、帽子に長袖の服にショートパンツというなんかどっかの制服でありそうな格好をしてるのもあったり、物事を軽く見てそうな雰囲気から、背丈は決して低くは無いのにどこか少年じみた印象、だがその目だけは何か異質だった、死んだ魚の目に似てる、ひとつ分かるのはいたずら好きみたいな雰囲気をしているがそのいたずらの内容が冗談では済まないということ、


???「おめでとうアリシア、君はボク達の妨害もあったのに魔竜までたどり着き、魔竜を倒すことに成功した、これから君が王になったらボクはお隣さんだね」


言葉に嘘はないようだ、恐らく本気で祝っている


???「ちなみに、君たち視点ではボクは毒の人に唆されてわざわざ刺客を派遣させられた弱小国かなにかの王の1人にでもみえるかい?」


「まぁそんなとこかな」やば、口が滑った


???「いや、それは違うな、ボクはそれを機会として利用したのさ、2000ゴールドにつられて集まる人々の中でボクが奪うに相応しい能力を持つ者はいないか、それを見ていた、」


つまり、そもそも刺客を集う資金の1部を出したのはアリシアを止めるためではないと、同じようにセリフィスに唆された他の国とは違うとアピールしてるのか


???「君今ものすごく失礼なこと考えなかったかい?」


「そこまで失礼なことは思ってないよ」


???「まぁとにかく、ボクが欲しいものは手に入れた」

そう言いながら彼女は野球の投球フォルムで地面に転がっていたガレキを構えた

???「確か、君たちが遭遇した中では10人目、だったかな?」


そう言うとそのガレキを勢いよく投げた


ガレキはボロボロになったアパートの上空を飛んで行った、そしてそのまま上空で爆発したのであった


???「奪ったのさ、傲慢の暗示を受けたボクのスキル《傲慢なる戴冠》で!爆発を起こすこのスキルを!(倒置法)」


傲慢の暗示?それってセリフィスが探してた人じゃないのか?


アストレイン「つまり、オレを気絶させ、オレのスキル無効化の効果を解除してからオレを殺害してスキルを奪うということか?」


アストレインってこんな頭良かったっけ?脳筋っぽいイメージだったんだけど、本体が気絶したらスキル効果がなくなるって設定オレでさえ忘れてたのに


???「その通り、ボクのスキル抜きの力だけで君をあっとう、、して、」


何故か急に女性は喋るのをやめた、その目には何故か夜の海岸沿いから見る夜空の星々のような輝きがあった、


???「君、名前は、な、なんて言うんだい?」


カリーナの方へ向かいながら彼女は言った、まるで西と東で分断されてた家族が久方ぶりの再会をしたみたいに


カリーナ「私はカリーナ、だけど」


???「いい名前だ、君のことはカリンと呼ばせてくれ」


女性はカリーナ改めカリンの両手を握りしめ、目を輝かせながら続けた


???「ボクの名前はルイゼル、ちゃんと覚えてておくれ」


カリーナ改めてカリン「へぇ〜?」


カリーナ改めカリンもどゆことって表情してるじゃないか


ルイゼル「必ず君を幸せにしよう!約束だ!いや、まだ早かったね、すまないボクとしたことが、順序をはき違えてしまった、だが勘違いしないでくれ、そ、その別にそういうのじゃ、いやいや、忘れてくれ、いや、忘れないでくれ、覚えててくれ、また会おう、!」


傲慢の暗示のスキルの冬国の王ルイゼルは嵐のように去っていった、

こうして意図せずともカリーナ改めカリンのおかげでボス戦の後の負けイベ裏ボス戦を回避できたのであった

冬国の王ルイゼルはセリフィスのスキルも奪おうと思ってました、爆弾のスキルはもってた10人目の刺客が弱かったからあんま強い印象ないけど結構強い、今回も最後まで読んでくれてありがとうございます!

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