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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

最後の夏

作者: 咲樹

処女作です。

駄作なのは重々承知です。

感想やアドバイスなど頂けると幸いです。

どうしようもない夏の始まり

忘れないように君を見ていた


ふとあの夏の思い出が甦る

誰にも見せられないような未来へのメッセージ

いくつもの言葉を重ねた日々

子供の頃に夢見てた青春の花火

大人になったら見ようって言って

楽しそうにはしゃぐ姿を

忘れないように君を見ていた


大人になんてなれるわけがないのに

そんな約束をしたから罰が下った

君が事故って植物状態になった

僕が看取ってほしかったのに

激しい雨が降りしきる日が来ても

胸を刺す痛みだけが僕の全てで

心の痛みは強くなって

体はだんだん動かなくなって

僕の声は風に消されてしまうけど

瞳の奥でこおりついてる

一瞬の記憶が消えてしまう前に

忘れる前に君に届けたい


余命宣告を受けたあとから

君の笑ってる姿だけが救いだった

動かなくなった君を見ると

まだ生きてるなんて信じれなくて

過ちを繰り返すように生きているけど

どうすればいいのかなんて何も分からなくって

止まない雨が降りしきる日が来ても

君が笑ってくれる日が来ることを信じて


僕も今では寝たきりの生活

声も出せなくなってしまって

隣ではただ君が生きてるだけで

君と居られる最後の夏が終わってしまう


嗚呼もういっそ君を殺して僕が生きるか?

君ならきっとそれを望む

だとか、君の望みなら…

なんて言い訳をして生きていこうか

怒りに来てくれたら君と話せる

それともそうだな

君の前で僕が死のうか

泣いてくれたら嬉しいけど

どうせ君と花火を見ることがもう叶わないように

君が目を覚ますことはないだろう

片想いを拗らせた僕の

きっと誰も許してくれない最後の過ち

沈む意識に身を任せる

最後の一瞬まで

忘れないように君を見ながら

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― 新着の感想 ―
[良い点] すごく悲惨で悲しい詩ですよね。読んでてすぐに頭の中にイメージがつく文でした! [気になる点] すこし表現とか、描写が直接的だというか、小説っぽい感じがして、ちょっと想像力を掻き立てる魅力の…
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