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貴方の事はもうそれほど‥‥  作者: みるみる
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婚約三ヶ月目 突然の婚約破棄破棄


そしてナダル様と婚約してから三ヶ月目の今日、私はナダル様からの短い文書のみで、


ナダル様から‥‥婚約破棄を‥‥突然告げられました。


なんで?私頑張ったよね?


どこで間違えてしまったの?


どうすれば、また彼と婚約できるかしら?


あの日のポッチャリした彼女のせいかしら。


彼は彼女を愛してるの?


彼は彼女を抱いたの?


私はもう要らないの?


「お嬢様!」


侍女のラーナが泣きながら、私を抱きしめてくれました。


あぁ、涙が次から次へと溢れてきます。


私の心はもうとっくに壊れていたのでしょう。


涙は止まらないのに、大声で泣き叫びたいのに、出来ないのです。





お父様と彼のお父上との話し合いで、正式に婚約破棄がされました。


なんでも彼の商会が、いつぞやの彼女の商会と合併して大きくなるそうで、


一緒に仕事をする内に若い二人の間に愛が生まれたようです。近いうちに二人は婚約するそうです。


そしてなんと、彼女のお腹にはーー


彼の赤ちゃんが宿っているそうです。


結婚式は、出産後に盛大に行われるとの事でした。

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