モーしませんから、許してマーライオン!
「乳牛に相談だ!」
私は乳牛に話しかけたが乳牛は
「モー!」
しか言わなかった。
二、三回話しかけたが同じ結果だった。
話しかける場所を変えて乳首に話しかける事にした。
「牛乳に相談だ!」
乳首に話しかけると乳首はクルンと一回転した。
もう一度
「牛乳に相談だ!」
と話しかけると凄い勢いで牛乳が飛び出した。
そのせいで辺り一面ミルクの海になった。
そして、ミルクの海から二枚貝が生まれた。
私はその貝を海のミルクとして販売した。
それが人気になり思ったように売れ、特産物にすることに成功したが、あるとき恐ろしい事件がおきた。
資金回転の為、粗悪な海のミルクを売り出すことになってしまい、顧客が下痢ら豪雨を起こすマーライオンとなった。
そのせいでミルクの海が死の海に変わり私の夢は終わりを告げた。
落胆した私はベットに寝込んだ。
寝ていると声がした。
「モー!」
眠りから目がさめると私は乳牛になっており、乳を絞られていた。
そして、私は必死に助けを呼んだ。
「モー!モー!」
と。