妖怪の世界への旅立ち
ここはどこだ?
そんな俺の疑問に答えるかのように、女性が現れた。
身長は、150くらいでその割に胸がたゆんたゆんと揺れている。
完全に俺得である。
俺がそんな胸に気を取られていると女が高い声でこう言った--
「ここは現実世界と妖怪の狭間の場所。通称、{逢魔が時}でございます」
「逢魔が時?なんだよそれ?」
「現世では悪魔や幽霊に逢う時間、それを逢魔が時と言っております。」
なるほど。。。っていうか夢か?これは?
「夢ではございません」
「心で思ったことがわかるのかよ!?」ってことはさっきの俺得たゆんたゆんトークも聞こえてたのか。
「はい」
しまった。。。不覚。。
「それでは、これからの事を説明いたしましょう。」
「ちょっと待て。これが夢じゃなくて現実なら何故俺はここにいる?」
「それは、あなたが100という字を100回書いたからでございます」
・・・・・・・・・そういえば、ジャンプを買えなかった腹いせに100ってノートに書きまくってたな。
「100を100回書く。それが、この逢魔が時に来る条件でございます。そして私は、百々目鬼という腕に無数の目がある妖怪です。」
女性が腕をめくると、確かにそこには無数の目がついていた。
「つまり、俺がここに連れてこられた訳は、あんたの名前の百と俺がノートにかいた100がリンクしたってことか?」
「そのような解釈で間違いはないかと。」
........ナンテコッタ
「それでは説明を再開いたします。
あなたはこれから妖怪の世界に旅立っていただきます。」
「待て待て待て。現実に戻ることは出来ないのか?」
「無理ですね。」
「そうか。。」まあ別に戻っても楽しいことなんてないからな。唯一の心残りは・・・ジャンプの続きが気になることか。
「そして妖怪の世界で自分だけの百鬼夜行を作っていただきます」
「百鬼夜行?」
「妖怪を従えて、自分だけの国のようなものを造り上げるということです」
「なるほど。。ん?‘自分だけの’ってことは従えた妖怪たちは俺の命令を聞くってことか?」
「はい。ですが、従えた妖怪とは対等な関係であるという決まりがあります。ですので、奴隷のような扱いは出来ぬものと考えてください。」
「わかった」
「百鬼夜行を造り上げた主には数字が与えられます。一桁ほどより強大な百鬼を持っていることになります。」
「なるほど」
「説明は以上です。」
「・・・・・・・・・・・は!?」
「説明は以上です」
「いやいや。
まだ、妖怪の世界ですべきこととかetc全然説明されてないけど」
「それでは幸運を」 無視かよ。。
次の瞬間俺の体は白い光に包まれ、目を開けると、
そこには見たこともない景色が広がっていたーー




