言葉(コトノハ)
『言葉』――……。
それは……自分の気持ちや思い、考えを表すモノであり、自分の心を他人に伝える為の手段……。
だけど……『言葉』は“道具”じゃなくて“生き物”だと僕は思うんだ。
だってそうでしょ?
使い方によっては人を騙す事も傷つける事も出来るし、自分の立場を偽る事も出来る。
『言葉』を巧みに操れば、世界を思いのままにすることだってできるんじゃないかって……。
だからこそ、気を付けないといけない。
日頃、何気なく使っている『言葉』だからこそ、気を付けないといけないんだ。
ひょっとしたら、今自分の伝えた『言葉』で相手を傷付ける事になるかもしれないし、そうでなくても、『言葉』は自分の『心』を伝える為の大切な『パートナー』なんだから……。
あ、でも……。自分の思った事を伝える事が悪いって訳じゃないよ? ただ、それを伝えられた相手の中には……それを不愉快に思う人もいるし、それによって傷つく人もいる……。
だけどひょっとしたら……、いや、ひょっとしなくても、「自分が傷付くわけじゃないからいいじゃん」と思っている人もいるかもしれないね……。けどね、これだけは言わせてほしい。
君が何気なく言っている『言葉』を、その『言葉』を自分に伝えられたらどう思うのかを……。
何でこんな事を言うのかと言うと……僕も知り合いの“何気ない『言葉』”で傷付いた事があるからなんだ。
身に覚えのない事で犯人扱いされて、他愛もない喧嘩で「死ね」って言われて……本当にあれは辛かった。悲しかった。苦しかった……。
何で僕を疑うの? 僕はやってないよ? 何でそんな事を言うの? 僕はここにいちゃいけないの?
……その言葉を言われた時、心にグサリとナイフが突き刺さった感覚が確かにした。『言葉』は時として凶器になるって言われているけど……それは、本当だったんだ。本当に凶器になるんだよ……、何気なく伝えた『言葉』ほど……重く、ね……。
とにかく、僕が言いたい事は……本人に悪気はないかも知れないけど、その『言葉』を伝えられた側の捉え方は様々なんだ。だから、今自分の伝えたい事を『言葉』にしていいかを考えてから伝えてほしい……。
まぁ、これは僕の自分勝手な見解何だけど。
最後に、読者の皆様に感謝の言葉とお願いがあります。
最後まで目を通してくれて、ありがとうございました。
そして、お願いと言うのはこれからの『言葉』の伝え方についての約束です。
これからアナタが『言葉』を伝える時、本当にこの『言葉』を伝えていいのか考えて下さい。何気なく伝えた『言葉』ほど、重く圧し掛かるもの何です……。だから、慎重に選んで下さい。
だって『言葉』は――……。
――『生き物』なんだから……。