表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/39

???

「[奴]の情報通りだな」


儂は皆を移動させ魔物を婆さんに変化させ憑依する、得た情報を元に瞳術を用い男の婆さんと[錯覚]させる、洞窟の[化け物]にぶつけてみるが、何もせずに引き返してくる。あの[化け物]が会話するとは思わなかった。

あの[化け物]に勝てるのは[人間]だけなのだが上手くいかないものだ。

洞窟の影響で奴にかけた瞳術が解け、魔物を殺されたため至急魔物を新たに変化、憑依し現場に向かわせて瞳術をかけ直した。成程[情報通り]大した眼力を持っておるようじゃな、ほっほっ


方向性を変え、池を使い罠に嵌める事にした。


「この池の真ん中の底にある玉を取ってくるんじゃ」


「OK!」


玉は白銀で作られ、重量はかなりの物だ、そこを手に入れた所を魔物に襲わせれば一溜りもあるま・・・って歩いて入るんかい!可笑しな男だ・・・だがこれで終わりじゃ・・・ろ?


「何じゃ!?」


池が渦を巻いておる・・・奴は本当に[人間]か!?アッサリ池を切り裂いて玉を持ってきおった。

聞いた[情報]を遥かに上回る男だ・・・こいつは危険だ・・・[大結界]の破壊に此奴は必ず邪魔になる・・・ここで仕留めねばならん・・・幸いまだこの男は婆さんが本物だと思っている・・・[人間]には最も効果的な方法を取るか・・・。


「キール・ライトニング、この[人間]を殺されたくなければ大人しく殺させろ」


これで直ぐに終わりだと思ったが・・・ほっほっ、どこまでも人間とは思えぬ男よ、これを切り抜けるとはな、だが婆さんが偽物だと気付かなかった時点で! ザク 貴様は終わりよ!

これまでの強靭さが嘘の様に呆気なく倒れ伏す。後は首をはねれば全ては終わる!


「死ね!」


突き出される刃は閃光


音もなく忍び寄り


気付けば相手は絶命している


「そうはさせない」


何!?何が起こった?気付けば憑依した肉体は死に絶えていた。別の肉体に憑依を・・・動けないだと!?・・・まさか・・・貴様が!?


「逃がさないよ[私の物]に手を出した報いは受けて貰う」


赤く輝く瞳が儂の精神を・・・まさか!?貴方様は!?・・・何故[人間]の味方をするのです!・・わた・・し・・は・・・・・


「関係ないね[人間]だからじゃない[キール・ライトニング]の味方なの私は」





・・・・・ば・・・な




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ