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クリスとティーナに今日と明日は自由行動と伝え、街の入口に来た。

あっ!武器屋のおっちゃんじゃん、朝早いねー。


「おはよう、おっちゃん!昨日は助かったよ。」


「おう!儲けた分俺んとこで何か買ってってくれよな!」


いい笑顔で答えてくれるおっちゃん、いい人だねぇ!


「今日クエストで火竜討伐に行くからその報酬でガッツリ買わしてもらうよ!」


「・・・あんた火竜討伐に行くのか?」


「ああ!」


「ふ・・ん、あんたなら出来そうだな、どうだ?後払いで50万!これ買わねえか!?」


おっちゃんが見せてくれたのは赤く光る斬馬刀・・・業物だ。


「喜んで買わせてもらうよ、この武器名前とかあんの?」


俺の言葉におっちゃんがニヤリと笑う


「ドラゴンキラー」



おっちゃんと話していると、一人の青年が門の前に来た。身のこなしは軽く隙が無い、彼がもう一人のクエスト受注者か、ライトアーマーに腰にロングソード、背中に大剣を背負ってる、顔は・・・まあまあだな!金髪をロングストレートで爽やかに演出している・・・ライバルの予感!


俺は自分と比較する・・身のこなしは忍び足で隙がない、旅人の服に腰に複数のナイフ、マントを纏い背中にドラゴンキラー!(ここ一押し)顔は互角で黒髪をマッシュルームカットで爽やかに演出している・・・やはりライバル!


「じゃあ行ってくる!期待して待っててくれ。」


「頑張れよ!」


おっちゃんに別れを告げ俺はライバルに挨拶をする。


「火竜討伐の方ですか?」


青年は振り向きキラキラとした笑顔で返答した。


「貴方がもう一人の冒険者ですか?私はパリス、どうぞ宜しく!」


キラッと光る歯に、イラッとしたが器が大きい俺はそんな事気にしない


「俺はキールだ宜しくな![キラッ]」


馬車に乗り込み目的地に着くまでする事もなくユラユラ馬車に揺られていると、パリスが話しかけてきた。


「今回のクエストの報酬は要りませんので、ドラゴンの心臓は頂けないでしょうか?」


「それはどうして?」


「私には妹がいるんですが、不治の病で何時死んでもおかしくありません。」


「・・・・」


「唯一治す方法がドラゴンの心臓を食べる事なんです。」


「・・・・・」


「私が死んだら、ドラゴンの心臓をタイタンにいる妹に届けて頂けませんか?」


「・・・馬車を止めろ!」


驚いて馬車を止める御者


「お前なあ!討伐する自信が無いならクエスト受けてんじゃねえぞ!足手纏いなんだよ!」


「しかし!」


「しかしも蜥蜴もねえ!今すぐ妹の所に帰れ!何時死んでも可笑しくねえんだろ?

少しでも傍にいてやれ!帰ってきたら死んでましたなんて意味ねえだろ?」


ハリスは激高して俺の胸ぐらを掴む


「あんたも!諦めろって言うのか!?私だって傍にいたい!それでも!それよりも妹の未来を手に入れたいんだよ!生きて欲しいんだよ!」


「誰が諦めろって言った?ドラゴンの心臓は俺が手に入れるからお前は家に帰れって言ってんの」


「え?」


「・・・待てよ?俺が討伐中に死んでも寝覚めが悪いな・・・あれならイケルか?御者さん街に戻っていいよ」


「何を・・言ってえええええ!」


俺はパリスを抱えて馬車から降りて街に走って戻った。


「さて、パリスの家は何処にあるんだ?」


「君は・・・無茶苦茶だな!」


「まあ待て、俺なら延命治療が可能だと思うから言ってるんだ。」


「・・・こっちだ」


俺はパリスの指示に従い一軒家についた。妹の部屋に案内される


「お兄ちゃん・・・誰?」


今にも消えてしまいそうな儚い花が其処にいた。


「お医者さんだ安心しなさい」


パリスが優しく妹に声を掛ける、妹は安心して眠りについた。


「俺のする事を黙って見ていろよ」


釘を刺し、手を取り口を当てる、大量に流し込んだら刺激が強すぎる・・・少しずつ・・・少しずつ・・少しずつ・・・リンク完了


「よしっ!いいだろう」


「まさか・・・本当に顔色が良くなってる!」


「あくまで臨時対応にすぎないからな、治ったわけじゃない」


「・・・すまない私は君が只の変態ではないかと疑ってしまった」


「ぐっ・・まあいいこの借りは必ず返してもらうからな!」


俺は言い捨て家を出る。一人で行くなら馬車は必要ない、俺はコクリコ山へ走っていった。


ぐっ・・・何だ?山頂まで後少しの所で俺は頭痛と目眩、吐き気がおき、体が動かない、俺は半日動く事が出来なかった・・・なんだったんだ?


山頂に着くと大きなクレーターが広がっており、真ん中にドラゴンが佇んでいる、大きな巨体に大きな羽、真っ赤なお目々が此方を見てる?・・・こちらに気付いてるね・・・口からチロチロ・・火・のようなバイ!俺は左回りに走る!炎が追従して追いかけてくるが、俺の足より遅いから問題ない!そのまま火竜に切り掛る!しかし素早い動きで空を飛ぶ火竜、逃がすわけにはいかない!


「一文字切り!」


赤い衝撃刃がドラゴンの翼を切り裂く、ドラゴンキラーはダテじゃない!

バランスを崩し地面に足を付く火竜、俺はその足を走りざま剣を振り抜く、アッサリ足を切り落とし火竜はバランスを崩し前のめりに倒れる、そのまま首を切り落とす!


ドラゴンを倒した。


このドラゴンキラー凄いな!おっちゃんお蔭で勝てたぜ!俺はドラゴンを解体し、倉庫に入れていく、千年草の回収も忘れずに、任務完了!待ってろよ妹よ!今から行くからなー!


今から行くからなー エコー



お姉さんと俺が見守る中、医者が妹を見ている。たくっこんな大事なときにパリスの野郎何処ほっつき歩いていやがる、後で折檻だな!って言うとお姉さんがにっこり笑った。美しい・・。

医者は信じられないといった面持ちで述べる。


「完治しています!」


「・・・良かった・・・パエッタ!」


「パリスお姉ちゃん!・・・私・・私!」


抱き合う二人・・美しいな・・・パリスお姉ちゃん?・・・あれ?・・俺さっき何て?


「さ、さーて帰るかな!じゃあなパリスにパエッタ、姉妹仲良くな!」


そそくさと帰ろうとすると後ろからパエッタが声を掛けてきた。


「有難う!変な髪のお兄ちゃん!」



宿屋


「なあクリス・・・俺の髪って」


「変だよ」Σ(゜д゜;)



酒場


「皆ぁあああ!今日は俺の狩ってきたドラゴンで宴会じゃー!」


「「「「「おおおおおおお」」」」」


「嫌な事忘れてガンガン行こうぜ!!」


「「「「「おおおおおおお」」」」」




グデングデンになるまで酔った俺は気付いたらパリスに介抱され宿に着いていた。


「ここ俺のとった宿じゃないろ」


「私の奢りだからいいんだ」


「ちきしょー、どうせ俺の髪なんてー」


「すまないなパエッタは正直者なんだ」


「おまっ、正直ってんぐ・・ん・・はむ・・え?」


俺今・・・何した?


「ふふふっ、私も正直者なんだ」


衣擦れの音と共に衣服が落ちる・・・闇の中、月に照らされた裸体が浮かび上がる、それはとても幻想的で美しい・・・っていやいや


「ななな、なにやってりゅ」


俺はバランスを崩してベッドに倒れ込む、パリスはそのまま俺に跨った・・・頭がクラクラする。


「私の事折檻するんだろう?」


妖艶な笑みを浮かべ、パリスは俺に・・・・。







その日キールは大人になりました。




名前 キール・ライトニング ♂ 18歳

 LV  41

 HP5200+20% MP2200


 


 職業 剣神

 筋力 650+10%

 俊敏 900+5%

 知性 35

 直感 500

 器用 400

 意思 500

 魅力 250

 幸運 200


 技能 真眼LV3[弱点を瞬時に見抜く 相手の強さを解析出来る 鑑定LV3]

    空間把握[奇襲攻撃無効]

    気配察知[位置の完全補足]

    投擲マスター

    無音走り[無音 瞬歩]

    残心[隙を埋める] 

    限界突破[能力限界の解除]

    魔力譲渡[リンク可能]

   ※無刀取り[相手に武器で攻撃された場合その武器は己の物となる]

   ※条件発動[素手の状態で発動]

    見切り[紙一重の避けが可能]

    剣神の一撃[防御無効]

    酸素確保[高山病無効]

    ???


 加護 婆ちゃんの祈り+[即死攻撃無効 浄化の光]リンク

    主の力[HP 筋力 俊敏のブースト]リンク

    奇跡と幸運の体現者[HP自動回復(中) 毒呪い無効 幸運+100] リンク





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