逃走
スケルトンを倒した。
「よしっ!」
「よくない」
言いつつ俺は紙を丸めスライムゼリーで固めた棒で、後ろからクリスを叩く、リンクが切れているので肌に優しい棒を作ってみました・・・自信作だったりする。
「えー、何で?」
「倒したと思って油断して、視界の確保も行なってない、全ての行動を終えた瞬間に最大の隙が出来る、心を残して隙を無くせ、これからは二人に隙があると思えば叩いていくから」
「「はーい」」
二人と話をしながら、俺は思案していた。
何か違和感がある・・・何だ?
考えたが答えが出ない、俺達は旅を再開する。
野盗の砦を出て、随分歩くが街道が見えてこないな・・・道を間違えたか?
暫く歩くと地面に散乱した骨が見えた・・・見たような景色だな、そおいうことか・・
「父さん・・・ここさっきの場所じゃ・・・」
「・・・何あれ」
クリスが俺の感じていた違和感を口にして、ティーナは違う違和感を口にした。
ティーナが指差した先に、明らかに他とは違うスケルトンが立っていた。
頭蓋骨は口の部分が大きく飛び出ている。
歯は牙の様に尖っている。
骨は全てが規格外に太い。
尾てい骨に尻尾のような骨が付いている。
右手に大きなハルバードを握っている。
『カカカッここを抜けたければ儂を倒して見せよ』
スケルトンが喋っている、まるで夢の中の出来事、だがそれは些細な事、問題なのはギルドマスターに相対したような圧倒的な[強さ]・・・これ程の気配に何故気付かなかった?
理由は分からんが逃げる事は不可能・・・二人を守るには・・・
右手の棒に目をやる ドクン 激しい動悸が胸を打つ 助けて ・・・クソッ、頭を切り替えろ!
「ああそうかい!」
俺は棒を投げ捨て背中の斬馬刀に持ち替えると同時にスケルトンに向かい切り払う
『カカカッ[人間]が儂を切るか』
俺の一撃は骨を削るだけに留まった・・・カルシウム抜群だね・・・。
「はははっ楽しんで貰えたようで何より、俺もあんたとは本気でやり合いたい、どうだ?この二人はこの場から見逃してくれないか?」
『ふむ一理あるな、こうしよう』
俺は斬馬刀をクリスの目前に全力で振り抜く、弾かれるハルバード
「おいおい話が違うだろ」 焦りを顔に出すな
『二人を殺せばお主も気兼ねなく戦えるじゃろう』 呼吸を整えろ
「おいおい俺に守りながら戦えと?弱い奴はやり口が汚いな!」 余裕を見せろ
『カカカッ挑発に乗ってやる・・・結界を解いた。二人は何処へ成りと
俺は二人を抱え全力を振り絞り逃げ出した。
走る 二人とリンクする
走る 結界を解いたと言っていた。今なら・・・
走る
走る
「はー、何とか、はー、街道に戻ってこれたか、スー、ハー・・・・いいか、この街道をあっちに向って真っ直ぐ進むとクラフトの街に着く、そこにモットーって名の宿がある、俺の妹が其処に住んでるからこの手紙を渡してお世話になりますと言うんだ、いいな?」
「でも 「お父
「俺一人なら簡単に逃げ切れる、後から直ぐに合流する、いいな?!」
「「はい」」
「いい返事だ、行け!振り返るな!・・・・やれやれスケルトンのくせに随分足が早いな」
街道が気付いたら消えている、振り返ると最初から其処にいたかのようにスケルトンが佇んでいる、逃げるのはもう不可能だな。
『カカカッこれは失礼した。[大結界]を抜けるにはこの姿じゃないと出れんのでな・・お・・おおおお』
骨に凄い勢いで肉体が再生されていく!俺は斬馬刀で斬りかかるが、ハルバードで弾かれる。
「焦るな焦るな!直ぐに終わる」
言葉通り肉体の変化は直ぐに終了した。緑の鱗に全身覆われ、目が燃えるように赤く輝いている、ドラゴンにも見えるこいつはなんだ!?
「お前は[何]だ?」
「[大結界]に守られて全てを過去に置いてきたか人間よ、儂は竜人ゴッゾーよ」
大結界?竜人だと?学校に行ってないから過去の歴史なんて知らねえよ!取り敢えず言っとこう
「今から死ぬ奴の事なんて知らないな!」
「カカカッ抜かしよる!」
突きの暴風雨が俺に襲いかかってくる、避ける事で手一杯で攻撃に転じる隙がない!
ならばと致命箇所以外は避けずに竜人に向かい切り込む! ギィン 大きな音を立て弾かれる斬馬刀と噴き出す俺の血
「カカカッ肉体を得た儂を切れるものか!」
「ああ、この[剣]じゃ切れないな」
硬いな!何だこの理不尽さ、傷が塞がるまで防ぎ避ける事に集中する、同じ手は使えない、中途半端な切り込みは鱗に弾かれるだけだ、突きを最小限の動きで躱せ!もっと小さく!これでは攻撃に入れない、予測しろ相手の突きを先読みしろ!
竜人の激しさを増す突きに対しキールはそれを上回る先読みと見切りで全てを躱す、圧倒的なステータスの差を圧倒的な技が凌駕する、驚く間もあろうか!ハルバードが斬馬刀に下からかち上げられる!
「剣じゃ切れないが[俺]なら斬れる」
ここから守りは必要ない![斬る]事に全身全霊を傾けた一撃が上段から斜めに振り下ろされる!斜めにズレる竜人の体 斬る 逆にズレる 斬る 斬る 斬る 光速となった剣筋は網の目のように竜人を切り刻む!キールは刻んだ肉片に倉庫から取り出したスライムゼリーをブチ撒け火を付ける、あっという間に燃え上がり灰となった。
「やっぱ魔物はよく燃える」
キールの呟きと共に街道が出現していた。
名前 キール・ライトニング ♂ 18歳
LV 40
HP5000+20% MP2000
職業 剣神
筋力 600+10%
俊敏 800+5%
知性 30
直感 450
器用 350
意思 500
魅力 200
幸運 200
技能 真眼LV3[弱点を瞬時に見抜く 相手の強さを解析出来る 鑑定LV3]
空間把握[奇襲攻撃無効]
気配察知[位置の完全補足]
投擲マスター
無音走り[無音 瞬歩]
残心[隙を埋める]
限界突破[能力限界の解除]
魔力譲渡[リンク可能]
※無刀取り[相手に武器で攻撃された場合その武器は己の物となる]
※条件発動[素手の状態で発動]
見切り[紙一重の避けが可能]
剣神の一撃[防御無効]
???
加護 婆ちゃんの祈り+[即死攻撃無効 浄化の光]リンク
主の力[HP 筋力 俊敏のブースト]リンク
奇跡と幸運の体現者[HP自動回復(中) 毒呪い無効 幸運+100] リンク




