表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/39

魔王

ギャグ回です。

好きじゃない人が多めなので、ご案内

軽く伏線ありますが、読まなくても問題ないです。


キールは扉を開けた瞬間激しい悪寒に襲われた。なんだこの違和感?・・気のせいか?

幾多も生死を乗り越えた経験が、自信から過信へと変わり、直感から来る危険信号に気付けない、目の前の妹が纏う空気に気付けない。


「お帰りお兄ちゃん」


「ただいま」


笑顔で俺を迎える妹、本当に可愛いな!右手にフェントを握っている・・・あれ?俺フェントを妹に[移譲]したっけ?・・・少し考え事してたから気付かなかったか。


「何だ料理でも作ってくれるのか?」


「ふふふっ、お兄ちゃん次第ね」


おいおい何だよドキドキするじゃねえか!胸の鼓動が異常に早いな、汗が妙に吹き出るし・・・妹の手料理がそんなに食べたいのか俺は?


「何すればいいんだ?」


「質問に答えるだけ、ただの[答え合わせ]だから」


「OK!どんと来い」


「お兄ちゃんにとって私は何?」


「妹!」


「・・・一生面倒見るって結婚の事?」


「違うよ」


「・・・・・私達家族にお婆さんはいないよね?」


「居るよ!」


「・・・」


気付いたら俺は全速を持って右に跳躍していた。危険を感じた訳ではない、体が勝手に動いていた。

俺がいた場所が綺麗に[消失]している・・・・馬鹿な!?


「い、妹よ・・・何のつもりだ?」


震える声が抑えきれない


「安心してください・・・峰打ちです」


「いやいやいや、刀返してないから!それ峰打ち違うよ?!フェント!何やってんだ止めろよ!」


『すまぬ我ではフィズを抑えきれぬ・・・お主はいい奴じゃった』


「何勝手に俺の命諦めてんの?ふざけんな―――~~!」


言いつつ右足を軸に回転する俺の体のコンマ一ミリを衝撃が走り抜ける、俺より[強い]ぞ!?どうなってる?さっきまで確かに妹は俺より[弱かった]筈だ・・・駄目だ!俺の頭じゃ理解できん、兎も角話し合いに持ち込む!


「何を怒ってるんだ!?言ってくれないと分からない!」


「・・・お兄ちゃん、私を痴呆だと思ってたんですか?」


間に合わない!咄嗟に宝石を盾に衝撃を打ち消す、粉々に砕け散る宝石、何か武器!・・・空間倉庫使えね~、迂闊すぎるっ!


「思ってないよ!」 今は


「お婆さんは居ませんよね?」


「居るよ!―――~~っ待て、誤解してる」


「お兄ちゃん私の言う事信じてないんでしょ?」


「違うっ!・・・俺は誰より自分を信じているだけだ・・・この胸の奥にある婆ちゃんとの思い出は断じて否定できない、たとえこの世界全ての生き物が否定してもだ!」


「・・・・カッコイイ」


空気が和らいだ?今ならイケル!


「お前は一生俺の大事な妹だ!!!」(キリッ)


「・・・やっぱりお仕置きは必要ですね!」


何で!???っやられる!・・・嫌だ!・・兄が、妹に、[負けれねえ]だろ!!


光速の剣がキールを切り裂く!しかしキールの体に傷一つ無く、その右手にはフェントが握られている・・・


「フィズっ!」


「っ―――」


俺は腕を振り上げる、思わず目を閉じるフィズ


ポン


「兄ちゃんが悪かった」


「っ~~~~お兄ちゃんは悪くない!」


「俺が悪くなくても!フィズが辛いのは分かるから・・・」


「・・・お兄ちゃんの馬鹿・・・キールの馬鹿・・・」


ポン ポン


「ごめんな気付けなくて、もう分かったから」


「・・・キール」




「生理だろ?」


それは怒るよな気付かなかった自分が恥ずかしいぜ・・・あれ?フェントがまたフィズの右手に・・何か段々・・・・近づいてくるよ・・・何も言わずに・・近づいてくるよ・近づいて



そしてキールは息絶えた。



追記フェントの必死の救命作業で息を吹き返しました。


『雉も鳴かずば撃たれまいに・・・』



 名前 フィズ・ライトニング ♀ 16歳

 LV  5

 HP50(3500+20%) MP100(1000)


 


 職業 婚約者(自称) 黒化時 魔王

 筋力 10(400+10%)

 俊敏 30(500+5%)

 知性 180(6)

 直感 20(300)

 器用 30(250)

 意思 50(300)

 魅力 255(100)

 幸運 50(200)


 技能 兄への愛[兄に対して攻撃力+100%]

    兄への慈悲[HP1を残す]追加効果10%で即死

   ※兄への思い[黒化( )内の全ての効果ステータスが基本値に上乗せ]

   ※条件発動[兄を強く思った時に発動喜怒哀楽関係なし]

    兄への追跡[追跡者LV1]

    兄馬鹿[兄が絡むと知性−80%]

    (真眼LV3[弱点を瞬時に見抜く 相手の強さを解析出来る 鑑定LV3])

    (空間把握[奇襲攻撃無効])

    (気配察知[位置の完全補足])

    (投擲マスター)

    (無音走り[無音 瞬歩])

    (残心[隙を埋める]) 

    (限界突破[能力限界の解除])

    (魔力譲渡[リンク可能])

  ※2(無刀取り[相手に武器で攻撃された場合その武器は己の物となる]

  ※2(条件発動[素手の状態で発動]

     ???


 加護 (婆ちゃんの祈り+[即死攻撃無効 浄化の光]リンク)

    (主の力[HP 筋力 俊敏のブースト]リンク)

    (奇跡と幸運の体現者[HP自動回復(中) 毒呪い無効 幸運+100] リンク)







名前 キール・ライトニング ♂ 18歳

 LV  32

 HP3500+20% MP1000


 


 職業 落ち武者(敗残兵)

 筋力 400+10%

 俊敏 500+5%

 知性 6

 直感 300

 器用 250

 意思 300

 魅力 100

 幸運 200


 技能 妹への愛[妹に対し攻撃力−99%]

    妹への無条件の愛[妹が何をしても全てを許せる]

    兄の意地[何としても負けない](心意気)

 

    真眼LV3[弱点を瞬時に見抜く 相手の強さを解析出来る 鑑定LV3]

    空間把握[奇襲攻撃無効]

    気配察知[位置の完全補足]

    投擲マスター

    無音走り[無音 瞬歩]

    残心[隙を埋める] 

    限界突破[能力限界の解除]

    魔力譲渡[リンク可能]

   ※無刀取り[相手に武器で攻撃された場合その武器は己の物となる]

   ※条件発動[素手の状態で発動]

    ???


 加護 婆ちゃんの祈り+[即死攻撃無効 浄化の光]リンク

    主の力[HP 筋力 俊敏のブースト]リンク

    奇跡と幸運の体現者[HP自動回復(中) 毒呪い無効 幸運+100] リンク









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ