表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
調律師  作者: 小高まあな
第一部 Cherry blossoms say "hello"
1/157

プロローグ

〜Cherry blossoms say"Hello" プロローグ



 その桜は、あたしみたいだと思った。


 周りの梅が咲き出して、焦って咲いてしまったその桜は、まるであたしみたいだった。

 桜の幹に手を置くとそっと呟いた。

「貴方は桜、よ。まだ、春を待っていていいのよ。ねぇ、もう一度、おやすみなさい」

 ゆっくりと、再び時がくるのを待つために、休養する桜を見ながら、思う。


 その桜はまるであたしみたいだけれども、


 あたしは桜と違って何度も花を咲かせることは無い。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ