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美形、赤いトマト

勢いよく開いた扉。


ハッと意識をそちらに向けると、驚いた顔した人が部屋の入口に立ってる。



いやいや、なんでアナタが驚いた顔をしているのさ。


無言のまま視線だけが絡みあう。


とりあえず見つめ合っていても拉致があかないし、ここは曖昧な笑顔で挨拶してみようかな。

うん、この人多分家主さんで恩人さんだと思うし。



「あ、えと、お邪魔してます~。なんか色々お手数おかけしたみたいで…どうもすいません。あ、それにベッド借りちゃってごめんなさい、とても良く眠れました。ちなみにここまで運んで下さったのアナタ様ですよね?」



ヘラヘラ笑いながら片手を頭の上にあてて頭ごと体もヘコヘコと相手に向かって下げる。

そして後頭部を撫でた瞬間、急に鋭い痛みがズキリと走った。

思わず体をくの字に曲げながら頭を抱える。



どうやら昨日打ったとこがコブになってたのに触れてしまったみたい。



痛さの余り少々涙目になりながら顔を上げると、ベッドの真横に片足つきながら心配そうにわたしの顔を見上げるさっきの人がいた。



心配してくれているのはとてもありがたいんだけど、


……わたしが言ったこと総スルーですか。

そうですか。



でもなんか憎めない人だなー。

横にきたのをいいことにジロっと眺めてみる。


う~ん、麗しい。

アジア系ではなさげだな…ラテン系?

ほうじ茶みたいな髪の色に深い緑の瞳…葉っぱと木みたいな配色にエコだな、とわけの分からない結論を出す。

顔は、彫り深っ!鼻高っ!

端的に言うと、美形だ。

美形、なんだけど…。



ジッとみていた目線に気付いたのか、目があってしまった。

面食らったのか目が泳ぎ始め、戸惑いと緊張と心配がない交ぜになった複雑な顔をしだした。



なんか、可愛いというかウブだな。



見た目とギャップがありすぎる態度にこっちまでなぜか緊張する。



とりあえずもう一度笑いかけてみる。


そうすると今度はみるみるうちに美形さんの色白の顔がトマトみたいに赤くなった。



どうしよう…。


可愛いすぎるんだけど!!

いやぁ、女としての自尊心がくすぐられる人だなぁ。



多分ニマニマしながら見つめられたことに少し引いて我にかえったんだろう、その美形さんがさっき一緒に持ってきていたプレートを近くにあった机から運んできてベッド脇のサイドテーブルに置く。



そして今まで一言も漏らさなかったその唇を開く。



「£*Φ#ΣΘ」



は?なんて?





課題やなんやですっかり遅くなりました。。



これから少しずつ文章が長くなるよう努力します!



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