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プロローグ~結婚式本番~

厳かに鳴り響くパイプオルガンは新婦の入場を促す。


今か今かと待ちわびているのは何も新郎だけではなかろう。


しずしずと歩く花嫁は一歩一歩幸せを噛みしめているかのように歩いてみせる。



その身体に纏う陽向のようなまろやかな黄色の衣装は幸せの象徴。

この国に生まれた娘なら、何時か着ることを夢見て生きる、まだ見ぬ素敵な旦那様のために。



長い聖堂をゆったりと歩ききった花嫁は、二段上の聖壇に立つ2人の男性―新郎と神父―をみとめ、幾分顔が弛む。


それは彼らを見守る人々に、一片の翳りさえ見えぬ未来を予感させた。


新郎が手を差し伸べる。

新婦はそれに応じる。


壇上に上がり2人で神父の前に立ち、神の祝福を共に受ける。


神父の長い口上を胸に刻み、最後に新郎が新婦に福音を与えた時に起こった大きな歓声は純粋に彼らの前途を祝福していた。




こうして、婚姻は結ばれた。




またも見切り発車です。

宜しくお願いします!

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