王子、この子とは婚約できません!何故なら・・・
勢いで書いた。ゆるふわ設定?会話多い。
すこーし血が出ます。
苦手な方はブラウザバックをお願いします。
「サリュ様何故ここに?またドレスを着て。
来ては行けないとあれほど言ったのに・・・。
また破って」
「ええっと」
「待てカティ、サリュは私が連れてくるよう頼んだ。
この場で発表する事があるのでな。
皆の者!オルハ・アルティールは
カティ・マリアン侯爵令嬢との婚約を破棄し、
サリュ・エルティール公爵令嬢と新たに婚約を結ぶんだ!
紹介しよう、新たな婚約者である
エルティール公爵家次女のサリュ・エルティール嬢だ」
ここは王宮、今日は王子の誕生日パーティー。
そんな中での婚約破棄宣言。
王子の傍らには、ピンクのドレスを着た儚い印象の美少女。
「あら?あの令嬢はとなたかしら?」
「エルティール公爵家の令嬢はヘレナ様だけではなかったのかしら?」
「前にどこかのパーティーで見た事あるような?」
「婚約破棄って聞いたけど間違いじゃないよな?」
周囲はひそひそ
「オルハ王子殿下、ごきげんよう。さっきの発言
冗談ですよね?
わたくしと婚約を破棄してサリュ様と婚約を結んだなど」
「いいや、本当だ。そなた、
サリュの姉ヘレナと共にサリュを外に出さないよう
屋敷に閉じ込めていたそうだな?
デビュタントすらしていなかったと知って愕然としたぞ。
2人で共謀して学園にも登校させず、
ドレスや宝石、アクセサリーの類も取りあげて
屋敷内でも地味な服を着させてお気に入りの筆記用具も取り上げていた。
こっそり抜け出してパーティーや学園に行こうものならすぐ屋敷に戻していたとか。
夫人亡き後忙しくしている侯爵に代わり、面倒を見てくれた公爵夫妻の言う事を全く聞かずにいるとは、なんという愚か者なのだ!
ハマナとサリュや公爵夫妻、使用人達の証言に刻まれたドレスや壊れたアクセサリー等々・・・。
証拠は沢山ある!!
令嬢を閉じ込め監禁した罪は重い。ヘレナ嬢共々罰を受ける事になる!」
そうだそうだ!!と言っているのは側近達。
騎士団団長の息子や魔術師団団長の息子。
あとサリュの兄で宰相の息子であるハマナ。
周囲からは
「閉じ込めていた?」
「物も取り上げていたって・・・」
「そういえば前に学園に来た時、怒って屋敷に返してたな。見た事ある」
「あの令嬢、たしかこの前のパーティーで見かけましたわ。ヘレナ様が来てすぐに退場しましたが」
などの声。
「本当のことなのですか!?陛下、王妃も認めたと言う事は、まさか会わせたのですか!?」
「ああ、会わせないようにしていたようだが残念だったな。アッサリ許可をくれた」
「・・・でも魔道具を持っていたはず・・・。
何故?打ち破った?まさかそこまで・・・」
「何をぶつぶつ言っている?」
「なんて事を・・・。すぐ撤回してください!!
今すぐにです!!」
「そんな事、出来るわけないだろう?
それ程までにサリュを嫌うか!」
「違いますわ!」
「では何故
その時バターーーン!!!と勢いよく扉が開かれ
「失礼致します!
遅れましたこと、誠に申し訳ございません!!
カティ!婚約は撤回させたわよ!」
水色のドレスを着た令嬢が入ってそう叫ぶ。
「ヘレナ嬢!?まさか走って来たのか?
なんとはしたない。
そうだ!今婚約撤回と聞いたが何故だ!
撤回できるはずはないものをどうやって撤回させた?陛下も認めた婚姻を!」
「神殿に行って理由を話しただけですわ。
サリュは男性ですって」
え?
「「「「「ええええええーーー!!!」」」」」
「嘘だろう?だって」
「ああ、あの子の容姿には理由がありまして。
我が家は過去に精霊の血が入っているのはご存じですね?
サリュ・・・本当の名はサリューンといいますが
この子は先祖返りした子です。
幼いころから女の子に間違えられるのは当たり前。
魔力も豊富で無意識に魔法を使っていました。
両親はドレスなどを着せて可愛がって甘やかして。
兄・・・正確には従兄弟ですが。
兄も虜になり一緒になって可愛がる日々。
本人も女物が好きになりまして。
よくわたくしのドレスやアクセサリーなどをほしいほしいとねだられ、両親や兄からは譲ってあげなさいといわれて譲っていました。
家によく遊びに来ていたカティの物までねだって・・・。
飽きたらすぐに捨てるので回収しますが壊れています。飽きると壊す癖もありますの。
デビュタントの時はあろう事か両親がドレスを着せて出席させようとしました。
しかもわたくしがデビュタントで着たドレスを。
この子がドレスで出たいと言い出してそれを許可したのですよ。
わたくしは男の子の服を着せようとしましたが嫌がり泣き喚き、両親も兄もわたくしを叱り、そのまま連れて行こうとしました。
流石にドレスを着たままは連れてはいけないので
部屋に閉じ込めました。両親と兄はカンカンでしたわね。
これがデビュタントが出来なかった理由です。
この子は家庭教師も付けられませんでした。
可愛いから勉強は必要ないと。でも
わたくしの授業を覗き見していたからか
マナーは完璧。勉強も1度見たもの聞いた事は覚えてしまう天才。
ただドレスやアクセサリーなどを好んで着る事や人のモノをねだる癖は治っておりません。
言っても聞かず両親や兄もサリュの味方。
ですからわたくし、外に出すのは良くないと判断しまして、同じ考えを持つカティと協力し、部屋に閉じ込め外に出さないようにしましたの。
両親にも可愛いから狙われるといけないと言って。
ただたまに脱走してわたくしの制服を着て学園に行ったり、パーティーに参加したりして、そこで出会った方のモノをねだり持ち帰ったりしますの。
その度に叱り、ねだって奪ったモノは持ち主に返しております。
人前に出る時はドレスやわたくしの制服を着て
令嬢の振る舞いをしている為か
周囲から女性として認識されているようですが、
この子は男性です。
陛下や王妃、モノを盗られた方には伝えていますが、女装の事を広めぬようにしていたからか殆ど知られていないようですわね」
「ちょっと待て、陛下や王妃は知っていた?
なら何故婚約の承諾などしたのだ?」
「魔法で記憶を書き換えたようです。
自分は女だと。
この子手に入れたいモノの為なら何でもする子なのです。
過去にも色々とやらかしたので本人には魔封じの腕輪をつけ、陛下や王妃には術にかからないよう魔道具を付けておりましたが、
腕輪は外されて魔道具も壊れておりました。
専門家に視てもらった所、
魔力は年々増えるもので、増えた魔力を封じ切れずに腕輪が機能しなくなったのだろうと。
魔道具も威力がました魔法に耐えきれずに壊れたそうです。
また新しく作り直しておりますがお守り程度にならないかもしれないそうです」
「ハマナは知っていたんだよな?
何故教えてくれなかったのだ?この国では同性同士は結ばれることはできないのに」
殿下が後ろにいたハマナに尋ねると
「え?だって、聞かれなかったし。
殿下とサリュ、お似合いだろう?
ドレス着ただけ、人のモノを少し借りて少し壊しただけで怒るヘレナやそれに同調するカティより、
サリュの方が美しいし頭もいい。
性別なんて関係ないでしょ?
法律なんか変えればいいんですよ。
義父上は宰相だし、
サリュの美しさと賢さをアピールすれば法律なんてすぐ変えられるだろう?」
あっけらかんと言うハマナに唖然とする周囲。
「いや、無理だろう。女装好きで人のモノをねだって奪う性格の令息なんて」
「問題児どころか家の恥ですわ」
「ハマナ様、ああいう方でしたのね・・・」
「ヘレナ様もカティ様も苦労なさって」
「聞かれなかったからって大事な事を言わないのはあり得ないだろう」
「普通は言うよな?」
「公爵夫妻も、ってあの辣腕宰相が?」
「地に落ちましたわね」
周囲から声が聞こえます。
「兄は昔からサリュの味方ですわ。
まさかここまでとは思っていませんでしたが」
「あ、あと従兄弟と言ったな?それはどういう?」
「ああ、ハマナは父の弟の子なのです。
叔父達が事故で亡くなった後、引き取られました。
成人後に我が家で預かっていた侯爵位を継ぐ予定でした」
と黙っていたサリュが
「えー?なんでバラすのぉ?ねえさまひどい!」
「その話し方はやめなさいと何度も言ったわよね?貴方、反省してないわね?
陛下方の記憶を書き換えるなんて犯罪よ!
爵位剥奪の上最悪、処刑。
なんという事をしてくれたの!?」
「記憶を書き換えただけで犯罪?なんで?」
「王族に魔法をかけたのよ!?
害をなす魔法でなかったけれど、
叛逆の意思ありと言っているようなものよ!
基本的な事よ!
それを貴方は自分が殿下を手に入れたいからと使って・・・。
もう貴方は公爵家の人間ではないわ。
貴方だけではなく、両親や兄も同罪。
さっき神殿で婚約撤回したのと同時に当主であった父の引退とわたくしの当主就任。
ハマナ、そしてサリューンの貴族籍を剥奪いたしました。
わたくしがエルティール公爵家の当主です」
「え?そんな!?ひどいよねえさま!」
「私の貴族籍の剥奪!?どういう事だ!?」
「言葉の通りです。あなたはもう貴族ではありません。ああ、エルティール侯爵家は遠縁の子に継がせますのでご心配なく」
「こ、婚約者のリンディ嬢はどうなる?」
「ああ、婚約は貴方の有責で白紙撤回されましたわ。
リンディ様、申し訳ございません。
傷が付かないよう、白紙撤回としましたが・・・」
と、真紅のドレスを来た少女が現れます。
「いいえ、サリュ様の事ばかりでわたくしには何もしなかった方と結婚せずにすんで嬉しいですわ。
ありがとうございます。
それと当主就任お祝い申し上げます。
・・・最後にハマナ様に挨拶させて頂いてもよろしいでしょうか?」
そういってにっこり笑うリンディ様。
「ええ、よろしくてよ?思いっきりどうぞ」
「ありがとうございます。
さて」
ツカツカとハマナに向かって行くリンデイ様。
向かいに立つと
「歯を食いしばってくださいね?」
「へ?」
拳を握り、顔に一撃入れたリンディ様。
ハマナは思いっきり吹き飛ばされ、床に転がる。
「ふう、スッキリしましたわ」
イイ笑顔です。それにしても見事なストレート。
「ななな、何をする!」
しばらくして起き上がったハマナの顔は、ああ口から血が出ていますね。歯も欠けているようです。
ざまあ。
「何をするとは?殴っただけですよ?貴方はこれまでサリュ様を大事にしてわたくしの事など気にかけず、エスコートとダンスは義務でしているだけで頭の中はサリュ様の事で一杯。贈り物もわたくしには似合わない、サリュ様に似合う物を贈って来て、メッセージも適当。事あるごとにサリュ様とわたくしを比べ、剣術は野蛮だから辞めろだのもっと自分を磨けだの勉強しろだのうるさかった。
わたくしがどんな思いで過ごしてきたか。
屋敷でお茶会をすると時々サリュ様を連れてきて、モノをねだり譲る事になって。
後からヘレナ様がお返しくださりますが壊されていて・・・。最近は安物を身につけていました。
そんな貴方へのお返しをしただけです。一撃だけで済ませたのですから感謝してほしいですわ。
これで思う存分剣を振るえますわ!!
エルティール公爵、本当にありがとうございます」
そういうと元いた場所に戻っていきました。
代々優秀な近衛騎士を輩出する家柄で自身も剣を嗜むリンディ様。窮屈な思いをされてしまって申し訳ありませんわ。
「そうそう、騎士団団長と魔術師団団長の息子のお2人も婚約の白紙撤回されておりますので」
そう言うと2人そろってポカンとした。
「・・・愚息が迷惑をかけて大変申し訳ない。
跡取りからは外して辺境に送る。
侯爵、ユリアナ嬢、済まなかった」
「いえいえ、お気になさらず。
最近は仲は冷え切っておりましたから。
エルティール公爵もありがとうございます」
「こちからも跡取りから外して・・・
辺境に送りますか。最前線で魔物狩りでもしてもらいましょう。
跡取りは・・・まぁ少し頼りないですが、
娘がいますから。
うちのユーリが迷惑をかけたね、アンリ嬢。
伯爵も」
「ララ様と本当の家族になりたかったのですが・・・。
仕方がありません」
「この後の事はそれぞれ家に帰ってから、ですね。
エルティール公爵、婚約の白紙撤回に感謝いたします」
元婚約の令嬢や家族も納得してくれています。
「話はひと段落したのか?」
王と王妃が入場してきました。
「陛下・・・」
「オルハよ、其方には失望した。
優秀な其方が愚かな事をするとは思わなかった。
其方は廃嫡だ。
弟のオルガが王太子になる。
サリューン元公爵令息と共にエルバスへ行け。
そしてそこで一生暮らせ」
「ち、父上!私は騙されただけです!!
悪くない!
エルバスに、あの痩せた土地に行けなどとは、
あんまりです!!」
「ええー?あんな土地行きたくない!!」
「あーアルティール王?サリューンはこっちで預かるって約束だから、送るのは元王子1人だよ?」
王の後ろからひょっこりと顔を出す人物が。
金髪に翠の瞳、長身の超絶美形。
「む、そうでしたな。すみませぬ。
イルムガルド王弟殿下」
「まさかミラージュ姉さんの子孫がこんな馬鹿やらかすとは思わなかったなー。
姉さんも僕達もカンカンだから、覚悟しておいてね?」
「あの、この方は?」
元王子が声をあげます。
「僕はイルムガルド。精霊王の弟で300年前に
エルティール公爵家に嫁いだミラージュの弟だよ。
ヘレナに頼まれてサリューンが王と王妃にかけた魔法を解除したんだ」
「精霊王の弟!?ヘレナに頼まれたとは?」
「ヘレナの先祖で僕の姉ミラージュはまだ生きていてね、息子がそこそこ年をとった時にこっちに戻って来たんだけど。
こちらと連絡出来るように通信手段を残しておいていたんだよ。
子孫が困った時に力になれるように。
いつか血が濃く出る子は現れる事は予想できてたから、その時に困らないようにって。
エルティール公爵家と一族は全員知っている事なんだけどね。
で、小さな頃からヘレナは僕達にサリューンの事を相談していたんだよね。
その度に相談には乗ってたよ。腕輪や魔道具作って渡したりもしてた。
で、今回王と王妃に魔法かけたっていうから解除しにきたんだよ。
精霊の血を引く者がかけた魔法だから王宮の魔術師にも解けなくってね。あと
サリューンがどれくらいの力を持っているかも確かめる必要もあったし。
まさかあんなに力が強いとは思わなかったな。
良い事に使っていれば良かったんだけどね、
そんな事はなかった。1度としてね。
だからここの王と、精霊王達と相談して、彼は僕達の国に引き取る事にした」
にっこりと笑っていますが目は笑っていません。
「イルムガルド様、サリューンをよろしくお願いいたします」
「うん任せて。じゃあもう行こうか。いいよね?
ヘレナ、アルティール王?」
「はい。王子の誕生パーティーの意味も無くなりましたので、パーティーももうお開きにするしかありません」
「あ、そうだ、せっかく人が集まっているんだし
丁度いいかな?
ヘレナ、僕と婚約してくれない?」
そういうと懐から指輪を出しました。
「僕がこちらの国に住むって事になるのか。
えーっと婚約の仕方ってこれで合ってるんだっけ?」
「指輪は右手にはめますね」
陛下がぼそりと言う。
「幼い頃から見て来て、いつのまにか惚れていたみたいでね。
真面目で1人で苦労を背負って苦しんで。
でも決して折れない。そんな君を
僕に支えさせてくれないかな?」
「ええと実はわたくしもイルム様をお慕いしておりました。
小さな頃から相談に乗ってくれて、泣きそうな時も慰めてくださって。
今回もわたくしの頼みを引き受けてくださいました。
また精霊の血が入る事になるのが気掛かりなのですが・・・」
「今回の事を教訓にすれば良い。
王家や他の公爵家にも精霊などの血は入っておる。
人外の存在に好かれやすい血筋故にな。
それに其方はこれまで散々苦労した。
王家はこの婚約、認めよう」
「そうよ、ヘレナちゃんはこれからも苦労するもの!!支えてくれる人が必要よ!
たとえそれが誰であっても関係ないわ!
たまたまこの国に遊びに来て当時の公爵令息と出会って、周囲から猛反対されたけれど猛勉強して認めさせたミラージュ様の弟君なら賛成よ!」
陛下や王妃も認めます。
ご先祖様であるミラージュ様の馴れ初めから結婚までは本になっており、愛読者は多いのです。
周りを見渡すとカティはうんうん頷いているし、
リンデイ様は目をキラキラさせています。
わたくしには婚約者がいませんでした。
両親は探してくれませんでしたし、婚約しようものならサリューンに奪われるのが目に見えていたからです。
「末永くよろしくお願いいたします。
イルムガルド様」
そう言って手を出すと、イルム様はわたくしの手に
指輪を嵌めました。
その瞬間、会場は歓声に沸き
「ヘレナ・エルティール嬢とイルムガルド王弟殿下の婚約記念パーティーに変更する!!
皆、楽しんでくれ」
そういうと近衛に命じて王子たちを連行していきます。
サリューンはイルム様の部下が連れて行きました。
そこへ空気だった楽団の指揮者がやって来て
「あの、御二方。ファーストダンスを踊ってくださいませんか?
本当は元王子とカティ嬢が踊られる予定でしたが、
なくなりましたので。
あ、王弟殿下は踊りは・・・」
「ああ、踊れるよ?
暇つぶしに嗜んだから。
ヘレナ、踊ろうか?」
「はい、イルム様よろしくお願いいたします」
そういうと真ん中に移動します。
皆が壁により、指揮者がタクトを振り、音楽が始まる。
踊り始める2人。息が合っていて美しい。
「これから一緒にいられるなんて、夢のようですわ。末永くよろしくお願いいたします。
イルムガルド様」
「こちらこそ、よろしくお願いするよ。
話は聞いているけれど人間の生活は分からない事だらけだからね。愛しのヘレナ」
そう言って2人は微笑みあいました。
終
精霊王と姉で先祖のミラージュは大層喜び、祝福しすぎて国が騒ぎになったとか。
ちなみにカティと弟王子のオルガが婚約した。
(両想いだった。)
読んでいただきありがとうございます。
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