【あきほちゃんが体験した不思議な出来事】
未来
『あっあぁん、あぁっダメ〜!!』
望美
『みらいちゃん、頑張って』
明穂
『みらいのこの表情が…』
モミモミモミモミモミモミ
望美
『あきほちゃん、ラストスパートだよ』
モミモミモミモミモミモミモミモミ
未来
『あ!!あ!!あ〜〜〜!!』
きゅう…ガクッ
望美
『どう?あきほちゃん
次の大会もやれそう?』
明穂
『うん、また表彰台に上がれる様に頑張るよ』
未来
『もうオッパイモミモミしちゃダメなのに〜』
望美
『みらいちゃん、お疲れ様』
未来
『のぞみちゃん、ラストスパートって何?』
望美
『あら、わたし、そんな事言ったかしら?』
未来
『また、そうやって誤魔化すんだから〜!!
でも、あきほちゃん、前から聞こうと思ってたんだけど…
どうして新体操始めたの?』
望美
『それはわたしも聞いた事ないわね
あきほちゃんなら他のどんなスポーツでも出来るよね
バレーボールとかバスケットとか、球技も得意でしょ?』
明穂
『あたしが新体操を始めたのは…
子供の頃に妖精に出会ったからなんだ』
未来 望美
『ようせい?』
未来
『衰えたな
ユダ…』
望美
『ふ、不覚っ!!
ま…またしても
おれはきさまの拳に
一瞬魂を奪われてしまった…』
明穂
『いや、南斗六聖拳、妖星のユダの話じゃないから
二人で息のあったボケをカマすのやめて』
未来
『ようせいって、妖精?』
望美
『何があったの?』
明穂
『あたしが5歳の時だから、もう10年前の事だけど
Y県のD村に華族でキャンプに行ったんだ
他の家の人達も一緒だったんだけど、あたしだけ迷子になっちゃって…』
〜10年前〜
あきほ
『あれ〜、みんなどこにいるんだろ〜?
なんだか霧がいっぱいでてきたなぁ』
???
『お嬢ちゃん、お嬢ちゃん
どうしたんだい?』
あきほ
『お母さんがどこにいるかわかんなくなっちゃったの…
でも、おじちゃん、だれ?』
知らないおじさん
『それじゃ、おじさんがお母さんの所に連れて行ってあげるよ』
あきほ
『ほんとう?
おじちやん、お母さんのことしってるの?』
知らないおじさん
『おじさんに付いておいで』
未来
『え〜、そのおじさん、絶対怪しいよ〜』
望美
『それで付いていったのね』
明穂
『うん、付いていっちゃダメだって…分かってたんだけど、なぜか』
あきほ
『おじちゃん、まだなの〜?
なんか、だんだん暗くなってきたよ〜』
知らないおじさん
『独りは嫌だ、独りは嫌だ、独りは…』
あきほ
『おじちゃん?』
望美
『独り言を繰り返していたのね?』
未来
『やっぱり、そのおじさん危な〜い』
明穂
『さすがに逃げた方がいい、と思ったんだけど…でも、その時』
???
『待ちなさい!!
その子を連れて行くのは許さないわ!!』
明穂
『女の人が現れて…』
未来
『え〜、誰なの〜?』
明穂
『知らない女の人だった』
望美
『どんな人だったの?』
明穂
『とにかく綺麗な人だったなぁ
長い髪は金髪でキラキラしてて…
眼は切れ長で深い緑色の瞳だった
口元にホクロがあるのが印象的で…
その時は何て言えばいいのか分からなかったけど、あーゆー人を「妖艶」って言うんだと思う』
望美
『それでその後どうなったの?』
明穂
『その時、女の人から強い光が放たれて…』
女の人
『さあ、今の内に逃げるの
よ!!
アイツは今動けないわ!!
あなた、お名前は?』
あきほ
『あきほ…
おねぇちゃん、だれ?』
女の人
『あきほちゃんね?
あきほちゃん、私の手をしっかり握ってて!!
いい?』
あきほ
『う、うん、わかった…』
未来
『その女の人の事は信用したの〜?』
明穂
『信用出来る、って…何故か思えた』
望美
『あきほちゃんを助けに来てくれたのね』
女の人
『行くわよ!!』
明穂
『その瞬間、身体がふわっと浮いて…飛んでた』
未来 望美
『飛んでた?』
明穂
『その人の背中を見たらトンボみたいな羽が生えてて、パタパタ動いてたんだよ』
未来
『それじゃ、まるで…』
望美
『妖精ね』
明穂
『そう、まさに、ようせいのおねぇさん…』
望美
『ヒャハハハ
切れろ切れろぉ』
明穂
『まだやるか』
未来
『ユダよ!!
血化粧はおのれの血でするがいい!!』
明穂
『二人共、死兆星を見せてあげようか?』
妖精のお姉さん
『ここまで来ればもう大丈夫
降りるわよ』
ストッ
妖精のお姉さん
『あきほちゃん、怖くなかった?』
あきは
『ううん、こわくなかったよ!!
ねぇ、あのおじちゃんはだれなの?
ずーっとナンかいってたけど‥』
妖精のお姉さん
『あの人はね…
寂しかったんだと思うわ
楽になりたかっただけなんだけどね‥
だから、あきほちゃんにお友達になって欲しかったのね』
あきほ
『そうなの?
それならおともだちになってもいいよ』
妖精のお姉さん
『あきほちゃんは優しい子だね
でも、それはダメなの』
あきほ
『どうして〜?』
妖精のお姉さん
『それはね、お父さんやお母さんだったり、あきほちゃんの大切な人を悲しませる事になるからよ
あきほちゃんもお父さんやお母さんに会えなくなるの、嫌でしょ?』
あきほ
『うん、やだ…』
妖精のお姉さん
『あの人には可愛そうだけど、仕方無いわ』
あきほ
『わかった…
ねぇ、おねぇちゃん、ここはどこなの?』
妖精のお姉さん
『ここはね、私達が住んでいる場所なのよ』
あきほ
『わたしたち?』
妖精のお姉さん
『ほら、向こうを見て』
あきほ
『うわぁ♪』
明穂
『見ると、お姉さんと同じ様に背中に羽の生えた女の人達が楽しそうに踊ってたんだ』
す
あきほ
『みんなたのしそうだね〜♪
あたしにもできるかな?
やってみたいなぁ』
妖精のお姉さん
『ふふ、やってみる?
教えてあげる』
あきほ
『ホントに〜?!
いいの〜?
やってみたい!!』
妖精のお姉さん
『勿論よ…と、言いたいんだけど
ゴメンね…
もう時間が来ちゃったみたい』
あきほ
『おねぇちゃん?』
妖精のお姉さん
『あきほちゃんが今日の気持ちを忘れないでくれれば…
きっと…』
あきほ
『おねぇちゃん!!
おねぇ…』
???
『…きほ!!明穂!!』
あきほ
『おね…あれ…おかあ、さん?』
明穂の母
『明穂!!
良かったー!!』
あきほ
『あたし…
なに、を…?』
明穂の母
『ケガしてない?
どこか痛い所は?』
警察官
『行方不明の女の子見つかりました!!』
明穂
『次の日、道から少し外れた所で倒れているのを発見されたんだ』
未来
『良かったね〜!!』
望美
『それで無事だったの?』
明穂
『うん、カスリ傷一つ無かった』
未来
『でも、それじゃあ、その妖精さんは、あきほちゃんが見た夢なのかな〜?!』
明穂
『うん、そう…かも、しれない』
望美
『あら、案外、本当に妖精さんに助けられたのかもしれないわ』
未来
『え〜、意外〜
のぞみちゃん、妖精さんが本当にいるって思うの〜?』ソ下さい
望美
『わたし、宇宙人だっているんじゃないか、って思ってるのよ』
未来
『宇宙人も〜?』
望美
『それで、あきほちゃん
そのお話とあきほちゃんが新体操を始めた事とどう関係あるの?』
明穂
『念の為、一日入院する事になって…
その時、病院のテレビで見たのが新体操の日本代表のニュースだった
それを見たあたしは
「あたしもこれやりたい!!」
って、母さんに言ったんだよ』
未来
『どうして、そう思ったの〜?』
望美
『もしかして、新体操と妖精さん達の踊りが?』
明穂
『うん、そっくりだった…
少なくとも、その時のあたしには同じ様に視えたみたい』
望美
『そういえば、新体操の日本代表にはニックネームがあったんじゃないかしら』
未来
『そつだよ!!
確か…』
明穂
『フェアリージャパン
まさか、関係は無いと想うけど…
あたしの夢なのかもしれないんだし…
でも、それを知った時は、ちょっと運命みたいな物を感じちゃったな』
〜放課後〜
明穂
『それじゃ、あたし今日は練習あるから』
未来
『じゃあね、あきほちゃん』
望美
『練習、頑張ってね』
新体操のコーチ
『今日から私と一緒に皆さんの練習を見てくれる、新しいコーチの方を紹介します
エリクセン先生、お願いします』
英里子
『皆さん、初めまして
エミリア 英里子 エリクセンです
今日から皆さんの練習のサポートをしていきます
皆さんが楽しく笑顔で演技が出来るるように、一緒に頑張りましょう』
明穂
『え…
髪と瞳の色は黒いけど…
あの口元のホクロは…
妖精のおねぇちゃん?』
英里子
『あ、それとね‥
わたしの事は《えりえり》って呼んでね♪』
明穂
『えりえり‥ハハ‥』
英里子
『私の顔に何が付いてる?』
明穂
『あ、いえ、何も…』
英里子
『あなたが丸山明穂さんね
あなたの事は以前から見ていたわ
この前の試合から何が変わったわね』
明穂
『あたしの試合、見てくれてたんですか?
エリクセン先生は‥』
英里子
『むぅ、明穂ちゃん!!
え、り、え、り』
明穂
『え‥えりえり先生はいったい‥』
ヒソヒソ
英里子
『明穂ちゃん、あの日の気持ち忘れなかったんだね
お姉さん、嬉しいわ、うふふ』
明穂
『えっ?!
え〜〜〜!!
やっぱり、あの時の‥?』
英里子
『10年ぶりだね
まあ、わたしには25年ぶりなんだけど‥
明穂ちゃんとの約束を果しに来たわ』
明穂
『約束?』
英里子
『わたしたちのダンスを教えてあげる、って言ったでしょ?』
明穂
『そ、その為に?』
英里子
『これからビシビシ鍛えてあげるから!!』
明穂
『は、はい!!
よろしくお願いします!!』
英里子
『でも、明穂ちゃん‥10年かぁ
美味しそうになったね♡
それじゃ、練習でね』
明穂
『まさか、ホントに妖精のお姉さんだったなんて‥
美味しそうって‥何の事だろ?』
〜えりえり先生は人間ですか?〜
エミリア 英里子エリクセン
米国生まれ米国育ち 25歳
アメリカ人の父と日本人の母の間に、前世の記憶を持ったまま生まれ変わったらしい
現在は日本国籍を選択しており、明穂に出会う為に来日した
見た目の妖艶さとは裏腹に天真爛漫で無邪気な一面を持つ
人間になってから初めてセックスを経験し、その素晴らしさに目覚めたらしい
相手が男でも女でも、エッチするのが大好き
両刀使い リアル二刀流
新体操の実力は代表に選出されてもおかしくないレベルだが、男女関係の素行の悪さが問題視される
162cm Dカップ