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021

カメラの前に立っていたのは変装した豊。

 どう考えても恨まれていると分かっているが俺に会いに来る理由が分からない。


 「泉さん」


 「大丈夫俺がけじめをつける」


 俺はスマホに手を伸ばす。

 様々な準備を終えると5分ほどたっており、諦めたかと淡い期待を持ってみたが断続的にならされる呼び鈴。

 俺はゆっくりと庭に出て玄関を開けた。


 「豊なんのようだ?」


 「お前だろ、俺たちをハメたのは!!」


 全く持ってその通り、だが記憶はないはずだが。


 「ずっと俺の心が言っている! お前のせいで不幸になったと! 理由は分からない! だが俺はお前に何かを奪われた! それだけは分かっている!」


 「やっぱりに覚えていないようだな」


 「何か知ってやがるな! 俺の人生を返せ!」


 「人から一度全てを奪っといてよく言えたセリフだな。俺は勝ったんだお前にな!」


 「俺は負けてねーぞ!」


 「いいや負けだ豊」


 「ぶっ殺してやる!」


 懐からナイフを取り出す。

 当然その程度予想済みだ。

 さらに豊を煽る。


 「おいおいやけになったか? そんなことをしたらもうまともな生活は望めないぜ!」


 「黙れぇえええええええええええええええ!!」


 豊も持つナイフは俺腹部へ。

 そこから赤い雫が滴り落ちる。

 俺は大げさに倒れた。

 すると穴の開いた腹部から大量の赤い何かが流れ出す。


 「へへへ! やったぞ! 沙羅! 健一!」


 「兄ちゃんやっとつかまえたぜ 払うもん払っていただかないと困りますよ!」


 声を張り上げた豊にかけられる声。

 やっときたか。


 「お前たちは」


 豊の声が急にトーンダウンする。


 「毎度おなじみニコニコ金融のモノです。兄ちゃん覚悟はできてるよな?」


 「離せ! 離しやがれ!」


 「駄目ですよ。金はきちんと返してもらわいとありとあらゆる内臓全て骨の髄のカスになるまでね! あんちゃん芝居が臭過ぎですぜ? こんな雑な血のりはばればれだぜ」


 「何だばれたか」


 俺は何事もなく立ち上がる。

 闇金融の奴らはスーツと黒のサングラスの四人組だった。

 

 「なんでだ!?」


 「何こういう事さ!」


 俺は服の下にまとっていたものを見せる。


 「防刃ベストに血のりだと!?」


 「そういうことさ。後は頼みますね! ニコニコ金融の方々」


 「ご協力感謝します」


 「俺はどうなるんだ?」


 弱弱しい言葉に。


 「文字道理カスになるまで貴方から金を搾り取って、搾り取れなくなったら体を切り刻んで各方面に売り払って資金を回収するだけです。最後のは最終手段そのまえにお金を返していただければ無事に解放しますから安心してください」

 

 「ちくしょー泉ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」


 「はいはい言い訳は事務所で聞きましょう。おい車をもってこい」


 終わったなこれですべて。

 俺はピクティまつ自宅へ。


 「大丈夫ですか?」


 「大丈夫これは全部血のりさ。全て終わったのさ」


 「そうですか! じゃあ改めて考えましょう」


 「そうだな」


 「俺たち「私達「の子供の名前を」」


 こうして俺の復讐は幕を閉じた。

 復讐は虚しいと誰しもがいうが、やり返せなば何も取り返せない。

 俺は勝ちとったのだ全てを。

 人生とは戦いである。

 愛する者を守り愛する者の心を勝ち取り愛するものとそのための財産を防衛する。

 俺は戦い続ける愛する妻とこれから生まれてくる子供の幸せのために。

一二週間ほど勉強を優先します。

やっぱり作家を目指すなら常に上を目指さないと!

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