甘い朝 ー アクアスティード
たぶん甘いです。
今日、このあと23時からアニメ放送!ということで急いで書きました。
短いですが楽しんでいただけたら嬉しいです~!
ふいに太陽の光で目が覚め、すぐ隣で寝ているであろう妻を引き寄せるために腕を伸ばしてーーしかし掴めたのは空気だけで、そこにあるはずの温もりを得られず目を開いた。
――一瞬で目が覚めた。
まさかティアラが隣にいないなんて、思ってもみなかった。
窓から入る日差しを見るところ、どうやらいつもの起床時間より遅いようだ。
ーーティアラが起きるのに気づかなかったとは。
不覚だ。
毎朝、ティアラの気持ちよさそうな、幸せそうな、寝顔を見るのが楽しみだったのに。
そんなことを考えていたら、寝室の扉が開いた。一番に目に入ったのは、ハニーピンクのふわりとした髪と嬉しそうに微笑むティアラの顔だ。
「アクア、おはようございます」
「おはよう、ティアラ。どうやら寝過ぎてしまったみたいだね」
苦笑しながら告げると、ティアラは「気持ちよさそうに寝てましたよ」とくすくす笑う。その顔は、なんだか嬉しそうだ。
「起こしてくれたらよかったのに」
「アクアの今日の予定は、朝はゆっくりと聞きましたから。たまにはこんな日があってもいいと思いませんか? わたくしだって、アクアの寝顔を見たいんですよ?」
いつも私が遅く寝て先に起きているからか、ティアラが可愛く頬を膨らませて不満を口にした。とはいえ、私だってティアラの寝顔を見るのが好きなのだから仕方ない。
まどろんでいるティアラの頬に手を伸ばすと、無意識なのか……すりよってきて、「あくあ」と可愛く私の名前を呼んでくれる。それがたまらなく愛しくて、いつも好きという感情が増えていく。
「紅茶を淹れましょうか? それとも、ハーブティーがいいですか?」
目覚めの飲み物を用意するというティアラに、私は軽く首を振って……「おいで」と両腕を広げた。起きた時にティアラが腕の中にいなかったのが、なんとなく気になってしまったから。
「……! アクアったら、甘えん坊ですか?」
「私はいつだって、ティアラには甘えっぱなしだよ」
くすくす笑いながらも、ティアラもベッドサイドに腰をかけて、私の腕の中へきてくれた。ふわりと香るティアラの甘い匂いを吸い込むと、「くすぐったいです」とさらに笑う。
「起きたときは、ティアラを堪能したいからね」
「……わたくしだって、アクアを堪能したいですよ?」
どうやら二人とも同じことを考えていたようだ。それなのに、いつも私が先に起きていたから……ティアラもどうにかして、先に起きたいと思っていたのだろう。
――でも、こればっかりはゆずれない。
ティアラを抱きしめたままベッドに倒れ込んで、額に、頬に、耳に……順番に口づけていく。くすぐったそうにする様子が可愛くて、朝から止まらなくなりそうだ。
ふいにティアラの腕が首に回されて、強請るように目を閉じた。
「これは敵わないな」
「……ん」
優しくキスをすると、甘いティアラのと息がこぼれる。そろそろ起きなければと思っていたが、せっかくだから今日はもう少しゆっくりすることにした。
アカリ主人公をアニメ記念に新規投稿しました。
よければそちらも楽しんでください~!




