表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
-Glaus World Story-  作者: Doran(ドラン)
第一幕 幻想は崩落を夢見るか?
2/4

Standing by......

日本 電子空間内 20××.7.30 AM10:07


毎度毎度VRゲームをやる時に思うことがある。

























なんで、真っ白な空間をロード中の待機場にするのだろうか。

今のVRゲームでは通信ラグはなくなっているはずなのに何故待機する必要があるのかを偉い人(運営及び開発者達)に問いたい。


個人的にもこれはないと思えるような手抜き加減に見える上に、待機時間もかなりの長さがある。

昔のMMOゲームの待機状態に似せるように作ったのだろうが、そんなことよりもとっと始めてくれというのが大抵の人達の本音である。


まあ、そんなものは全部まとめてスペースシャトル(旧式の宇宙船)の中に入れ、太陽から一番(ケンタウルス座)距離が近い恒星(アルファ星)に向かうように計算して地球外に飛ばすとして、まずは目の前にあるステータスの設定をしなきゃいけない。



-Status-

Status Point 120/120

Race

Lv.1

HP 0

MP 0

Str 0

Vit 0

Int 0

Min 0

Agi 0

Dex 0

Luc ???(以後、表示されません)

※Lv.2到達時にRace以外再割り振り可能


この設定自体はステータス成長の傾向を決める為のもので、結構重要になっていくものだからちゃんと考えて割り振らないと後々大変なことになってくる。

まあ、これまでもそうだったがLv.2でもう一度割り振りをすることが出来るのであまり深く考えずに割り振ってしまってもいいのだが、面倒なので今ここで決めてしまおうかと思っている。

さて、Strを底上げしてダメージディーラーを目指していくのか、防御を重視していきタンクになるのか、魔法関係を軸にして典型的な魔法使いを目標にするのか、はたまた、運び屋になるためにAgiを上げていくのか、生産者として生きていくために大半をDexにあてるのか、悩み所である。

さらに種族の傾向なんかも計算しなくてはならない。


で、結果こうなった。


-Status-

Status Point 0/120

Race Huma

Lv.1

HP 15

MP 15

Str 15

Vit 15

Int 15

Min 15

Agi 15

Dex 15

Luc ???(以後、表示されません)

※Lv.2到達時に再割り振り可能


一目見るなり他人は器用貧乏だろとか言ってくるが俺にとってはこれが一番現実(リアル)に近いのでやり易いステータス構成だ。

実際、何度もVRゲームをやってきたが役割を決めてステータスを割り振ると大抵失敗になるため3回目ぐらいからこんな風にすべて均等なステータスにしてやってきている。

これぐらいにしとかないとすぐにピーキーな性能になるのが怖い。



-この割り振りでよろしいでしょうか-

Yes or No


勿論、Yesだ。

これ以上考えることは何もないからな。


ああ、申し遅れた。


-PN(プレイヤーネーム)を入力して下さい-



俺の名前はDoran(ドラン)、ゲーマーだ。



-これより始まりの街への転送を開始します-


-それではGlaus World Storyの開幕です-


-あなたの健闘と幸運を祈ります-


-Glaus() World()より-

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ