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始まりはいつも突然に  作者: siro
第一章
18/50

18)夢心地に 第二幕

気がついたら舞台の内容だけで終わってました。

第二幕開幕


乙女を城の最奥に閉じ込めた最高神は、塞ぎこむ乙女に愛を囁く。


  √ 愛しい人よ 私の半身

   貴方に出会ってから 私は貴方なしでは生きられない

   貴方がいないと 心がやつれる

   

   貴方を閉じ込めた 我を恨んでもかまわない

   あぁ 愛しい人よ その瞳に我を映してくれ

   

   

情熱的に歌う愛の言葉に、自分に言われているわけでもないのに、リザリーは頬を紅くした。

リカルドはその様子に思わず笑みがこぼれた。


次第に乙女は心を惹かれ、とうとう最高神の手を取った。


 √ 半身の契約をここで成そう



乙女はとうとう最高神と契約を交わす。



 √ 欠けたる身一つに、契りを交わさん

  脈打つ血潮、我と巡り

  命の音、我と共に

  いかなるときも、側に

  永久の歩みを


抱きしめあう二人。

周りをニンフの格好をした人達が舞い囲んだ、幾重にも布が二人を覆い隠すと、胸元に同じ文様をかたどった衣装へと変わっていた。

場面は切り替わり、暗い森の中。

荒れ狂う魔物が一人いた。


 √ 女神がいない! どこに隠した。

 

 √ 最高神の花嫁となった 乙女の幸せを考えよ

   愛しい乙女は 愛を知ったのだ


諭すように他の獣の格好をした人々が歌う。

その言葉に激怒した魔物はよけい荒れ狂う。


 √ 邪魔な最高神 乙女まで攫うか!

   私は許さない 乙女は私のもの


怒り狂う魔物は近くにいた獣を切り裂いた。


 √ 乙女は誰のものでもない

   やめよ! やめよ


逃げ惑う獣たち。

大きな音と共に場面が変わる。



綺麗なドレスに身を包んだ乙女は花畑で歌いながら、最高神が来るのをまっていた。

黒い衣装に身を包んだ人間が乙女に近づきささやいた。


 √ お嬢さん お嬢さん

   お腹はすいていないか?

   おいしい木の実があるんだよ

 

 √ あなたはだぁれ?

 

 √ これはとても珍しい実 さぁ、お一つどうぞ


いぶかしぎながらも、乙女は赤い実に口をつけると、その場で気をうしなった。


 √ ぁあ 愛しい乙女 

  私の顔を忘れてしまうなんて 酷い人

   それも全て あの男がいけない

  さぁ 戻ろう われらの家へ


連れ去られ、戻される乙女。

目が覚めると、そこは今まですんでいた森の中。

だが、今までと違うところがあった、獣が一匹もいなくなっていた。


乙女は泣きながら獣たちを呼ぶ。

奥へ奥へと進むと、そこには倒れ、死んでいる獣たち


そこに、魔物が現れる。

 √ あぁ 愛しい乙女

   二人っきりだ

 

 √ 魔物さん あなたがやったの?

 

 √ 愛しい乙女 貴方を守るためだ

 

逃げる乙女に激昂した魔物は、乙女を押し倒す

そこに、最高神が現れ魔物と打ち合いになった。

激しく炎が舞うものだった。

魔物は最高神に敗れ、炎に巻かれ森と共に消えた。



悲しみに打ち拉がれる乙女に、最高神はただ抱きしめ。

責めるべきは自分だといい、乙女に愛を誓う。



幕が下りると会場は拍手が鳴り響いた。



オペラっぽい感じのイメージで書いてるのですが

難しいですね。。

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