用語一覧
真紅のゲヘナ編に出てくる用語一覧
【世界観】
科学が進歩した21世紀現代。その裏では異形の化け物が人類を滅ぼそうとしている。
【主な陣営について】
・魔法少女
魔石と人体を融合させる非人道的な実験の末に魔法を使えるようになった少女達の総称。悠久の魔力を持つが扱える魔法の属性は埋め込まれた魔石に固定される。
アメリカ防衛戦争でその存在を公にし、魔術師、マザーと共に世界の敵と戦っていたが、第二次絶滅戦争でマザー側として立ち世界の敵になる。
リーダーであるエニフェルは世界の敵として魔術師に討たれた後、約三百年後の現代に転生した。
・魔術師
魔石に宿る魔力を動力源とした杖を使い魔法を行使する人間達の総称。全国に存在するほぼ全ての魔術師はイギリスに本陣を構える魔術最高総機関に所属しており、その組織図はまず普通の組織員たる銀、銅級魔術師、それぞれの国をまとめる十四人の銀級魔術師、最高責任者である金級魔術師というピラミッド形式になっている。
十五世紀から現代にかけてまで、人類を脅かす世界の敵を退けている。
・マザー
自身の身体に宿る魔力を媒体として人智を超えた事象を引き起こす人間達の総称。
魔術師と共に人類史の存続に貢献したが十八世紀末にその強大な力で人類を廃絶しようと世界の敵になった為、魔術師達によって討伐された。
【世界の敵について】
・世界の敵
文明を崩壊させるための存在。
文明が見えない質量となって保存されている「第七次元」がその容量を超えた為、世界均衡システムによって「第六次元」の原典から生み出されたといわれている。
十五世紀に現れ人類に猛威を奮ったが、十七世紀末に起こった第一次絶滅戦争以降二十世紀までその姿を見せることはなかった。
だが二十一世紀にはいると再び現れ、現在にかけて人類を脅かしている。
【大きな終末の戦い一覧】
・アメリカ防衛戦争
十八世紀(1773年-1775年)にアメリカにて大量に出現した世界の敵に対し、魔術師とマザーの全てをかけて挑まれた大規模戦争。劣勢を強いられたが、魔法少女が現れ勝利する。
・第一次絶滅戦争
十八世紀末(1789-1792年)に起きた世界の敵との最終戦争。欧州各国に出現した世界の敵から魔術師、マザー、魔法少女達が世界を守り切った。この大戦以降世界の敵は二十一世紀まで姿を見せなくなる。
・第二次絶滅戦争
十八世紀末(1794-1798年)に起きた魔術師とマザーの大規模戦争。魔術師側の勝利で幕を閉じる。
魔術師の歴史書には『マザー・リリィが私利私欲のためにこの世界を乗っ取ろうとしていた為、世界の敵とみなし殲滅した』とある。
【世界の仕組みについて】
・次元
世界は十の次元に分かれている。
第三次元から下の階層は人類やその他生き物が住む「可視化された次元」であり、第四次元から上は「不可視たる次元」である。
・第六次元
「原典」が存在する次元。原典とは、人類が始まってから現代に至るまでに生まれた思想。宗教、哲学、伝承、物語など。
・第七次元
文明が生んだ有史以来のエネルギーが「見えないエネルギー物質」として保存されている次元。見えないエネルギー物質は文明の水準とイコールであり、文明水準が下がると見えないエネルギー物質の量も減ってしまう。現在容量オーバーな為文明をリセットしようと必死。
・第八次元
「いつ、どこで、誰が、何をしたのか」その全てが記録されたクロニクルメモリーが存在する次元。
【世界を守る力について】
・魔石
世界均衡システムの二律性免疫プログラムによって生み出された、世界の敵に対抗できる力を秘めるシトリンやダイヤモンド等の宝石の総称。
魔力にはそれぞれ属性が存在するため、扱う魔法に適した魔石を使う必要がある。また、魔石に宿った魔力は有限でありチャージはできない。
・魔法
魔石に宿る「魔力」と「属性」、第六次元に存在する「原典」を使って人為的には不可能な事象を顕現させる行為。
・属性
またの名をエレメント。火・水・土・風・草・毒・雷・光・闇・空間・生命・音などいろんな種類がある。魔石には必ず一つの属性が付与されている。
・杖
魔術師が魔法を使うために必要な武器。
一つの杖に一つの魔石が埋め込まれており、それらは着脱可能。使いたい魔法の属性に応じて魔石を嵌め替える必要がある。
【その他】
・私立燕神楽大学附属燕神楽学園
日本を代表する三大学校の一つ。
中高一貫の私立大学附属校。
入学試験は国立より遥かに難しく、入れたとしても中学部から高学部、高学部から大学部へあがるには進級テストに合格しなければならない。
・羅針の時代
世界の敵が生まれた十五世紀から第二次絶滅戦争が終わった十七世紀後半までのことを指す。