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       3  いろいろな活動

 始めは中東の難民キャンプとアフリカの飢餓対策から始まった。しかし自己防衛すら満足にしないやり方に疑問を持つ。

         3  いろいろな活動



 私は自分の腕をそこまで褒められた事はない。基本に忠実なだけだ。回復魔法も使っているからやや有利かも知れない。医師の一人が言う。

「俺達外科医じゃないんだ。外科の患者多いのは判っていても外科医でかためる事は難しいからね。特にここは緊急性がないから外科医の配置が無いんだ。」

なるほど理由判った。それなら私も役立てる。

 一ヶ月ほど医療ボランティアの活動をした。物資の提供もした。途中でアンドロイドを出して一緒働いた。一ヶ月経ってアンドロイドを残して今度はアフリカの飢餓問題を抱える地域に向かった。ユネスコの支部に向かった。ここでの問題は対象者が一箇所に集まっているわけではないことだ。内乱続きでまともな生活が出来ないが

逃げるところもない。ユネスコはそんな人達の集落を回り支援している。でも今日有った集落が明日もある保証はない。そんな中でも自立に向けて努力する人達はいる。木の実を収穫したり狩りをして生活しようとする人達はいる。そんな人々の努力を嘲笑うような襲撃だ。マリエールは始めユネスコ職員と回った。襲撃の場面にも出くわして身を守るため魔法を放った。ユネスコ職員は禁止されている事項だとマリエールを叱った。マリエールはユネスコから離れて独自の活動を始めた。ユネスコが活動してない地域で人々に自衛の手段を持たせ援助だけでなく生活の手段を持たせ、自分達の手で飢餓を脱出する努力をする。そういう集落にはアンドロイドを置く。アンドロイド達には集落やキャンプを守るためには魔法使う許可を出す。こういう考えは国境のない医師団にも受け入れられないものらしい。

 次第により激戦地に突入するマリエールはまたユネスコにも国境なき医師団にも見捨てられた人々の悲惨な生活がある事を知る。クルド人の集落ではトルコとイランの迫害受ける。マリエールは何時もの様に自衛の手段をとり、アンドロイドが一体付ける。という方法をとった。これが将来のクルド独立戦争に繋がるのだがマリエールには特に意図はない。

 中東、アフリカに限られていたマリエール活動が広がった。中国西部少数民族だ。マリエールに同調する少数民族のリーダーはマリエールに期待を寄せる。

「孤立無援だと諦めていたがこんなに素晴らしい味方がいてくれる。それだけで救われる気がする。本当にありがたい事だ。」

マリエールこれまで信念を語った。

「私は戦争や内乱、弾圧に苦しむ人々を救いたい。あなた方は弾圧されている。だから私はあなた方を救う。」

単純明瞭な理屈だ。しかし国連もボランティアも助けくれない。私みたいな幽霊の様な存在でなければ中国と対立する様なまねは出来ない。リーダーはその時のマリエールの言葉に感銘を受けたようで

何時もその言葉を引用する。あまりあちこちで引用されるのでマリエールは赤面してしまう。マリエールはいろんな国で敵を作る。しかしマリエールを捉えることは出来ない。

 マリエールは戦争、内乱、弾圧から人々を守るため活動することを誓う。これまで日の当たらなかった存在に力を与える。

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