4 主張
マリエールや被災者達はインターネットを通じて主張する。
4 主張
それはインターネット上から始まった。戦乱地、弾圧地の人々に自衛手段を与え、用心棒を付けるらしい。国連もボランティアグループもマスコミも容易踏み込めない地域だ。決死の覚悟で乗り込むとそこには明るい顔をした人々が暮らす。人々は言う。
「マリエールは言う。戦乱や弾圧で苦しむ人々を救うと。自衛せよ。自分達の力で生きろ。私はその手伝いをするだけだ。だから我々はマリエールの言葉に従う。」
報道される。マリエールと言えばニューヨークに住む社会活動家が思い浮かぶ。実際マリエールの講演でも言及し称賛のエールを送る。クルド人や中国西部の少数民族のことにも触れ画期的な活動だと称賛する。当然インタビューされる。
「環境問題で被害を受けるのは自然で生きる生物達です。戦乱や弾圧で被害を受けるそこに住む人々です。言葉だけの私と違って、私と違うマリエールは実力で問題を解決していくものね。」
マリエールだけでない。各地の人々はインターネット上に画像を載せ主張する。
「国連もボランティアグループも国も我々を救ってくれない。マリエールだけが我々の理解者だ。」
世界中の人々が注目する。国連やボランティアグループを批判する声も上がる。国連やボランティアグループも対応に追われる。中国西部の少数民族の集落でマリエールが宣言する。
「戦乱や弾圧で疲弊した人々を救うには、戦乱や弾圧するもの対決する決意が必要だ。私は戦乱を起こすもの弾圧するものとの対決を決意する。」
場所といい状況といい、中国との全面対決を意味する。もうこれは支援活動の域出ている。
マリエールは戦乱や弾圧するものとの対決を発表する。