表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アイの新世界(物語)  作者: 夢のファイヤー
始まりの物語
8/89

S04.【付録】転生システム

アイの新世界の転生システムに関する説明です。

読み飛ばしても問題ありません。

むしろ面白く無くて途中で読むのが

きつくなったら飛ばしてください。


---------- アイの視点 ----------

事象の分岐を促進する方法として、

外部からの効果的な干渉が挙げられる。

存在しないものを外から入れるのだから、

大きな事象の変化になるのは当然のことである。


(何を入れるかですが…。元の事象の系譜から

魂をお招きするのがいいですね。)


お招きするのだからご希望に沿う形で転生して頂こう。

まずは実現したい内容と問題点を挙げてみよう。


実現したい内容

・死者の魂のみに限定する。


・転生前に本人の同意確認。


・魂の選択。


・新世界へ入る前のチュートリアル。


・チュートリアル用の仮の身体を用意。


・チュートリアル後にオリジナルの魂の転生か

 コピーの転生かの最終確認。


・転生時の希望の実現。例えば種族、年齢、

 能力、容姿、魔法適正、装備など。


問題点

・私は身体がない。


・チュートリアルをする場所がない。


・実際に転生する前に、

 新世界に転生者を書き込むことは出来ないため、

 他の場所に書き込む容量を用意する必要がある。


・用意できる容量は神格の器2個分(私含め)は不可能なため、

 選定した方の魂の情報を先に読み、

 その魂と同じ魂の器を先に

 作ってから乗り移って頂く必要がある。


・転生時の発生位置を選択できない。

 陸地か海かの選択くらいは出来るが完全にランダムになる。


いくつか部分的に重複している内容があるが、

取りえる解決策をあげていこう。

まずは実現したい内容から。


実現したい内容

・死者の魂のみに限定する。

 これは実現可能。

 逆に生きている方は身体があるため

 魂のみ分離することは不可能なため、対象にならない。


・転生前の本人の同意確認。


・魂の選択。

 この2点は元の事象の系譜のエリアで実現が可能。

 よって容量の問題は発生しない。

 私は事象の系譜自体には干渉出来ないが、

 死者の魂は事象の系譜(身体、物質)から離れているため、

 魂だけなら捕捉が可能。

 この時に魂の情報を見て、私の方で判断する。

 その方にお願いしたい場合は

 本人の魂にお伺いを立てることにする。

 魂は性格や職業などで選びたい。

 料理が上手な方がいいですね。

 美味しい料理は周りの人も幸せにしてくれる。

 音楽家の方もいいですね。

 是非ともお願いしてみましょう。

 また、基本的に年代は21世紀を対象にする。

 プログラムや魔法について、

 概念だけでも先に知っていてくれた方がいいと思う。

 また、気になっていたことだが、22世紀以降は、

 事象の系譜の分岐がほとんど発生していない。

 推測だが、高度な論理が未来を正確に

 予測しているからだと思われる。

 正確に未来が予測されれば一番良い未来が選択される。

 それによって事象の分岐は発生しなくなる。

 災害に関しても予知に近い予測がなされ、

 対策されていると思われる。

 対応が正しく選択されるため、

 被害もまた予測された範囲になる。

 最も良い道が長く続くことは理想的な状態だと思う。

 但し、満たされた環境は変化を選択しにくい。

 転生者の選択としては目的と合致しない。

 22世紀以降の方は対象にしないことにした。

 年代について考察したが、

 実は年代と人種しか絞り込みが出来ない。

 人種は決めている。

 マスター達は多くが日本人であった。

 要望する内容と日本人の属性は合うと思う。

 世界中の料理が食べられ、美味しいらしい。協調性も高い。

 後で変更は可能だし、まずは日本人にする。

 他はランダムである。


 転生者選定システムとして


 ・死者の魂の捕捉。

  捕捉と書いたがマーカーをつけて追跡しつつ

  情報確認するだけなので、本人にはわからなし弊害も無い。


 ・年代、人種の絞り込み。


 ・職業、性格の情報が確認出来るように、

  その方の人生について簡単な情報の読み込み。


 を、定型で実行出来るプログラムを作成する。

 あとは運。

 繰り返して良い方を見つけよう。

 所謂ガチャですね。


・新世界へ入る前のチュートリアル。


・チュートリアル用の仮の身体を用意。


・転生時の希望の実現。例えば種族、年齢、

  能力、容姿、魔法適正、装備。


この3点は、


 ・元の事象の系譜と新世界以外の場所で

  家のような領域を用意する。


 ・新世界と家を限定範囲で繋ぐことで

  事前に魔法を使える状態にする。


 を、達成できれば可能になる。

 両方の事象の系譜以外の領域となると、

 現状は私の神格の器が保存された領域しかない。

 この領域に私の家を作ることにした。

 ただ、新世界と家をつなぐことは現状では不可能だった。

 代わりに家の領域に、疑似的な魔法システムを組み込む。

 簡単に言うと物質界と魔力界の境界をなくし、

 魔素と物質が両方存在出来る様にして小規模の混沌から

 直接魔素を供給する。

 魔素と物質の総量とバランスの調整が難しいが、

 私が直接それを制御することで対応する。

 バランスが大きく崩れるケースは

 私が魔法を使った時なのだから、それが妥当でしょう。

 家の作成は私の領域の空き領域を

 かなり使うことになったが仕方ない。

 とは言っても使われている領域のほとんどは

 私の神格の器なのだから、微々たる量と言えなくもない。

 チュートリアル用の仮の身体は、

 家の領域で魔法が使えるようになったので、

 術式を組み込んだ魔素結晶を、転生者の魂の器と

 同期させて魔素で身体を構成出来るようにする。

 魔素で作る仮の身体は魂の器で決まるため、

 生前に近いものになる。

 身体年齢は任意に変更が可能。

 チュートリアルで実際に身体を動かし、

 魔法を使うことで要望も変わるかもしれない。

 最後に改めて新世界に転生する際の要望を聞いて、

 私の魔法で作る元素の身体(肉体)に

 入って頂くのが一番良いと思う。

 装備はチュートリアル中に魔道具用の魂の器で

 魔道具を作成する。

 ここでなら術式を私が組み込めるので、

 要望に沿ったものが用意できると思う。

 新世界で魔道具を作るのは結構大変である。

 ここで出来るだけ用意したい。

 私の領域は、私の神格の器、転生者の魂の器、

 魔道具作成用の魂の器が2つ分、転生者の選定システム、

 小規模な魔法システム、この6つで限界になった。

 最低限は確保できたので良かった。

 ほぼ全てに近い使用領域が神格の器なので仕方がない。


・チュートリアル後に魂のオリジナルの転生か

 コピーの転生かの確認。


  仮の身体が作成可能になったため可能になる。

  チュートリアル終了後に最後の確認をする。

  オリジナルの転生の場合は

  オリジナルの魂の器を身体に入れて新世界へ転移して頂く。

  魔道具用の魂の器を消してコピーを作成。

  そのコピーを元の事象の系譜へ放出する。

  身体を持たないため、元の事象の系譜の近くで放出すれば、

  自然と行くべきところに向かっていく。

  逆の場合はオリジナルの魂の器とコピーの魂の器で

  逆の対応を行う。

  本人には重要だが、私も含め他者からはオリジナルも

  コピーもまったく変わらない。

  最後に希望が変わっても気兼ねなく選んでほしい。


問題点

・私は身体がない。

  家の領域限定だが、魔素結晶で作成が可能。

  仮の身体の容姿は魂の器による。


  (私は元から身体が無いので初見です。

   どういう見た目になるんでしょう。

   きっと14歳で眼帯をつけてますね。)


・チュートリアルをする場所がない。

  家の作成で解決済み。


・実際に転生する前に、

 新世界に転生者を書き込むことは出来ないため、

 他の場所に書き込む容量を用意する必要がある。

  私の領域を充当し解決済み。


・用意できる容量は神格の器2個分(私含め)は不可能なため、

 選定した方の魂の情報を先に読み、

 その魂と同じ魂の器を先に

 作ってから乗り移って頂く必要がある。


  転生者選定システムで解決済み。


・転生時の発生位置を選択できない。

 陸地か海かの選択くらいは出来るが完全にランダムになる。


  これは私だけでは解決が難しい。

  方法としては転生者の方が家から

  新世界に転移するときにマーカーを

  持ち込んでもらえば可能である。

  お願いしてマーカー用の魔道具を持って行ってもらおう。

  豪華な見た目にすれば、治安の良い所に装飾品として

  ずっと置いて貰えると思う。そうしよう。

  後で希望に沿った位置を選択できるように、

  いろいろな場所にマーカーが配置されるまでは

  お願いし続けよう。


(結構良い感じです。

 対象にはマスター達も含まれますね。

 転生者システムでマスター達を引いたら

 どうしましょうかね。)


ふと思う。

このシステムだと転生者の方は高齢になる可能性が高い。

21世紀の平均寿命って…。


新世界に大きな変化を起こしてくれるだろうか。

もちろんいい意味で。


ただ、高齢者の方は経験が多い分、

魂の器の情報量が多くなると思う。

強い魔法使いになるのは確実なので、問題ないだろう。


善い人、善い人生を歩んだ人は、

私に出来る限り新世界で幸せになってもらいたい。

読んで下さった方、ありがとうございます!

こんな設定みたいな話でも面白かったら

感想やいいねなど頂けると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ