46.交流への道⑧領主との会談③
会談は終わり、訓練場の場所と観光ツアーの紹介のため
僕達は屋上へ上がった。
アイ:「人数が多いからソフィさんお願いね。
まずは人魚の町に行こう。
私とアクアさんは先行して準備をしておくね。」
ソフィ:「わかったわ。」
アイさんはアクアさんを抱えて飛び立った。
白い雲を引いて大きな音がした後、一瞬で見えなくなった。
マリー:「すごい音ですね…。ビックリしましたわ。」
レオン:「あんなに速く飛べるのか…。
同じ飛行の魔法とは到底思えない速さだな…。」
白狐:「だから飛行の魔法が使えるからって、
意味が無いって言ったでしょ。」
総司:「こうして話をしている間にもう着いてると思いますよ。」
フェリ:「信じられないわね…。」
ソフィ:「それじゃ、私達も行こうか。ちょっと離れててね。」
ソフィさんがドラゴンに姿を変える。
ルイ:「おお…。武術大会で一度見てはいるが、
近くで見ると本当に大きいな…。」
フェリ:「いや…。これと戦うって無理でしょ…。」
レオン:「勇者の試練と言われるだけあるな…。
まず戦おうという気持ちにすらなれない…。」
白狐:「最強の種族だからね。」
デル:「アイさんは圧勝してたけどね…。」
総司:「それでは、皆さんソフィさんの背中に乗って下さい。」
ジャック:「こんな体験が出来るとは…。
ドラゴンの背に乗るなんて恐れ多いですね…。」
フラン:「私は一回乗せて貰ってるけど、
そんなにありがたい事なんだね…。
私は総司君の方がずっと速いなーとか思っちゃってたよ。」
フェリ:「勇者になった気分になれるからね!違うけど!」
ルイさん達は恐る恐るソフィさんの背中に乗っていく。
ソフィ:「みんな乗ったかな?」
総司:「オッケーだよ。」
ソフィ:「行くよ~。」
ソフィさんは羽ばたきながら上昇し、
人魚の町を目指して加速していく。
レオン:「素晴らしい!今生に悔い無しだな!」
アドン:「同感だ!男なら皆憧れる状況だ!
武術大会では情けない負け方をして、
とても顔見せ出来ないと思い、
正直来たくなかったけど、来て良かった!」
みんなすごく嬉しそうだ。
しかしこれはツアーには含まれない…。
ここでそんなに喜ばれてもね…。
ロべス:「ザウルから西に道が出来ている。
ザウルは既に人魚の町との交易を始めていたのか!?」
ザウルの街を超えた辺りでロべスさんが驚いた顔で言った。
総司:「まだ交易はしていないですが、これからする予定です。
この道は竜の島から僕達と一緒に来た人魚達が
造ってくれたんです。」
マリー:「総司さんは竜の島から来たんですか!?」
総司:「あ。うん…。そうです。」
デル:「総司は勇者よ。
ソフィさんが一緒にいるのも総司の従者だからよ。」
レオン:「なんと…。総司君は勇者か!」
フェリ:「マジか~。まあ、アイさんとの戦闘を見てるから、
不思議はないわね…。」
アドン:「今日は伝説やら伝承やらの現実離れした話が、
ポンポン出てくるな…。」
マリー:「総司さんは勇者様…。」
ルイ:「勇者なんて昔話の中だけのことだと思っていたが、
本当に存在するのだな…。」
また話が脱線した…。この道を人魚達が造ったことを
アピールしたかったのに…。
白狐:「そういえば人魚の町は私も初めてね。」
デル:「私も初めてよ。」
フラン:「当然私も初めて。」
総司:「そうだったんだ。港町で綺麗なところだよ。」
ルイ:「もちろん私達も初めてだ。」
みんな頷いている。
総司:「そろそろ着きます。」
ソフィさんが速度と高度を落として地上に降りる。
みんなソフィさんの背中から降りていく。
「「「あ!総司様おかえりなさい!」」」
竜の島から一緒に来た人魚達が僕の傍に集まって来る。
総司:「ただいま。アイさんとアクアさんが来てるよね?」
「うん。遊覧船に案内するように言われてる。」
「案内するね。」
僕は人魚達に手を引かれて移動する。
総司:「皆さん付いて来てください。」
フェリ:「人魚ってもっと好戦的で怖い人達って
イメージだったけど、みんな総司君にデレデレね。」
ソフィ:「総司君はいろいろあって特別かな…。」
ルイ:「街中が綺麗な女性ばかりで華やかだな。」
レオン:「想像はしていたが…。確かに綺麗な女性ばかりだ…。
しかし、これまで人魚の町に行こうと思ったことは無いな…。」
マリー:「ここに来たらただじゃ済まないというのが、
一般的な認識ですからね…。」
この町のペンギン達がいない。
さすがに昨日今日でアイさんが来ても逃げない様に
なるのは無理があるか…。
遊覧船の前でアイさんが手を振っているので、
僕も手を振って応える。
アイさんとアクアさんは水着に着替えている。
気温はかなり低いはずだが、
魔法で周囲の空気の温度を上げているのだろう。
二人は小型の遊覧船の前にいる。
乗るのは小型の遊覧船みたいだ。
アイ:「早かったね。」
総司:「ソフィさんも飛ぶのが速くなってるからね。」
アクア:「皆さん船の中へどうぞ。」
白狐:「大きくて綺麗な船だね~。」
デル:「思いっきり魔法で作った船ね…。
むしろ魔法だけで出来てるわ…。」
ソフィ:「あっちの船の方が面白くない?」
ソフィさんが空気浮揚艇を指差して言う。
総司:「いや…。みんな振り落とされちゃうから…。」
みんなが乗り込むと同時に船は出港した。
遊覧船の内装も綺麗に出来ている。
人魚達がやってくれたのだろう。
アイ:「ロべスさんは特によく見て行ってね。
役場で観光ツアーの窓口をするのに、ちゃんと見て
紹介出来る様になって役場の人に教えて貰うんだから。」
ロべス:「確かにそうですね。しっかり拝見します。」
ルイ:「船に乗るのは初めてだが、中は豪華だな。」
総司:「観光用ですからね。普通の船はこうじゃないです。」
マリー:「海から見る陸地は綺麗ですわね。」
総司:「いつもはペンギン達もいるんですよ。
今日はちょっと事情があっていないけど。」
シア:「私がペンギンになって並走しようか?
このくらいの速度なら大丈夫だから。」
総司:「それじゃ、お願いしようかな。でも、人型に戻るときは、
僕のところに来てからにしてほしい。」
シア:「わかった!」
シアちゃんがペンギンに姿を変えるとみんなが驚いている。
総司:「あれ?紹介するときペンギン族って言いましたよね?」
マリー:「ええ…。でも、ペンギン達と一緒に
暮らしている人だと思っていました。
まさか本人がペンギンとは思いませんでしたわ…。」
フェリ:「今日は驚くことばっかりだわ…。」
なるほど…。だから紹介したときの反応が薄かったのか。
ルイ:「ペンギンはこんなに速く泳げるのか。」
そうなのかな…。あんまり気にしてなかった…。
シアちゃんだから、これほど速く泳げるだけかもしれない…。
ソフィ:「いつもはペンギン達がいっぱいいるんだよ。」
フェリ:「可愛いわね!」
白狐:「私も見たかったわね。どうして今日はいないの?」
総司:「ペンギン達は強い存在を感知できるみたいで、
アイさんが来るとみんな逃げちゃうの…。」
デル:「総司は大丈夫なの?」
総司:「僕は全然大丈夫みたい。」
デル:「そう…。それじゃ、
ペンギン達のその能力もまったく意味がないわね…。」
総司:「う~ん…。いつもは陸地の方にもペンギン達がいて、
海に飛び込んだり、泳いでいたりと、
もうちょっと見るところがあるんだけどね。」
アイ:「誤算だったわね…。私は来ない方が良かったね…。」
フェリ:「そうなの?これでも十分よ?また来たいって思うもん。」
レオン:「そうだな。素晴らしい景色だ。
船に乗るのも初めてだし、良い体験だ。」
今日は時間も無いので短いコースで終了する。
シアちゃんが戻ってきたので抱え上げる。
総司:「着替えられそうなところが無いね…。
僕が抱えて移動するから、しばらくこのままでいい?」
シアちゃんが嬉しそうにギャーギャー言いながら頷く。
何人か羨ましそうにこっちを見ている。ペンギンは可愛いからね。
アイ:「次は面白い乗り物があるから、見ていって。
本当はみんなにも操縦してみてもらいたいけど、
上手く操縦出来る様になるには、ちょっと時間がかかるから、
今日のところは私ともう一人が実演するね。」
なるほど。そのために水着に着替えていたのか。
もう一人って…。水着に着替えているし、アクアさんかな?
アクアさんはマリンジェットに乗ったことが無いはずだけど…。
砂浜に行くとマリンさんが水着で待っていた。
アイ:「マリンジェットって言うの。2タイプあるから、
私とマリンさんでそれぞれ操縦するね。」
二人とも砂浜からマリンジェットに乗って海へ乗り出す。
マリンさんはそこそこ上手い。
アイさんは華麗な操縦で海を切るように走って行く。
白狐:「面白そうね!」
デル:「私は乗り物の操縦は苦手かも…。」
フェリ:「私も乗ってみたいなー!」
総司:「今度観光に来た時にね。」
アイさんとマリンさんが戻って来る。
アイ:「こんな風に自分で操縦して海の上を走るのは面白いよ!
今度ちゃんと観光に来た時に試してみてね。」
確かにそれくらい上手に操縦出来れば楽しいだろう…。
アイさんくらい操縦出来る様になるには相当通わないと無理だ。
マリン:「私は3時間くらい練習したかな。
それでこれくらいだよ。普通はアイちゃんみたいに
出来る様になるには結構練習しないと無理だからね。」
白狐:「総司。今度連れてきてね。私も乗りたいわ。」
総司:「いいよ。時間がある時に一緒にこようね。」
フェリ:「私も!」
マリー:「私もお願いします!」
フラン:「私もいいかな…。」
総司:「いいよ。」
そういえばアクアさんはなんで水着に着替えているんだろう…。
海の観光地っぽさを演出するために
アイさんに付き合わされたのかな…。
アイ:「今日は次へ移動するけど、食事も海産物が
豊富なメニューで、美味しいものを用意するからね!」
総司:「あと、今日はいないけど鳥人族の人達も
協力してくれることになっています。
例えば飛行の魔法を使えない人でも空からここの景色を
見ることが出来るようにするとか、そんな感じの予定です。」
アイ:「それじゃ、次はNRTの麓の町ね。今度は私だけ先に行く。
いきなりドラゴンが来たらみんな驚いちゃうから、
みんなに知らせておくよ。」
アイさんは飛び立って行った。
一人だからか一瞬で見えなくなった。
どのくらいの速度なんだろう…。
水着のまま飛んで行っちゃったけど、空で着替えるのかな…。
シアちゃんとアクアさんと一緒に、着替えにマリンさんの家に寄る。
再びソフィさんにドラゴンになってもらい、
みんなで背中に乗って移動した。
ルイ:「同じ日に大陸の端から端へ移動することになるとは…。」
ロべス:「こちら側もいつの間にか綺麗な道が出来ていますね…。」
総司:「アイさんが造ってくれました。」
ロべス:「まさか一人で?」
総司:「はい。」
ロべス:「インフラ整備は行政の大事な役目だ。
既に多大な貢献をして貰っていたわけだな…。」
総司:「もうすぐ着きます。あそこに見えている小さな町です。」
ロべス:「こんなところに町なんて無かったはずだが…。」
総司:「アイさんが住居や耕地などを作って、
道の途中に住んでいた方達に移住してもらったんです。
他にも希望してここに移住してくれた方達もいます。」
ロべス:「それもまさか一人で?」
総司:「はい。」
ロべス:「アイさんって神様とかじゃないですよね?」
みんな無言だ…。
ソフィさんは速度と高度をおとして町の中心に降りる。
町の人達もこっちを見ている。さすがに目立つだろう…。
アイさんは水着のままだった…。
アイ:「みんな来たね。
ここは道の途中に住んでいた方々の転居先と、
NRTで使う食料の生産のために作ったんだけど、
都合がいいから、
ここから森へ上がってすぐの所に訓練場を作るね。
兵団は戦後や被災による復興も大事な仕事だよね。
だから訓練と合わせてこの町の人達と協力して
開拓や生活インフラの新設などにも従事してほしい。
一か月後くらいには訓練が開始出来る様にしておくよ。
みんなそれくらいで人選は出来る?」
デル:「レンとダリアにお願いしておくよ。たぶん大丈夫。」
白狐:「私も誰かに頼んでおく。大丈夫だと思うわ。」
アドン:「大丈夫だ。必ず人選を済ませて
この町まで移動しておく。」
アイ:「今日この町に来て、住んでいる人達に言われたんだけど、
移住の希望者がかなり増えてるみたいだから、
住居はかなりの数を造っておくよ。
だから、100人くらいって言ったけど、
希望者が多かったら、100人以上でも構わないよ。
足りなくなっても直に造るから、心配しなくていいからね。」
まあ、そうなるよね…。アイさんの造る家は綺麗で住みやすい。
耕地も区画整理がされていて、
用水路や農道も機能的に配置されている。
農機具なども共用で普通の人でも使える様に
霊子の魔法だけで使えるものが多数用意されている。
これが無料で提供される。
これはもう希望しない方がおかしい。
ロべス:「すごい設備ですね…。」
レオン:「見たことが無いものばかりだな…。」
正直僕も驚いている。
この町に来たのは初めてで、
まさかこんなことになっているとは思っていなかった…。
元の世界で見たものとも違う。
魔法の特性を生かして、より効率化された機械だ。
住民の人達は、普通にそれを使って作業している。
アイさんが道を作る作業と諸々をやっている30日の間に
造ったのだろう…。
辺りは暗くなってきている。
アイ:「それじゃ、もう一つの観光地NRTへ移動しよう。
ソフィさんお願い。今度は私も一緒にいくね。」
ソフィさんの背に乗ってNRTへ移動する。
直ぐ近くの高所なので、直に着く。
ソフィさんから降りると、みんなが集まってきた。
楓:「総司君、ずっと会いたかった。」
白狐:「ずっとって…。二日しか経ってないわよ?」
デル:「朝に白狐ちゃんも同じこと言ってたからね?」
蘭:「アイさんはなんで水着なの…?温泉に入るため?」
アイ:「人魚の町からそのまま来ちゃっただけよ。
後で温泉に入るのは決まってたから、いいかなって。」
レン:「人魚の町に行ってたのか。俺も行ってみたかったな。」
デル:「綺麗な人魚がいっぱいいたわよ?」
アイ:「それじゃ、案内していくね。
ここにはもうコンサートホールを造ってあるの。
そこを見学したらみんなで温泉に入って、
その後に夕ご飯ね。宿泊所もあるから、実際に体験して
もらうためにも、今日はここで一泊していかない?」
デル:「運営や接客の練習とかは、まだ出来てないから、
その辺のことは大目に見てね。」
ルイ:「問題無い。君達との時間は何事にも勝る価値がある。
ここで一泊させて貰おう。」
マリー:「明日は休日ですから、役場の仕事の方も大丈夫です。」
僕達は休日とか気にしてなかったな…。
毎日が仕事であり、休日でもあるって感じだ。
コンサートホールは流石に演奏していない。
もう演奏は見てもらっているので、建物と中を見て貰うだけにした。
その他にもいくつかの公園を順番に案内して見てもらう。
アイ:「それじゃ、最後に温泉に行こう。
みんな畏まった服で窮屈だろうから、浴衣を用意しておくよ。
温泉から出たらそれに着替えてね。」
そういえば、僕はNRTの温泉は見てない。
混浴だけなのかな?男女別の温泉とかもあるのかな?
温泉は複数あるから場所を分けるって方法もある。
誰か聞いてくれないかな…。
総司:(ごめん。僕はギリギリまで道路造りをしていたから、
NRTの温泉は見たことがないんだ。
狐人族の温泉と一緒で全部混浴なの?
ルイさん達は気にしないかな?)
アイ:(そういえば、あんまり気にせず
男女別にしたりはしなかったね…。)
全部混浴か…。僕は正直あまり良い思い出が無い…。
アイ:「全部混浴なんだけど、嫌な人はいる?
温泉を貸し切りにして別にすることも出来るけど。」
白狐:「中は湯煙がすごくて、ちょっと離れれば
ぼやけて見えるくらいよ?脱衣所は別だし、
それほど気にしなくても大丈夫よ?」
特に誰も反応しない。言い難いのかもしれない。
総司:(言い難いんじゃないかな…。
嫌な人は挙手とかにした方がよくない?)
ソフィ:(なんで自分で言わないの?)
マリカ:(総司はそういうところ、変に気を遣うからね。)
ソフィ:(仕方ないわね。)
ソフィ:「嫌な人は挙手して。」
僕が手を挙げようとすると、楓さんが素早く近寄ってきて、
挙げようとした僕の手を掴んで阻止してきた。
マリカ:(なんだ…。自分が嫌だったのか。見苦しいぞ。)
ソフィ:(上手く人に言わせて…。総司君情けない。)
アイ:「大丈夫そうね。」
最悪だ…。自分の評価を落としてまで、決行したのに…。
楓さんはそのまま手を握ってニコニコ僕の顔を見てくる。
楓:「総司君と温泉に入るのを楽しみにしてた。」
僕の意思も尊重してほしい…。
まあ、ここまで言われると悪い気はしないけど…。
案内された温泉は森の木々に囲まれていた。
そして池のように広い温泉だった。
自然と融合し、湯煙でぼやける様はとても幻想的だ。
お湯は白色で湯煙と綺麗に調和している。
温泉の中には形の違う大きな石がいくつかあり、
死角や影が出来る様になっている。
寄り掛かる場所にもなるし、人目を気にせずにくつろげる。
温泉の中を探索するのも楽しそうだ。
想像の遥か上をいく素晴らしい出来だ。
このセンスは狐人族の人達かな…。
少なくともアイさんでは無いと思う。
ルイ:「素晴らしいな。」
レオン:「こんな場所があったとは驚きだ。」
みんな感動して温泉の前で立ちつくしている。
総司:「女性達も来ますし、
早く中へ入って奥の方へ行きましょう。」
ルイ:「そうだな。」
みんな僕の方を見て少し顔を赤くする。
何でだ…。レンさんだって十分に綺麗な顔をしている。
何となく居心地が悪いので、
一人で人目に付きにくい場所を探して移動する。
ちょうど岩と岩の間で人目につかない岩陰を見つけて一息つく。
足を伸ばして上を向くと綺麗な月が見える。心が洗われるようだ。
とてもリラックスして眠くなってくる。
とても良い温泉だけど、寝ちゃう人がいてもおかしくない。
岩陰だと見えないから、寝ちゃうと危ないかも。
総司:(ちょっと眠いかも…。)
マリカ:(総司は温泉に入ると寝やすいな。
前も温泉の中で寝ちゃったし。)
総司:(マリカさん後よろしく…。)
マリカ:(仕方ないな…。)
僕は気持ちよく眠りについた。
あとはマリカさんが上手くやってくれるだろう。




