43.交流への道⑤領主との会談の準備
昨日は夕ご飯の後、寝る時間までシアちゃんに魔法の基礎を教えて、
そのままマリンさんの家に泊まった。
シアちゃんもペンギン達のところには戻らずに、
マリンさんの家に泊まっている。
この町にいる時も僕達と一緒にいることにしたのだろう。
僕は朝早く起きて、申し訳ないけどシアちゃんを起こして
ペンギン達の様子を見に行く。
外に出ると既にペンギン達が外を歩いていた。
痩せていないので、元々この町にいたペンギン達だと思う。
昨日の夜にアイさんがイルスの街へ行ったので、
戻ってきたのだろう。
総司:「おはよう。」
ペンギン達に挨拶するとギャーギャーと答えてくれた。
総司:「朝ご飯は食べた?」
ペンギン達は首を振る。
通じると思って話しかければ、
ペンギン達はちゃんと答えてくれる。
総司:「昨日この町に来たペンギン達が町の南側にいるんだ。
良かったら一緒に来ない?朝ご飯をご馳走するから。」
ペンギン達は手のようなフリッパーをバタバタさせて頷いている。
シア:「私もペンギンなの。今は人の姿になってるけど。
これから仲良くしてね。」
シアちゃんがペンギンの姿になるとペンギン達はビックリしている。
服は脱げて下に落ちる。再び人の姿に戻って服を着ている。
僕は見ない様にペンギン達の方へ一歩前へ出た。
総司:(早く物質化の魔法を教えないとね。)
マリカ:(そうだけど、すぐには難しい。
ゆっくり教えていくしかないね。)
総司:(そうだね。)
総司:「それじゃ、行こうか。」
ペンギン達は歩くのが遅いので、ゆっくり歩きながら移動する。
思ったより時間がかかりそうだ…。
総司:「ちょっと先に行ってて。
僕とシアちゃんはペンギン達と朝ご飯を食べるって伝えてくる。」
マリンさんの家に戻ると、
アクアさんが起きて朝ご飯の準備をしていた。
アクアさんに僕とシアちゃんはペンギン達と朝ご飯を
食べることを伝えて、ペンギン達のところへ戻る。
あんまり進んでいなかった…。
暫く歩くと、ペンギンの島から連れてきたペンギン達が見えてきた。
僕が手を振るとペンギン達もフリッパーを振ってくれる。
総司:「おはよう。この町に住んでいるペンギン達と
まずは顔合わせと思って、一緒に来てもらったんだ。
とりあえず、一緒に朝ご飯を食べよう。
何か食べたいものはある?」
ペンギン達はギャーギャー言っている。
ちょっとわからないな…。
シア:「イカが食べたいって言ってるよ。」
イカか…。
総司:(イカって出せる?竜の島で人魚達が
用意してくれたのを食べたことはあるけど…。)
マリカ:(大丈夫だよ。生のままがいいのかな?)
総司:(そもそも生以外で食べたことがあるのかな?)
マリカ:(生のままと焼いたのと両方作るか。)
僕は大きなトレイを二つ出して、
それぞれにイカの身をたくさん出す。
片方のトレイはイカを切り刻んでイカの肝焼きっぽくしてみた。
ペンギン達は生のイカを食べていたが、
何匹かは肝焼きの方を食べた。
肝焼きの方を食べたペンギンがギャーギャー言うと
もう何匹かのペンギンも肝焼きの方を食べ始めた。
美味しいって言っていたんだと思う。
僕とシアちゃんも肝焼きの方を食べた。結構美味しい。
ペンギン達は無言で食べ続けているが、
僕は食べながら話しかけてみる。
総司:「新しく来たペンギン達に良い狩場とかを教えてあげて
ほしいんだけどいいかな?」
僕は連れてきたこの町にいたペンギン達に言う。
ペンギン達はギャーギャー言う。
シア:「わかったって。良かったね!」
総司:「ありがとう。これから一緒にここで暮らしていく
仲間になって、仲良くしてくれると嬉しいな。」
ペンギン達は僕の方をみてギャーギャー言っている。
了承とお礼と、それぞれがそう言っているのがわかる。
この町にいたペンギン達とペンギンの島から来たペンギン達は
お互いを見ながら会話を始めた。
食べ物で釣ったみたいだけど、これが一番良い方法だよね。
このまま仲良くこの町で暮らしていってほしい。
シア:「お兄ちゃんと会ってから、良い事ばっかり。
美味しいご飯を用意してくれたり、
大きな船で安全な場所に連れて来てくれたり、
新しい環境で生きていく道を示してくれたり、
本当に神様みたいだね!」
総司:「そんなことないよ。僕はアイさんの真似をしているだけ。
本当に神様みたいなのはアイさんだよ。」
シア:「でも、もうみんなお兄ちゃんのこと神様って言ってるよ?」
ペンギン達の言葉が少しわかった気になってたけど、
わかってなかったね…。
でも、僕にとても良い感情を持ってくれているのは嬉しい。
誤解を解くついでに、アイさんのことも僕からお願いしておこう。
総司:「僕はみんなの仲間だと思ってる。
だから僕ととても仲良しのアイさんとも仲良くしてほしい。
アイさんもみんなと仲良くしたいと思ってる。
アイさんは怖い人じゃなくて、とても優しい人だよ。
アイさんは強い力があるから、
本能が恐怖を訴えてくるかもしれないけど、
それは力に恐怖しているだけで、本質じゃない。
それをこの町のペンギン達にも伝えてほしい。」
ペンギン達はフリッパーを振りながらギャーギャー言っている。
了承してくれているみたいだ。
総司:「ありがとう!」
一昨日、昨日と大したことはしていないけど、
僕のしたことが今、全て報われた気がした。本当に嬉しい。
まだ朝だ。今日もとても良い日になりそうな気がする。
僕とシアちゃんはペンギン達と別れて、マリンさんの家に戻る。
みんなも朝ご飯を食べ終わっている。
アクア:「総司様、丁度良いところにお戻りになりました。
アイ様からモニターで連絡が入っています。」
総司:「どうしたんだろ…。」
僕はモニターに魔力を通す。
アイ:「おはよう。ちょっと急な話になっちゃったんだけど、
領主様との会談の事前会談ってことで、領主様の息子さんを
筆頭に、何人か今から私達の家に来る事になったの。
それで、総司君達にも直に来てもらおうと思って。」
総司:「聞いた話だとイルスの街を運営しているのは
領主様の息子さんって話じゃなかったけ?
それって事前会談じゃなくて本番みたいなものじゃない?」
アイ:「そうなんだよね。
今朝、フランさんと会ってお話ししたら、私がイルスの街に
いる日を連絡するように言われていたらしいの。
私がイルスの街に来たら、直に事前会談という名目で
私達の家に来る手筈になっていたみたい。」
総司:「こういう場合って僕達が行くのが筋じゃないの?」
アイ:「私もフランさんにそう言ったんだけどね…。
私達に御足労をかけない様にと言われているみたいで…。」
総司:「そうなんだ…。随分と丁重な扱いなんだね…。」
アイ:「そうみたい。それで、折角だから北の大陸の有力種族の
代表も集めて、今後のことをしっかり話したいと思ったの。
元々、総司君、ソフィさん、私の3人のはずだったけど、
来るならこっちの参加者は私達で自由に出来るよね。
白狐さんとデルさんにも、さっき連絡したから、
こっちに向かってきてると思う。
総司君との連絡が終わったら私が迎えに行くから、
会談には十分間に合う。
総司君もソフィさん、アクアさん、シアちゃんを連れて、
こっちに来てほしい。」
シアちゃんはペンギンの代表ってことか…。
ペンギンは北の大陸で一番数が多い。
確かに有力種族と言えるだろう…。
意思疎通に難が有るから普通は考慮しないけど、
シアちゃんは普通に話が出来るしね。
総司:「わかった。みんなに声をかけて直に行くね。」
アイ:「ありがとう!」
僕はモニターを落として連絡を終える。
マリカ:(急な話に思うけど、よく考えたら武術大会が
終わったその日に、みんなで温泉に行っちゃったからね。
アイさんは既にイルスの街の住居の改善にかなりの貢献を
しているし、武術大会では有りえない程の力を見せている。
領主側からしたら、呼びつける訳にもいかないし、
機会をずっと待っていたのかもね。
私達がずっと帰ってこないまま一か月以上も経過してるから、
もう来ないかと思ってヒヤヒヤしてたかもね…。
だから、少しくらい強引でも失礼が無い範囲で、
会談を申し込んできた。そういう感じかな。)
総司:(今思うと確かにそうだね…。
領主様の方は僕達のことをあまり重要視していないと思って、
アイさんは良い状況を用意することで、こちらの提案に
意義と実現性を示す方に専念したんだと思うけど、
逆に気を揉ませたなら申し訳なかったかもね…。)
マリカ:(そうかもしれないけど、一時のことだ。
結果的にアイさんの方針の方が速く、
みんなが心から納得しやすい。アイさんは正しいよ。)
総司:(そうだね。)
総司:「アクアさんとシアちゃん、
それからソフィさんもちょっと聞いて。
今からイルスの領主様との会談の前に
領主様の息子を含む関係者と事前会談をすることになった。
それで、三人も今から一緒にイルスの街に行ってほしい。」
アクア:「私が同席するような会談では無いと思いますが、
アイ様と総司様がそうお望みなら、喜んで同行します。」
ソフィ:「会談の事前会談?よくわからないけど、
総司君と一緒に行けばいいのね。」
アクア:「本来は武術大会の流れの形式的な会談だと思います。
ですが、アイ様に対しては、
それだけでは済まないということでしょう。
依頼も含めて具体的なことは事前に合意を取った上で、
会談で責任者間で決まったこととして周知する。
そういうことだと思います。」
ソフィ:「なるほど…。」
シア:「そんな集まりに私も行くの?」
総司:「うん。シアちゃんはペンギン達の代表ってことだね。」
シア:「私達に代表なんていないけど…。
お話しするなら、確かに私がいいのかもしれないね。」
総司:「一昨日に知り合ったばかりなのにごめんね。
でも、その場にペンギン族の誰かが参加している
ということは、とても意味のあることだと思う。
出来れば一緒に来てほしいな。」
シア:「アクアお姉ちゃんと一緒だよ。
お兄ちゃんが望むなら、喜んで参加する。」
総司:「ありがとう。それじゃ、行こうか。」
マリンさんに後のことをお願いして、僕達は外に出る。
僕はシアちゃんを後ろから抱えて、
アクアさんとソフィさんに横から掴ってもらう。
総司:「それじゃ、出発するよ。」
「「「いってらっしゃい!」」」
人魚達が見送りしてくれる。
いつものロケット発射と高速飛行で直にイルスの街に着く。
屋上からリビングへ降りると、アイさん達は既に到着していた。
白狐:「総司、ずっと会いたかった。」
デル:「ずっとって…。二日しか経ってないよね…。」
フラン:「私なんて一か月以上会ってない。
武術大会の次の日から会ってないんだからね?
夜にはまた会えるかと…。遅くても次の日には…。
って、思って毎日仕事が終わった後に
この家に通っているうちに一週間。
アイさんが途中で来てくれて、
それからはこの家に住ませて貰ってるけど、
更にそれから一か月以上…。」
総司:「ごめんね…。」
そんな風に思っていたとは知らなかった…。
アイ:「いろいろ忙しくさせちゃったからね…。
私が悪いと思う。ごめんね。
でも、もっとモニターを活用していいんだからね?
そのために各所に作ってあるんだから。」
フラン:「邪魔したら悪いかなって…。でも、ありがとう。
またこういうことがあったら、モニターを使わせて貰うね。」
デル:「ところで、総司の後ろにいる可愛い子は?」
総司:「ペンギン族のシアちゃんだよ。
これから僕達と一緒にいることになる。
魔法使いだけど、まだ未熟だから、
みんなも時間がある時にいろいろ教えてあげてほしい。」
シア:「ペンギン族のシアです。これからよろしくお願いします!」
シアちゃんは言い終わるとペンギンの姿に戻る。
デル:「なにこれ超可愛い!魔法なら私が教えてあげるからね!」
デルさんはシアちゃんに抱きついた。
これって言うのはどうかと思うけど、
魔法使いとして優れたデルさんが教えてくれるのはありがたい。
それはともかく、長耳族は身軽って言ってたけど、
こういう時のデルさんは確かに素早い。
デルさんがシアちゃんを離すと、シアちゃんは直に人型に変わった。
白狐さんとフランさんが残念そうな顔をしている。
デル:「まずは変身後に服を纏った状態に
出来る様にしないとね…。」
それは是非早くお願いしたい…。
アクア:「服で思い付きました。事前会談とは言え
領主に相当する方がいらっしゃるのですよね?
服装はどうしますか?
このままという訳にはいかないのでは?」
フラン:「ごめん!確かにそうだよね…。
私が気が付かなきゃいけないのに、アクアさんありがとう。」
アイ:「急に私が言って集まって貰ったんだから、
私が配慮すべきだったね。
サクッと作るから、総司君以外は二階に来て。
総司君は自分で作って貰っていいかな?」
総司:「どんな服がいいんだろう…。」
マリカ:(私に任せろ。心配ない。)
総司:「あ、大丈夫。自分でやるよ。」
アイ:「それじゃ、よろしくね。カッコいい服にしてよね!」
アイさんがニコニコしながら二階へ行く。
みんなもアイさんに付いて行った。
マリカ:(アイさんからカッコいい服ってオーダーだから、
バッチリ決めていこう。総司は刀を持ってるから、
騎士の正装って感じがいいな。)
総司:(そういうのよく分からないからよろしくね…。)
マリカ:(任せろ。両手をあげて目を閉じていれば、
私好みのカッコいい感じにしてあげるよ。)
総司:(マリカさんの好みか。楽しみかな。)
マリカ:(言い方が悪かったな…。女性好みってことだ。)
総司:(マリカさんの好みがいい。)
マリカ:(了解だ。)
僕は両手を上げて目を閉じて待つ。
マリカ:(出来た。目を開けていいぞ。)
僕は自分の服装を見る。
黒のシャツとズボン、紺のベストに白いマント。
マントの襟の部分がかなり長い。
縁などに金の刺繍がしてある。豪華な服だ…。
髪の毛も先の方で縛ってある。
僕は魔法で鏡を出して確認する。僕じゃないみたいだ。
マリカ:(うん。いい感じだ。どこに出しても恥かしくないな。)
総司:(恥かしいから。お母さんみたいなこと言わないでよ。)
マリカ:(あー。ごめんごめん。でも、本当によく似合ってる。)
総司:(うん。すごくカッコいい。ありがとうね。)
少し待つとアイさんを先頭にみんな降りてきた。
アイ:「どう?似合う?」
アイさんはニコニコ顔でポーズを取りながら僕に言う。
正直に言うとあんまり…。背伸びしちゃってる感が出てる。
濃い青の大人っぽいドレスを着ている。髪も夜会巻きだ。
総司:「似合ってる…よ?とっても大人っぽい。」
マリカ:(アイさん…。ごめん…。全然似合ってないよ。
アイさんは存在が既に神々しいから
華美な服にすると煩く感じる。
それに無理に大人っぽくして残念な感じだ。)
マリカさんは容赦ない…。アイさん泣いちゃうぞ…。
ソフィ:(すごいダメ出し来た…。
マリカさんは私の服装は評価しなくていいからね…。)
デル:(私の服装もマリカさんの評価は無しで…。)
マリカ:(こういうのは身内の素直な意見が貴重なんだぞ?)
ソフィ:(マリカさんにも何か着せてやりたい…。って、
総司君の姿が既にそうなるのか…。
男装だけど、確かにすごくカッコいいね…。)
デル:(文句なしね…。)
アイさんは二階へ駆け込んでいった…。
念話が通じていないみんなは首を傾げている。
みんな綺麗で豪華なドレスだ。
シアちゃんはフワッとした綺麗なワンピースだ。
上から被れば直に着れそうな服にしたんだろう。
白狐:「総司カッコいい…。いつもカッコいいけど、
正装すると神々しいくらいだね。」
白狐さんがウットリ僕を見ている。
総司:「白狐さんもとっても綺麗で似合ってるよ。」
フラン:「やばいわ…。こんな綺麗な服売ってるの見たことない。
私が着ていい服じゃないわね…。」
デル:「こういう会談はまず見た目でビビらせないとね。
その後の相手の態度が全然変わってくるんだから。」
フラン:「いや…。もうこれ以上ないくらいにビビってるから
必要ないと思うよ?」
総司:「でも、デルさんの言ってることはもっともだと思う。
このリビングも少し飾ろうか。」
デル:「さすが総司。アイさんが変なことになってるから、
私達でチャチャとやっちゃおう。」
豪華で大きな丸テーブルとそれに合う椅子を出す。
壁は元々白く綺麗なままなので、そのままでいいだろう。
周りには綺麗な花と綺麗な器などを飾っていく。
天上には豪華なシャンデリアを付けた。
アイさんがパタパタと降りてくる。
アイ:「これでどうかな?」
さっきとは違ってちょっと自信無さげに言う。
うーん…。色と系統は変わったけど、本質が変わってない…。
総司:「いいんじゃないかな…。」
マリカ:(アイさんをそんな恥かしい姿で人に見せるのは嫌だ。
もう私がやる。)
アイ:(恥かしい姿って…。いくらなんでも泣いちゃうぞ…。
もうマリカさんがやってよ。)
アイさんが僕の手を引っ張って二階にいく。
ソフィ:(みんなのフォローはやっとくから
心配しないでいいからね…。)
結局アイさんは初めて会ったときの服装に少し装飾品を付けた
程度の服装になった。
でも、確かにこれがアイさんに一番似合う気がする。
透明感があって、精霊みたいに見える。
アイさんの場合は清涼で神々しい雰囲気を素で纏っているため、
華美な服や装飾は逆に穢してしまっている様に見えてしまう。
総司:「うん。申し訳ないけど、今の服装が一番良い。」
アイ:「そう?ならいいかな…。」
僕はアイさんの手を取って一階に降りる。
フラン:「はぁ~。総司君とアイちゃん…。
綺麗で幻想的だわ…。勇者と女神様って感じ…。」
デル:「アイさんはやっぱりそれが一番いい!」
アクア:「アイ様と総司様。共に神々しく美しいですね。
言えませんでしたが、先ほどの服装よりずっといいです。」
アイ:「そうかな?ありがとう。」
フラン:「おっと…。そろそろ時間だね。
私が家の前でお迎えしてくるね!」
アクア:「私も一緒に行きます。」
フランさんとアクアさんがリビングを出て行く。
事前会談とはいっても実質は本番の会談だ。
この場に北の大陸の有力な種族の代表と言うべき者が全て揃う。
とても大事な会談だ。気合を入れていこう。




