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アイの新世界(物語)  作者: 夢のファイヤー
北の大陸
40/89

29.武術大会①予選

目が覚める。

今日から武術大会が始まる。


総司:(おはよう。)

マリカ:(起きたか。昨日は熟睡出来たね。)

総司:(うん。寝覚めもバッチリだね。

  一か月頑張った成果が出るといいな。)

マリカ:(大丈夫だよ。本番は4日目だ。)

総司:(そうだね。)


僕は起きてリビングに行く。


アイさんとアクアさんは起きて朝食の準備を始めていた。


総司:「おはよう。」

アクア:「総司様。おはようございます。」

アイ:「お、総司君起きたね。おはよう。

  今日から4日間頑張ろうね!」

総司:「うん。アイさんと対戦するまでは負けないよ。」

アクア:「またアイ様と総司様の対戦が見れるのですね。

  私も楽しみです。」


アイさんは今日も元気だ。

アクアさんはアイさんのすることに、上手く手助けしている。

立ち回りがアイさんの秘書みたいだ…。


フラン:「おはよう!ちょっと早いけど迎えに来たよ。」

アクア:「おはようございます。」

総司:「フランさん、おはようございます。

   今日から4日間よろしくお願いします。」

フラン:「お!いいね!準々決勝まで残る気満々だね!」

アイ:「おはよう。私も残る気満々だよ!」

フラン:「頑張ろうね!」


フランさんも朝からテンションが高い。


アイ:「朝ご飯は食べた?」

フラン:「食べてないからご馳走になっていいかな?」

アイ:「もちろんいいよ。

  もうちょっとで出来るから待っててね。」

フラン:「ありがとう!」


みんなも次々に起きてリビングに降りてくる。


白狐:「おはよう。私達は見学だから、気楽だけど、

  総司達は頑張ってね。」

楓:「総司君おはよう。

  蘭と一緒に寝たら掴まれてて会いに行けなかった。」

蘭:「総司君の快眠を守るのも私の仕事だからね。

  みんなおはよう。」


暫くしてみんな揃ったので朝食にする。


フラン:「会場は北門の外だからちょっと遠いの。

  早めに行きましょうか。一番最初は総司君だからね。

  第二会場で9時からだよ。

  ソフィさんが14時から第六会場、

  アイちゃんが16時から第一会場だよ。」


朝食を食べ終わって、みんなで予選会場へ移動する。

僕達は走って移動する。周りの人達もみんな走っている。

参加者もいるだろうけど、見学の人も多そうだ。


「アイちゃん頑張ってね!」


走っているとアイさんは街の人からよく応援を受ける。


アイ:「私の試合は16時から第一会場だよー!」


「応援に行くよー!」


すっかり街の人気者みたいだ。

アイさんは試合時間を言ったり、笑顔で手を振って答えている。


デル:「さすがアイさん…。すっかり人気者ね…。

  試合を見たら、みんなドン引きするだろうけど…。」

白狐:「アイさんはそんなに強いの?」

デル:「間違いなく、この世界で一番強いよ。」

アクア:「人魚の島でアイ様と総司様は一度対戦しています。

  その時はアイ様が勝利しました。」

白狐:「そうなんだ…。総司に勝っちゃうのか…。

  見るのが楽しみね。」

フラン:「もうすぐ北門よ。会場は門を出てすぐだから。」


門を出たらすごい人の数だった。

既に前の試合の人達が戦ってる。


街中の人がいるんじゃないかと思うほどだ。

暫く行くと第二会場の立て札がある。


試合会場は直径50mほどの円形でメッシュの

フェンスで囲まれている。


その周囲を立体の座席が囲んでいる。

観客はフェンス周囲の座席から応援したり観戦したりしている。


ソフィ:「すごい人と熱気だね!」

フラン:「今日は参加者だけでも3500人以上いるからね。

  応援も含めると20万人くらいいるかも。

  応援の他にも誰が強いかを見て回ってる人もかなりいるよ。

  予選を勝ち抜いた人が賭けの対象になるからね。

  例年はイルス兵団の魔法使いが有力候補ね。」

デル:「私もこれまでの武術大会はこっそり見に来てたんだけど、

  今年の予測は超簡単ね~。

  実は私が大昔に当時の領主と一緒に

  武術大会と賭博のシステムを作ったの。

  運営に必要な魔道具とかも作って提供したんだから。」

ダリア:「たまに居なくなるのは、そういう事だったんですね…。」


そうすると…。

もしかしたら、イルス兵団の設立もそれに関係するのかも。


昔の出来事は有ったことに対して、

その背景を後で推測するのは本当に難しいんだね。


こういう表に出ない要因が絡んでいたりする。


デル:「今回は一位は間違いなくアイさんよ。

  二位はトーナメントの組み合わせ次第かな。

  総司とソフィさんのどちらか。

  アイさんと決勝まで当たらない方が残る。

  お金が欲しかったら大量に突っ込んどきなさい。」

レン:「俺も買っておこう。

  せっかくだから何かしら参加したい。」

ナギ:「良いこと聞いちゃった。儲けるチャンスね。」


フラン:「聞いちゃいけない話を聞いた気がするわ…。

  武術大会と賭博に関して、特に魔道具が充実しているのは

  長耳族の代表さんの魔法のお蔭だったのね…。

  ええと…。武術大会の賭博についてだけど、

  夜の22時くらいに明日からのトーナメント表が

  各役場で貼り出される。それを見てみんな決めるのよ。

  賭札が売られるのは、今日の深夜から明日の朝までよ。

  知らないと忘れちゃうから気をつけてね。

  今日から最終日の夜まで、

  イリスの街は朝まで営業しているお店がたくさんあるよ。

  出店もいつもより、たくさん通り沿いに出てる。

  参加者以外の人はこっちで楽しむ人も多いわ。」

蘭:「楽しそうね!」


フラン:「予選だけど、各会場に審判が複数いるわ。

  審判は引退した元兵団員がボランティアで

  やっているから、見る目は確かよ。

  周囲に観客もたくさん居るし、不正は心配しなくていい。

  全員が中に入り、近い人同士で戦っていく。

  後ろから攻撃するのは反則よ。

  30分弱の間、負けずに残り、多数倒した人が勝者ね。

  会場の審判が数を数えているわ。

  敗北判定は戦闘不能状態、場外、

  両手を上げてるか、降参宣言させることね。

  負けた人はフェンス際に行くか、

  会場から出て手当を受けてね。

  最後に最多勝利数が同じ場合はクジで決める。」

アイ:「複数いる中で1対1か…。

  大きな魔法は使えないね。」


総司:「腕とか斬り飛ばしちゃって大丈夫なの?」

フラン:「一番わかりやすい勝ち方がそれね。

  止血が出来ない人はいないから、死ぬことは無いけど、

  魔力が低い人は直るのにしばらくかかるくらいは

  覚悟しないとね。でも、終わった後に親切な人が回復の

  サポートをしてくれたりするよ。

  総司君達は心配ないだろうけど。」

総司:「会場でも怪我をしている人を見たら直してあげよう。」

アイ:「そうね。」

ソフィ:「あの辺に怪我している人が固まってるね。」

アイ:「それなら私が行ってくる。総司君はもうすぐ試合でしょ。

  頑張ってね。ちゃんと見てるからね!」


アイさんは怪我人が多い場所へ走っていった。


フラン:「もうすぐ総司君の試合よ。そろそろ第二会場の

  入り口に集合の合図があるから準備して。」


「各会場、9時からの試合の参加者は、

 それぞれの会場前に集合してください。」


アナウンスが流れた。


総司:「よし!行ってくる!」


みんなから声援をもらいながら、僕は会場の入り口へ行く。

途中でシモンさんとアガサさんを見かけたので声をかける。


総司:「おはようございます。」

シモン:「おはよう。総司君も第二会場?」

総司:「そうです。」

シモン:「一緒か…。お手柔らかにね。」

総司:「こちらこそ、よろしくお願いします。」

アガサ:「おはよう。総司君も頑張ってね!」

総司:「ありがとうございます。」

シモン:「そろそろ行こうか。

  最初から対戦は気まずいから、最初は離れた位置にしたいな。」

総司:「そうですね。」


第二会場の入り口が開き、前の試合の対戦者が出てくる。

僕は出てくる人達の中で大きな怪我を負っている人達に

回復をしながら会場に入る。


「ありがとう。助かった。会場の外から応援させて貰うよ。」


会場に入ると参加者は適度にばらけて立っている。

それぞれ、最初の対戦相手に決めた人同士で目を合わせている。


僕の近くの人も僕を見て観察している。

最初の相手はこの人だね。


イルス兵団の人達が身に付けている鎧を着ている。

参加者の半数以上がイルス兵団の人だから、

装備で判断出来る材料が少ない。


まだ構えてはいないので、わかるのは、

この人は剣を使うということくらいだ。


対戦者1:「最初は綺麗なお嬢ちゃんが相手か。」


相手はとても落ち着いている。30代くらいに見える男性だ。

武術大会も何度も参加しているのだろう。ベテラン兵の雰囲気だ。


総司:「僕は男ですけど…。お手柔らかにお願いします。」


「開始10秒前!」


アナウンスが流れる。会場にいる参加者全員が構える。

相手も剣を抜いて構える。僕も刀に手をかけて戦闘態勢に入る。


各会場も時間を合わせていて、一斉に始まる。

観客席からの声援も消えて静かになる。


みんなマナーが良いね。


10秒が長く感じる。周囲にも注意を向けつつ集中出来ている。


「始め!」


開始の合図と同時に超加速で刀に手をかけたまま突進する。


相手は慌てて剣を振り上げる。更に速度を上げて抜き打ちして

振り上げた両手を切り落とし、相手の首に刀を当てる。


対戦者1:「降参する。」


僕は直に相手の両手を復元する。


対戦者1:「ありがとう。すごいね…。」


僕は笑顔で答える。

対戦者1は周囲のフェンスに向かって行く。


僕は周囲を見回し、次の対戦相手を探す。

最初の対戦相手に漏れた人がいたので、そちらに走って向かう。


相手が僕に気が付き、槍を構える。

僕はそのまま突進すると相手が槍を突いてきた。


僕は突き出された槍の穂先から刃を滑らせて相手の左手を斬り、

返す刀で相手の首に当たる瞬間に刀を止める。


対戦者2:「降参!」


周囲の参加者はまだ対戦している。

僕は一呼吸おいて周囲を眺める。魔法使いは居ないみたいだ。

少し離れたところで対戦が終わった。


僕は直にそちらに走って向かう。相手もこちらに向かってくる。

間合いに入った所で相手が剣を上段から振り下ろしてくる。


僕は左に躱し、振り下ろされた相手の両腕を横薙ぎ斬りおとす。


対戦者3:「マジか…。参った…。予選落ちか…。」


対戦相手の両腕を復元する。まだ周囲の人は戦っている。


対戦者3:「ありがとう。俺もイルス兵団では強い方だけど、

  お嬢ちゃんみたいに桁違いに強い人は見たことが無い…。

  今回の優勝は間違いなく、お嬢ちゃんだよ。

  負けたけど、賭けで勝てる確率が上がったと思えば、

  むしろラッキーかな。」


清々しい爽やかな笑顔だ。

これまでの対戦相手の3人は全てイルス兵団の人だ。

この人の太刀筋は特に鋭かった。強い人なんだろう。


総司:「優勝は無理ですね…。それと僕は男ですから…。」

対戦者3:「そうなのか?まあ、どっちでもいいか。

  予選落ちは悔しいけど、相手が悪かったな…。

  負け惜しみじゃないぞ?本戦で見たら応援するよ。」


再び対戦が終わった人のところへ走っていく。

こうして僕は12人ほどの人と対戦し勝利した。


全員で30人弱だったから半分近くを倒したことになる。

時間も半分以上残して終わった。


観客席から大歓声を受ける。

会場内の怪我をした人の治療をする。シモンさんもいた。


シモン:「ありがとう。ビックリするくらい強いね…。

  武術大会にはずっと参加しているし、見てきたけど、

  今回の優勝は総司君で間違いないね…。」

総司:「優勝は無理ですよ。もっと強い人がいますから。」

シモン:「アイちゃんかな?

  一か月仕事を見てたけど、すごい魔法使いだね…。

  街でも、もう人気者だよ。

  だけどアイちゃんが、戦う姿は想像できないな…。

  あんな可愛い子がねぇ…。」


全員の治療が終わると、対戦者の人達が僕のところに来て

声をかけてくれた。


「第二会場は試合が終了しました。会場の入り口を解放します。」


全体アナウンスが流れる。周囲からどよめきと歓声が起こる。

予選で制限時間前に試合が終わるのは珍しいみたいだ。


僕が会場を出ると、入り口にはたくさんの人が集まっていた。


「お嬢ちゃんすごいね!」

「本戦も応援するよ!」

「優勝はお嬢ちゃんで決まりだね!」


総司:「ありがとうございます。本戦も頑張ります。

  それと…。僕は男です。」


どよめきと黄色い歓声が起きた。

僕はみんながいる観客席へ行く。


アイ:「お疲れ様!カッコよかったよ!」

ソフィ:「総司君強くなりすぎ。」

アクア:「お疲れ様でした。」

楓:「総司君すごくカッコよかった!」

蘭:「流石だね!」

白狐:「お疲れ様。総司ならこのくらい当然だよね。

  入り口で迎えたかったけど、人が多くて行けなかったわ。」

ナギ:「総司君ヤバいわね…。」

マリン:「ほんとヤバい…。本能が抑えられなくなりそう…。」

フラン:「うひゃ~~。総司君こんなに強かったんだね。

  冗談抜きで優勝しちゃいそう。

  というか勝てる人が想像できないわ…。」

総司:「ありがとう。本戦が本番だね。」


僕は笑顔で答える。


マリカ:(お疲れ様。私が何もしなくても問題なかったね。)

デル:(すごいわねぇ…。同じ転生者とは思えないわ…。)

ソフィ:(お?デルさんも念話が使えるのか。)

デル:(そうなの。ソフィさん、よろしくね。)

ソフィ:(こちらこそ。)

マリカ:(言ってなかったな…。ごめんごめん。)


アイ:「次のソフィさんの試合は午後だし、

  ただ観戦してるいるよりも、みんなで怪我している

  人達の治療をして回ろうよ。」

総司:「そうだね。さすがアイさん。僕もそうしたい。」

アイ:「班に分けよう。私と総司君は一人ずつ、

  狐人族さん、長耳族さん、人魚族で3班。

  ソフィさんは狐人族の班と一緒にお願い。

  全部で5班だね。

  フランさんは総司君について行って。

  総司君を一人にしておくと、女性がドンドン増えて

  いっちゃうから。」

フラン:「わかったわ。総司君とデートね!

  お姉さんに任せて!」

楓:「む…。」


アガサ:「来て丁度良かったわ。

  アイちゃん一人だと寂しいだろうから、

  私と旦那がアイちゃんと一緒に回るね。

  この一か月、いつも一緒だったし。」

アイ:「ありがとう!昼食はどうしようかな。」

フラン:「お昼近くになると会場にも露店がたくさん

  出来るから、そこで食べようよ。」

アイ:「それがいいね。

  それじゃ、集合は午後のソフィさんの試合会場で。

  昼食は各班で各々露店で済ませよう。

  ソフィさん。14時から第6会場よ。

  忘れたり、間違えたりしないようにね!」

ソフィ:「大丈夫よ。心配ないわ。」


危険な匂いがする…。時間が近くなったらソフィさんに

声をかけた方が良いかな…。白狐さん達もいるから大丈夫かな?


いつもながら、アイさんが仕切ると、どうしても仕事っぽくなる。

僕もそれが一番良いと思うから問題無いけど。


アイさんと僕でみんなにお金を配る。デルさんは大丈夫そうだ。


アイ:「それじゃ、回復班出発!」


僕はフランさんと一緒に走り出す。

怪我人を見かけては治療して回る。

手や足が無い人、身体に包帯を巻いている人もいた。


フラン:「すごいわね…。一瞬で手足が生えてくる…。」


「ありがとう。助かるよ。数日は動きにくくて困るとこだった。」


総司:「いえいえ。」


治療した人と一言二言話をして次の人へ移って行く。

そうしていると怪我をしている人の方から近くに来てくれた。


「ありがとう。こんな綺麗なお嬢ちゃんに治してもらうと、

前よりも調子が良くなった気がするよ。」


総司:「そう言ってくれると嬉しいです。

  それと…僕は男ですから…。」


もう周りに怪我をしている人はいないみたいだ。


総司:「思いの外すぐに終わっちゃいましたね…。」

フラン:「もうすぐ試合が終わるから、怪我した人が

  たくさん出てくるよ。」

総司:「わかりました。」

フラン:「総司君は物質化の魔法が使えたよね。

  手に持てる看板に「治療します。」って書いたものを

  作ってくれれば、私が持ってるよ。

  その方がわかりやすいでしょ。」

総司:「良いアイデアですね。」


僕は持ち手の付いた看板を作り、両面に文字を書く。


総司:「僕が持っているので、怪我人が来たらお願いします。」

フラン:「わかったわ。総司君は本当に何でも出来るね。

  見た目は女の子みたいに綺麗で可愛いし、

  親切で、物腰は柔らかくて丁寧で優しいし、

  おまけに戦闘では圧倒的に強くてカッコいいし、

  お姉さんも困っちゃうわ…。」

総司:「どこに困る要素があるのかわからないですけど…。

  僕はフランさんが一緒にいてくれて助かってますよ。」

フラン:「総司君は危険だわ…。」


怪我をした人の治療を続けているうちに昼食の時間になる。


「昼食をご馳走させてほしい。何かお礼がしたいんだ。」

「俺も。」

「私もそう思って来たの。」

「一緒にいる人も遠慮はいらないよ。」


人が集まって来る。怪我の治療をした人達だ。


総司:「ありがとうございます。ありがたくご馳走になります。」


「おお!良かった。あそこで座って待っていてくれ。」

「俺はあっちの露店からいろいろ買ってくる。」


僕は座れるところに案内される。

みんな露店に食べ物を買いに行ってくれた。

たくさんの種類の食べ物が用意されていく。


「どれでも好きなだけ食べてくれ。

足りなければまた買ってくるよ。」


もう食べきれないほど、一杯ある。


総司:「こんなに食べきれないので、みんなで食べましょう。」


「武術大会の参加者なのかい?」

「応援に行きたい。」


総司:「僕も参加者ですが、僕の試合はもう終わっています。」


「そうなんだ…。見たかったわ。」


フラン:「総司君は9時からの第二会場の試合の勝利者よ。

  すごく強かったの。もうビックリするくらい。

  みんな一撃で倒しちゃって。

  勝数12って間違いなく大会記録だよ。」


「制限時間前に終了のアナウンスが有った試合か!」

「勝数12って半分近く一人で倒しちゃってるじゃん!」

「違う違う。最初の一人を倒した相手の

 ほぼ全員を倒したってことだよ!」

「すげー!」

「本戦は絶対に応援に行くね!」

「私も!もう総司君のファンになっちゃった!」

「俺も!」

「私も!」


フラン:「確かにアイちゃんの言う通りになりそうね…。」

総司:「いや、フランさんのせいですよね?」

フラン:「誇張もしてないし、嘘も言ってないもん。」


たくさんの人が来てくれて賑やかな昼食だった。

午後の14時からソフィさんの試合だ。

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